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共栄セキュリティサービス【7058】

  • 共栄セキュリティーサービスが3月18日、JASDAQスタンダードに新規上場
  • スポーツイベントでも実績を持つ警備会社
上場市場 JASDAQ
予想価格2,070円
上場日2019年03月18日
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天野秀夫
天野秀夫
共栄セキュリティサービス(7058)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

共栄セキュリティーサービスが3月18日、JASDAQスタンダードに新規上場/スポーツイベントでも実績を持つ警備会社

共栄セキュリティーサービス(7058)が3月18日、JASDAQスタンダードに新規上場する。同社は1985年5月15日に設立され施設警備、雑踏・交通誘導警備を中心とした警備業を展開している。前期実績で売上高の67.0%を施設・巡回警備分野、同29.2%を雑踏・交通誘導警備分野、3.8%をその他が占める。

主力業務である「施設警備」では、出入管理・巡回・緊急対処等を行う。サッカーワールドカップ日韓大会(共催)では宮城会場、埼玉会場、新潟会場、静岡会場の警備を実施するなどラグビーW杯や東京五輪に向けて「イベント警備」の実績を積み上げている。主に女性警備員による企業受付業務や商業施設のレセプション・コンシェルジュを手掛けていることも特徴の一つだ。このほか、駐車場警備、空港消防業務を手掛ける。

「雑踏・交通誘導警備」分野では、路上工事現場や建築現場などの交通誘導警備、ラグビー、マラソン等のスポーツ競技大会やコンサートなどのイベント会場のイベント警備、高速道路やサービスエリア・パーキングエリアにおけるハイウェイ・セキュリティー、「その他」では企業役員をはじめ、ハリウッドスターやアーティスト等の身辺警護ボディーガード業務、駐車場運営管理、マンション代行管理、建物・設備管理を手掛けている。

2018年3月末時点で契約企業数は634社、従業員数は1587名、拠点数は北は北海道、西は大阪までで17拠点を擁している。

2019年3月期の業績は、売上高が前期比6.2%増の56.7億円、経常利益が同6.9%増の4.1億円と増収増益の見通し。なお、通期計画に対する第3四半期末時点における進捗率は、売上高42.4億円で74.7%、経常利益3.6億円で88.2%となっている。

共栄セキュリティサービス(7058)の基本情報

企業名共栄セキュリティサービス
会社URLhttps://www.kyoei-ss.co.jp/
証券コード・市場 JASDAQ (7058)
上場予定日2019年03月18日
業種 サービス業
事業内容施設警備、雑踏・交通誘導警備を中心とした警備業
本社所在地東京都千代田区九段南1-6-17 千代田会館
社長我妻文男
設立年月1985年05月15日
決算期3月末
上場前資本金50,000千円

事業の特徴と魅力

共栄セキュリティーサービス(7058)は、テコンドー元全日本優勝者や格闘技の現役選手など格闘技に精通しているスタッフが在籍しているという特徴を持っています。こうした流れから、国内外の要人の身辺警護や、2002年のサッカー世界選手権大会(日韓共催)の警備実績のほか、ラグビー国際試合、マラソン大会、プロゴルフメジャー大会の会場警備など、スポーツイベントに強い実績を持つという特徴があります。

異彩な分野では、新幹線列車内を警戒する警乗警備や、駅ホーム等の警戒を行う鉄道警備隊の展開にも取り組んでいます。

初値予想

想定価格 2,070円
仮条件 2,040円〜 2,100円
公開価格 2,100円
初値予想 2,500円

初値予想と上場後の見込み

共栄セキュリティーサービス(7058)の想定価格2070円から試算した想定時価総額は29.8億円、市場からの資金吸収額は10.2億円でJASDAQスタンダード上場の中型案件としての規模を持ちます。事業内容は警備業で派手さはなく人気化は望めませんが、想定価格2070円のPERは11倍、PBRは0.95倍と割安に設定されているので、初値が公開価格を割り込むことはないでしょう。

一方、警備業は国内での国際的なイベントが複数預定されていることから、物色テーマとして浮上した経緯があります。上場後はこのテーマ性の浮上と業績にらみとなるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-02-28〜 2019-03-06
当選発表(公開価格決定)日 2019-03-07
購入申込期間 2019-03-08〜 2019-03-13

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 400,000
売出株数(OAを含む) 94,500
当選株合計 494,500

おすすめのネット証券

主幹事証券はみずほで、幹事団に野村、大和、日興といった他の国内大手は見当たりません。最近、幹事団入りが増えてきたあかつき証券が参加しています。また、岡三オンライン証券マネックス証券DMM株からの参加も可能となっています。

大株主は会社側の経営者、経営者の関連企業が大株主の上位を占めており、ロックアップも解除条項無しで長期間掛かっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事みずほ証券91.30%451,5004,515
幹事SBI証券2.61%12,900129
岡三証券1.74%8,60086
いちよし証券1.74%8,60086
あかつき証券1.74%8,60086
岩井コスモ証券0.87%4,30043
氏名比率ロックアップの有無
(同)あっとプラニング59.77%上場日から180日間
マックスコーポレーション(株)9.20%上場日から180日間
(株)ケイ・エス・エス7.36%上場日から180日間
我妻文男5.70%上場日から180日間
(株)サン総合メンテナンス4.60%
我妻紀子3.95%上場日から180日間
(同)K-mac 3.13%上場日から180日間
阿部克巳3.03%上場日から180日間
我妻和文1.38%継続保有の意向
芹澤成美0.37%継続保有の意向

スポーツイベント警備に強み

警備需要増加による契約単価の上昇を背景に、利益率が改善していくことが期待されます。今年はラグビーW杯、来年の東京五輪の開催に向けて同車が特異とするスポーツイベント警備で注目度を高めそうです。

上場市場がJASDAQであること、近年の収益の伸びに派手さがないことなどから初値は過度な期待が持たれていませんが、警備業は株式物色の人気テーマとして再浮上しそうで、同社株も注目しておいていいでしょう。

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