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ナレッジスイート【3999】

  • ナレッジスイートが12月18日、マザーズに新規上場
  • 営業支援クラウドサービス開発・提供
上場市場 マザーズ
予想価格2,000円
上場日2017年12月18日
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天野秀夫
天野秀夫
ナレッジスイート(3999)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力3

ナレッジスイートが12月18日、マザーズに新規上場/営業支援クラウドサービス開発・提供

ナレッジスイート(3999)が12月18日、マザーズに新規上場する。同社は、法人向けにクラウドコンピューティング形式で提供されるSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)などの営業支援システム開発・販売会社。営業活動の可視化と自動化を実現して、顧客企業のマーケティング課題の解決を図ることを支援する。

主力製品として、独自の特許技術を組み込んだ「Knowledge Suite(ナレッジスイート)」と「GEOCRM(ジオシーアールエム)」を看板に持つ。「Knowledge Suite」は、商談・顧客管理、社内での情報共有化をシームレスに実現したシステムで、営業の進捗状況や受注見込み、次に取るべき活動などをメンバー全員がリアルタイムに把握、営業報告とスケジュール管理も連携させている。一方、「GEOCRM」は、地図上に顧客情報や訪問予定などの情報を蓄積し、モバイル端末でのチェックを可能としたシステム。また、ユーザーの希望に応じて、外部パートナーと連携しながら新サービスの開発も請け負う。

創業11年目で、販売先は累計4700社超に達して、売上高の約4割をサービスのOEM卸提供先であるKDDI(9433)経由が占める。創業来の売上高の持続的増加に対して期間収益は赤字が続いていたが、2017年9月期に黒字転換を達成した。今9月期期は経常利益ベースで前期比14%増益と2ケタの利益成長を見込んでいる。

ナレッジスイート(3999)の基本情報

企業名ナレッジスイート株式会社
会社URLhttps://ksj.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (3999)
上場予定日2017年12月18日
業種 情報・通信業
事業内容クラウドコンピューティング形式で提供されるグループウェアを含むSFAやCRM等の営業支援システム開発
本社所在地東京都港区海岸三丁目9番15号
社長稲葉雄一
設立年月2006年10月23日
決算期9月末
上場前資本金376,820千円

事業の特徴と魅力

法人向けにクラウドコンピューティング形式で提供されるSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)などの営業支援システム開発・販売会社で、独自特許を活かした主力製品を持つことが特徴です。サービスのOEM卸提供先であるKDDI(9433)は大株主であるとともに、大口顧客でもあり、その結びつきは強いものが感じられます。

前2017年9月期までの直近5期決算は、売上高で3割弱程度の伸長を継続させ、前期から損益も黒字定着局面に入ってきました。この収益推移から、投資家に対しては成長企業のイメージをアピールしそうです。

初値予想

想定価格 2,000円
仮条件 1,800円〜 2,000円
公開価格 2,000円
初値予想 4,000円

初値予想と上場後の見込み

ナレッジスイート(3999)IPOラッシュ時に登場することになりますが、需給面での懸念は軽微と考えられます。大株主に複数存在するベンチャーキャピタル保有株は上場後も21万2000株(上場時発行済株数の8.9%)残る見込みですが、ロックアップがかかっています。1.5倍の解除条項についても上場に当たっての売り出しの少なさから売却も急がない可能性があります。

このほか、同社の主幹事はいちよし証券です。いちよし証券が主幹事を務めたの直近IPO名柄の公開価格から初値までの乖離率を見ると、8月上場のトランザス(6696)が2.70倍、10月上場のSKIYAKI(3995)が2.47倍、11月上場のサインポスト(3996)に至っては3.87倍と、いずれもロケットスタートを切っています。初値は期待が大きいですが、上場直後は乱高下する可能性があります。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-11-30〜 2017-12-06
当選発表(公開価格決定)日 2017-12-07
購入申込期間 2017-12-11〜 2017-12-14

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 240,000
売出株数(OAを含む) 99,200
当選株合計 339,200

IPO申込みにおすすめのネット証券

初値が公開価格から大きく乖離する傾向がある、いちよし証券が主幹事です。いちよし証券以外の幹事7証券にも比較的幅広く配分さています。当選本数からみ、やや当たりにくい案件ですが、クラウド関連銘柄としては、比較的、当選の可能性があリます。オンラインではSMBC日興、SBI,マネックスなどから参加が可能です。

ロックアップは解除条項付きながらも全ての大株主に90日間のロックがかかっています。公開価格の1.5倍に当たる3000円までは初値の気配値が軽く上がりそうです。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事いちよし証券75.10%221,5002,215
幹事SMBC日興証券8.00%23,600236
みずほ証券6.98%20,600206
SBI証券4.00%11,800118
マネックス証券2.98%8,80088
エース証券0.98%2,90029
東洋証券0.98%2,90029
極東証券0.98%2,90029

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
稲葉 雄一30.44%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
KDDI15.18%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
スターティア㈱9.80%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
ジェイズ・コミュニケーション㈱7.20%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
ジャフコ・スーパーV3共有投資7.20%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
飯岡 晃樹5.07%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
岡原 達也4.90%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
柳沢 貴志4.90%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
稲葉 貴美子4.34%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
DBJキャピタル投資2.86%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除

前9月期から収益は様変わり、公開直後は人気化が必至

クラウド関連の営業支援システム開発企業という業態は、IPOでは人気化しやすいグループに属し初値は飛びやすいでしょう。また、前2017年9月期に黒字転換を果たすとともに、売上高、経常利益ともに大きく伸びていることが特徴です。続く、今2018年9月期も経常利益ベースで前期比14%増益を打ち出している業績の伸びが材料となりそうです。ただ、公開直後はこうした材料から人気化が予想されますが、商いが一巡すると株価の調整は長引く可能性もあります。

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