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エル・ティー・エス【6560】

  • エル・ティー・エスが12月14日、マザーズに新規上場
  • AIなど先端技術活用コンサルティング会社
上場市場 マザーズ
予想価格630円
上場日2017年12月14日
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天野秀夫
天野秀夫
エル・ティー・エス(6560)のサムネイル
初値期待度5
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力3

エル・ティー・エスが12月14日、マザーズに新規上場/AIなど先端技術活用コンサルティング会社

エル・ティー・エス(6560)が12月14日、マザーズに新規上場する。ロボティクス(RPA)、AI(人工知能)、ビジネスプロセスマネジメントを活用して、企業変革と働き方改革を促進支援するサービスを提供するコンサルティング企業。

会社設立は2002年3月で、顧客企業の事業構造を可視化してプロセス改善に必要な手法を立案・実行する「プロフェッショナルサービス事業」を主力とする。戦略立案のみならず、必要な人材の育成まで対応することが特徴。2010年7月には日本e-ラーニング大賞「経済産業大臣賞」を受賞、2013年3月には香港に現地連結子会社を設立している。

2014年7月には新規に「プラットフォーム事業」を立ち上げ、ITに関する課題を抱える企業と、解決手段を持つ企業・人材とを直接結びつける「アサインナビ」の運営を開始した。会員数は2017年9月末時点で法人2557社、個人2629人の計5100を突破。立ち上げ当初は赤字が続いたが、2017年12月期第3四半期(1-9月)で黒字転換を果たしている。

前2016年12月期の売上高19億7600万円のうち、プロフェッショナルサービス事業が18億7300万円、プラットフォーム事業が1億200万円とプラットフォーム事業はまだ小粒だが、売上高の拡大ピッチは大きい。経産省、総務省といった官公庁の他、食品、製造、エネルギーなど幅広い企業分野で取引実績を持つ。直近の大口取引先にはDIC(4631)とLIXIL(5938)が名を連ねている。

エル・ティー・エス(6560)の基本情報

企業名株式会社エル・ティー・エス
会社URLhttps://lt-s.jp/
証券コード・市場 マザーズ (6560)
上場予定日2017年12月14日
業種 サービス業
事業内容企業変革と働き方改革を推進するプロフェッショナルサービスの提供、人材マッチングサービス
本社所在地東京都新宿区新宿二丁目8番6号
社長樺島弘明
設立年月2002年03月22日
決算期12月末
上場前資本金306,880千円

事業の特徴と魅力

目論見書では、RPA(ロボットによる業務自動化)やAI(人工知能)の活用といった言葉が多用されており、相場の時流に乗る存在でしょう。コンサルティング会社の評価は難しいが、取引先企業の規模や業種の広さと、今12月期業績のV字回復予想から見ても、企業成長の勢いが感じられます。経済産業省や総務省など官公庁が取引先として実績があることも強みとして働くでしょう。取引先に金融機関が少ないことがむしろ相場的には穴株的な魅力を引き出しています。

初値予想

想定価格 630円
仮条件 630円〜 680円
公開価格
初値予想 1,800円

初値予想と上場後の見込み

「IT・ネット系企業」「資金吸収、時価総額が軽量」「業績変化率大」と公開価格に対して初値が飛びやすい条件が揃っています。そして、、最大の魅力は公開価格が600円台という値ごろ感です。ちなみに、株価が3ケタだった最近の銘柄の初値はポエック(9264)が公開価格から4.3倍の3280円、テックポイント(6697)が69%高の1072円と好スタートを切っています。ちなみに、テックポイントは上場9営業日目に2950円まで上昇しています。

初値が穏健となったとしても、その後のセカンダリーで買い進まれる可能性は高いでしょう。幹事団がネット専業、中堅証券に広がっていることから、幅広い個人投資家に利益をもたらす銘柄となりそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-11-29〜 2017-12-05
当選発表(公開価格決定)日 2017-12-06
購入申込期間 2017-12-07〜 2017-12-12

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 500,000
売出株数(OAを含む) 247,500
当選株合計 747,500

IPO申込みにおすすめのネット証券

比較的、初値が好スタートを切りやすい大和証券を主幹事として、ネット証券、中堅証券に幹事証券が広がっています。SBI、SMBC日興、マネックス、岩井コスモからネット申し込みが可能です。「プラットフォーム事業」でつながりを持つ大株主のシステム開発会社クレスコ(4674)は売り出しに参加します。ロックアップは解除付きで90日間が上位大株主に付いています。

IPOの集中時期の登場となり、アルヒ(7198)との同日上場ですが、想定発行価格ベースの資金吸収額が4億7000万円と小型なこともあり、需給面での大きな不安はなさそうです。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
樺島 弘明23.64%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)クレスコ15.81%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)ドリームインキュベータ12.16%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
李 成一8.69%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
グローバル・ブレイン5号投資事業8.21%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
塚原 厚7.02%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
金藤 正樹6.90%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)エル・ティー・エス4.95%
吉田 悦章2.38%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
高麗 貴志2.02%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除

業績変化率よりも値ごろ感が魅力

2017年12月期は売上高で前期比21%増、純利益は黒字回復を計画し、経常利益は15倍増を会社側は見込むなど“勢い”が感じられる業績伸長が好材料として働くでしょう。

しかし、最大の魅力は株価の値ごろ感です。最低投資金額が7万円程度と、公開価格が600円台のIT企業の登場とあってかなりの人気化が予想されます。周辺時期のIPOでは東証1部直接上場など大型案件が多いことから、エル・ティー・エス(6560)の事業内容と値ごろ感の魅力は際立ちます。上場後は企業価値を放れた相場が展開されることも予想されます。

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