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コーア商事ホールディングス【9273】

  • コーア商事ホールディングスが6月21日、東証2部に新規上場
  • ジェネリック医薬品原薬輸入のトップ商社
上場市場 東証二部
予想価格 2,590円
上場日 2018年06月21日
天野秀夫
天野秀夫
コーア商事ホールディングス(9273)のサムネイル
初値期待度 4
上場後株価期待度 4
上場時話題性 3
事業成長性 4
事業収益力 4

コーア商事ホールディングスが6月21日、東証2部に新規上場/ジェネリック医薬品原薬輸入のトップ商社

コーア商事ホールディングス(9273)が6月21日、東証2部に新規上場する。1991年2月に創業した同社は、事業ターゲットを『超高齢社会』に据えて、ジェネリック医薬品原薬の仕入、医療用・一般医薬品製剤の製造販、仕入、製剤の製造受託を展開している。

ホールディングスの同社ほか、ジェネリック医薬品原薬輸入のトップ商社である「コーア商事」を中心に、注射剤を主とする医療用医薬品の製造販売を行う「コーアイセイ」、医薬品包装事業を行う「コーアバイオテックベイ」、ビタミン剤を主としたOTC(一般用)医薬品の製造販売を行う「コーア製薬」の4社で企業グループを構成している。

なかで、コーアイセイは、注射剤の中でも高度の技術が要求される高薬理活性注射剤の製造を手掛けており、山形市蔵王産業団地に製造ラインを擁する工場を(2016年5月に完成)を所有。同工場では、治験薬から最終製品まで少量多品種を製造するフレキシブルな生産体制を敷いており、今後はシリンジ(注射筒)ライン、バイアル(注射剤容器)液剤・凍結乾燥ラインを順次稼動させる見込み。2017年12月には薬価基準収載された製品の製造受託を開始し、業績に寄与する予定にある。

収益を構成する卸売と製造販売の売上高比率は75%対25%で、最大手取引先は日医工(4541)。

このほか、関東・関西に自社倉庫と医薬分析センターを設置し、海外サプライヤーと連携した開発拠点SIセンターも有している。研究開発体制は、がん患者、リュウマチ患者、透析患者の3カテゴリーに基づくジェネリック医薬品の自社開発に定めていることも特徴だ。

コーア商事ホールディングス(9273)の基本情報

企業名 コーマ商事ホールディングス株式会社
会社URL https://www.koashoji-hd.com/
証券コード・市場 東証二部 (9273)
上場予定日 2018年06月21日
業種 卸売業
事業内容 ジェネリック医薬品原薬の仕入、製剤(医療用・一般医薬品)の製造販売及び仕入、製剤の製造受託
本社所在地 横浜市港北区日吉七丁目13番15号
社長 首藤利幸
設立年月 1970年01月01日
決算期 6月末
上場前資本金 300,000千円

事業の特徴と魅力

コーア商事ホールディングス(9273)の特徴は、ジェネリック医薬品原薬輸入のトップ商社であり、注射剤で製造ラインを所有している点にあります。一部メーカー機能を持つジェネリック医薬品商社です。国の政策方針によりジェネリック医薬品は拡大基調にあり、その追い風を受けています。ITのように爆発的な成長は基本的には見込まれませんが、高齢化社会の進展で、収益的には安定成長が見込まれる企業です。

初値予想

想定価格 2,590円
仮条件 2,590円〜 2,670円
公開価格 2,670円
初値予想 4,000円

初値予想と上場後の見込み

コーア商事ホールディングス(9273)の想定価格2590円から試算した想定時価総額は85.5億円、市場からの資金吸収額は最大11.0億円で、東証2部上場の中型案件です。ジェネリック医薬品の卸、製造販売という事業内容は現状の株式市場で人気業種ではなく、東証2部という点も人気材料には繋がりません。

業績的にも売上高、利益ともに伸び悩み気味なのが気になります。2590円台という想定価格にも特段の値ごろ的魅力は働きません。大株主は個人で占められベンチャーキャピタルはないことから初値か公開価格を割り込むことは考えにくく、穏健な始まりとなりそうです。同日にネットメディアのZUU(4387)とネットセキュリティのSIG(4386)と同時上場しますが、需給規模的に影響は少ないと見られます。

ただ、想定価格2590円の実績PER7.48倍、PBR0.7倍はIPOとしてみれば割安の指標です。上場した後に見直される場面があるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-06-05〜 2018-06-11
当選発表(公開価格決定)日 2018-06-12
購入申込期間 2018-06-13〜 2018-06-18

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 180,000
売出株数(OAを含む) 245,000
当選株合計 425,000

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事証券は単独では今年初めてとなる三菱UFJモルガンです。昨年では7月IPOのジェイ・エス・ビー(3480)、ソウルドアウト(6553)以来です。ちなみに、この2銘柄ともIPO時にはさほど人気は高くなかったのですが、上場してからは右肩上がりの上昇波動を堅持しています。このほか、幹事団にはみずほ証券、SBI証券、いちよし証券の3証券しか参加していません。

一方、大株主には上位8名に解除条項無しの180日間のロックアップがかかっています。また、大株主を含めて上場前の既存株主はそのほとんどが個人で占められており、上場後に大口の売りを出してくるところはありません。上場後の需給関係は良さそうです。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事三菱UFJモルガン95.08%354,1003,514
幹事みずほ証券1.98%7,30073
SBI証券1.98%7,30073
いちよし証券0.97%3,60036

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
首藤 利幸71.11%上場日から180間
堀江 淳子6.34%上場日から180間
岡澤 紘一4.70%上場日から180間
石綿 聰明2.98%上場日から180間
小角 真理2.15%上場日から180間
増井 正樹1.32%
大塚 里津子1.30%上場日から180間
池田 慎也1.19%
大澤 仁生0.91%上場日から180間
小松 美代子0.71%上場日から180間

初値は穏健、上場後に手堅く上昇へ

原薬輸入でトップ商社ながらもジェネリック医薬品ビジネスという事業面での地味さと東証2部、業績も近年伸び悩み気味で、事前人気は高くありません。また、上場日である21日は、ZUU(4387)、SIG(4386)とともに3社同日の上場で、市場からの吸収金額・事業内容の面で引けをとってしまいます。ただ、コーア商事自体の資金吸収額は決して大きくはないため、現状のIPO環境ならば、まずまずの初値とその後の上昇が見込まれます。

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