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国際紙パルプ商事【9274】

  • 国際紙パルプ商事が6月26日、東証に新規上場
  • 国内トップクラス売上高を誇る紙商社
上場市場 東証一部
予想価格 344円
上場日 2018年06月26日
天野秀夫
天野秀夫
国際紙パルプ商事(9274)のサムネイル
初値期待度 3
上場後株価期待度 4
上場時話題性 3
事業成長性 3
事業収益力 3

国際紙パルプ商事が6月26日、東証に新規上場/国内トップクラス売上高を誇る紙商社

国際紙パルプ商事(9274)が6月26日、東証に新規上場する。所属部(1部か2部)は公開価格決定時に決まる。阪神甲子園球場が完成した大正13年(1924年)に創業という歴史を持ち、子会社20社(国内8社、海外12社)および関連会社12社(国内9社、海外3社)とでグループを構成し、連結ベースの従業員数は1000名を超えている。

事業内容は、国内外における紙パルプ卸売業で、国内トップクラスの売上高を擁する「国内拠点紙パルプ等卸売事業」と東南アジア、豪州、北米での「海外拠点紙パルプ等卸売事業」、そして、満室稼働状態の「KPP八重洲ビル」(東京)を主力とする「不動産賃貸事業」の3つの事業セグメントを持つ。

王子ホールディングスグループを主要仕入先として、年間約220万トンの紙を販売する一方で、約140万トンの古紙回収と販売に携わね国内トップクラスの事業も推進している。スーパーなどの店舗に設置された古紙の回収ボックスで回収した古紙を買い物ポイントなどに交換する「タウンecomo」、オフィスなどで発生する機密文書を安全・確実に回収して原料化し、オフィスで使うコピー用紙などに再生し提供する「オフィス ecomo」のシステムを構築している。このほか、出資先であるバイオマス発電事業会社「バイオマスパワーテクノロジーズ」は、三重県松阪市に松阪木質バイオマス発電所を設立し、2018年1月から稼働を開始するなど、サーマルリサイクル分野にも展開している。

このほか、主要グループ企業には、訪問看護ステーションの設立支援・運営支援を手がける企業もある。

国際紙パルプ商事(9274)の基本情報

企業名 国際紙パルプ商事株式会社
会社URL http://www.kppc.co.jp/
証券コード・市場 東証一部 (9274)
上場予定日 2018年06月26日
業種 卸売業
事業内容 国内外における紙パルプ卸売業
本社所在地 東京都中央区明石町6番24号
社長 田辺円
設立年月 1924年11月27日
決算期 3月末
上場前資本金 3,442,780千円

事業の特徴と魅力

創業94年という歴史を持つ紙の国内トップクラスの商社であることが最大の特徴です。国内の紙需要自体は人口の減少などから減少し始めており、成長を東南アジアなど海外に求めています。こうしたなか、紙パルプ最大手の王子ホールディングス(3861)を筆頭に日本製紙(3863)、北越紀州製紙(3865)と大手製紙メーカーと資本関係を構築していることは経営の安定感につながっています。

類似対象企業に日本紙パルプ商事(8032)が東証1部に上場しています。4月以降、日本紙パルプ商事の株価は上昇しています。また、配当利回りは2.3%と比較的高いことから、国際紙パルプ商事も積極的な株主還元が期待できるでしょう。

初値予想

想定価格 344円
仮条件 314円〜 344円
公開価格 344円
初値予想 400円

初値予想と上場後の見込み

国際紙パルプ商事(9274)は、現状では東証1部か2部か所属部未定ですが、、上場日における時価総額が250億円以上となる見込みの場合は東証1部となリます。上場時の発行済株式数7402万7406株から計算すると、約338円以上あれば東証1部がほぼ決まります。そのため、現状の想定価格344円で公開価格が決定すれば東証1部「当確」で、東証1部はまず大丈夫でしょう。想定価格から試算した想定時価総額は254.7億円、市場からの資金吸収額は27.7億円で、東証1部案件ならば超小型の案件となります。

オールドエコノミー的な銘柄で公開価格から大幅な上昇をみる初値は、期待できないでしょう。また、今3月期の業績見込みが増収減益なのがマイナスです。しかし、低PER、低PBRの視点からすると初値の公募価格割れもなさそうです。強弱材料が交錯した銘柄ですが、意外性があり、ブックビルディングから参加しても面白そうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-06-07〜 2018-06-13
当選発表(公開価格決定)日 2018-06-14
購入申込期間 2018-06-18〜 2018-06-21

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 7,000,000
売出株数(OAを含む) 1,050,000
当選株合計 8,050,000

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事は比較的大型のIPOを引き受けるみずほ証券です。株価水準が想定価格で344円と低く、売買単位100株であることから、みずほ証券では300株以上からの申込受付のようです。他の引受幹事証券もルールを策定しいる可能性があるので注意が必要です。ネットからはカブドットコム証券SMBC日興証券岡三オンライン証券SBI証券からの申込みが可能です。

一方、従業員持株会以外の大株主には解除条項付きのロックアップがかかっています。但し、これら大株主は取引先企業や金融機関なので株式持ち合いの政策投資の側面が強いことから大量に売ってくることはないでしょう。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事みずほ証券86.00%6,020,00060,200
幹事三菱UFJモルガン5.00%350,0003,500
SMBC日興証券5.00%350,0003,500
岡三証券2.00%140,0001,400
いちよし証券1.00%70,000700
SBI証券1.00%70,000700

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
王子ホールディングス(株)18.90%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
日本製紙(株)10.05%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)みずほ銀行4.24%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)三菱UFJ銀行3.89%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)三井住友銀行3.89%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
農林中央金庫3.89%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
国際紙パルプ商事従業員持株会3.86%
北越紀州製紙(株)3.74%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
三菱UFJ信託銀行(株)3.23%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
三井住友海上火災保険(株)2.71%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除

低位株価の魅力あり、配当は今期10円

国際紙パルプ商事(9274)はオールドエコノミーの会社で事業・業績の急成長が見込める業態ではありません。また、日本紙パルプ商事(8032)というストレートな類似企業が存在していることからPERやPBRの面でサヤ寄せされそうです。

ただ、日本紙パルプ商事が4700円台(5月29日現在)という株価水準にあるのに対して国際紙パルプ商事の想定価格は300円台。つまり、3万円台から投資ができます。今3月期の配当は上場記念配当2円を加えて10円を既に表明しています。想定価格での配当利回りは2.9%となります。今期業績が減益予想なのがネックですが、2、3割高と割り切ればひと回転できるでしょう。

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