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Link-U【4446】

  • Link-Uが7月18日、マザーズに新規上場
  • マンガアプリの電子書籍配信サービスが主力
上場市場 マザーズ
予想価格2,580円
上場日2019年07月18日
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天野秀夫
天野秀夫
Link-U(4446)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度4
上場時話題性4
事業成長性4
事業収益力4

Link-Uが7月18日、マザーズに新規上場/マンガアプリの電子書籍配信サービスが主力

Link-U(4446)が7月18日、東証マザーズに新規上場する。2013年8月に設立された同社は、サーバー技術を用いたデータ配信、分析・処理を主としたインターネット事業を展開している。その特徴はマンガアプリの電子書籍配信サービスが主力となっていることにある。

事業セグメントは売上高の9割超を占める 「リカーリングサービス事業」と、「初期開発・保守開発サービス事業」、Webサイト開発などスポットの開発案件の「その他サービス事業」の3つに分類される。

主力のリカーリングサービス事業は電子書籍配信サービスが中心で、配信者であるコンテンツホルダーや配信者からサービス運営を委託されている企業とのレベニューシェア契約、月額固定収益によって収益が成り立っている。サーバーの調達、システムの構築、データセンター設置のサーバー保守運用、継続するスマートフォンアプリケーションの開発・アップデート、サービス運用及び広告運用などを手掛ける。

その大手顧客には、小学館が提供するマンガアプリ「マンガワン」、スクウェア・エニックスが提供する「マンガUP!」、白泉社が提供する「マンガPark」。集英社の「MANGAPlus」と「マンガMee」などがある。「ONE PIECE」「僕のヒーローアカデミア」「DRAGONBALL超」などの人気作品が掲載されている「マンガワン」については、今年1月から英語版、2月からはスペイン版の提供も手掛けている。

このほか、メディアシークが運営するQRコードリーダーアプリ「ICONIT」のサーバー保守運用を担っている。

今2019年7月期業績は、売上高10.6億円(前期比75%増)、経常利益3.7億円(同79.1%増)の増収増益の見通し。通期計画に対する第3四半期末k進捗率は、売上高で76.5%、経常利益で98.9%となっている。

Link-U(4446)の基本情報

企業名株式会社Link-U
会社URLhttps://www.link-u.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (4446)
上場予定日2019年07月18日
業種 情報・通信業
事業内容サーバー技術を用いたデータ通信、分析・処理を主としたインターネット事業
本社所在地東京都千代田区神田駿河台4-4-1
社長松原裕樹
設立年月2013年08月20日
決算期7月末
上場前資本金43,450千円

事業の特徴と魅力

Link-U(4446)の特徴はマンガアプリの電子書籍配信サービスにおいて、人気作品、ヒットコンテンツを多数抱える集英社と小学館と組んでいることが強みです。無料マンガアプリが主流だった時期に業界初の課金ベース型マンガアプリをリリースしたのがLink-Uでした。海賊版サイトの影響が一時は深刻な業界でしたが、違法ダウンロード規制の強化が功を奏して、そのマイナス影響は後退しています。

ビジネスモデル的にも、自社設計のオリジナルサーバーを基軸としたデータ配信と、そのデータを蓄積・分析・処理するAIソリューションを併せてワンストップで提供するサーバープラットフォームビジネスを特徴としており、マンガ以外の領域にどのような形で成長領域を広げていくかに関心が向かっています。

初値予想

想定価格 2,580円
仮条件 2,580円〜 2,820円
公開価格
初値予想 4,600円

初値予想と上場後の見込み

Link-U(4446)の想定価格2580円から試算した想定時価総額は114.9億円、市場からの資金吸収額は15.2億円で、東証マザーズIPOの中型案件となります。

需給的にはやや重量感がある銘柄ですが、マンガアプリの開発は人気テーマとなっており、前後のIPOスケジュールが空いていること、初値が飛びやすい日興主幹事、業績も伸びている、大株主のロックアップもしっかりと掛かっていることなどから、初模は大幅高が想定されます。上場後も商い人気が継続しそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-07-02〜 2019-07-08
当選発表(公開価格決定)日 2019-07-09
購入申込期間 2019-07-10〜 2019-07-16

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 251,000
売出株数(OAを含む) 338,900
当選株合計 589,900

おすすめのネット証券

Link-U(4446)の主幹事はSMBC日興証券です。SBI証券、野村、いちよしも幹事団に入っており幹事団の構成的には面白いメンバーです。主幹事の日興は、このLink-Uの登場から11日後に大型IPOとなるブシロード(7803)の主幹事を控えていることから、Link-Uの成功は必達でしょう。

大株主構成は会社関係者と取引先関係の法人で占められておりベンチャーファンドはありません。ロックアップはしっかりと掛かっており、上場前株主数も少ないことから需給は締まっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SMBC日興証券90.49%533,8005,338
幹事SBI証券4.34%25,600256
野村証券3.48%20,500205
極東証券0.42%2,50025
いちよし証券0.42%2,50025
エース証券0.42%2,50025
岡三証券0.42%2,50025

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
松原裕樹40.72%上場日から180日間
山田剛史40.72%上場日から180日間
(株)メディアシーク9.05%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
前田有幾2.71%上場日から180日間
(株)セレス0.95%継続保有の意向
(株)ACCESS0.95%継続保有の意向
井上裕貴0.59%上場日から90日間
広畑壮一郎0.59%上場日から90日間
村上航規0.59%上場日から90日間
友野拓也0.59%上場日から90日間
松田暁0.59%上場日から90日間

メディアシークなど上場3社が大株主

大株主に3つの上場会社があります。QRコード読み取りアプリのメディアシーク(4824)、スマホ向けポイントサイトのセレス(3696)、電子書籍ソリューションを手掛けるACCESS(4813)の上場企業が大株主に加わっています。電子マンガアプリとしては大手と組んでおり、その収益力は高そうです。

ただ、マンガアプリの提携出版先は、ほぼ組み合わせ先が決まり大幅な新規開拓は難しくなってきています。将来的な成長の源泉をどこに求めてくるかが注目されます。また、主要取引先である小学館、スクウェア・エニックスなどと資本面での提携に進むかも関心を呼ぶところです。

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