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神戸天然物化学【6568】

  • 神戸天然物化学が3月15日、マザーズに新規上場
  • 大手化学、製薬企業を顧客に持つ研究・開発受託企業
上場市場 マザーズ
予想価格 2,340円
上場日 2018年03月15日
天野秀夫
天野秀夫
神戸天然物化学(6568)のサムネイル
初値期待度 3
上場後株価期待度 4
上場時話題性 3
事業成長性 4
事業収益力 3

神戸天然物化学が3月15日、マザーズに新規上場/大手化学、製薬企業を顧客に持つ研究・開発受託企業

神戸天然物化学(6568)が3月15日、東証マザーズに新規上場する。同社は1985年に創業し、医薬、情報電子材料、農業、エネルギー・環境など幅広い産業分野で、基礎研究から商業生産までの研究・製造支援サービスを提供する企業だ。大学や研究機関との新薬共同開発や国家プロジェクトにも参画し、高い先端技術力を持っていることが特徴。顧客の研究、開発、量産といった各ステージに対応したサービスに応えている。

2017年3月期におれる各ステージの売上高構成比率は、量産42.6%、研究34.0%、開発23.2%と量産の比率が近年は上昇し収益の向上につながっている。

「機能材料事業部」「医薬事業部」「バイオ事業部」の3事業部セグメントを持ち、島根県出雲市にある「出雲第一工場」「出雲第二工場」で2009年以降、医薬品原薬精製・粉砕設備、CNT()分散体工場、ペプチド・核酸原薬工場、新品質管理棟を建設、神戸市西区の「KNCバイオリサーチセンター」では「培養新棟」を2014年に新設している。研究、開発テーマの中には、遺伝子組換えのバイオテクノロジー、医薬原薬・中間体、半導体製造用化学品、カーボンナノチューブ分散体などがある。

過去12年間に約590社と取引を実視し、うち34社とは10年以上取引を継続させているなど、ユーザーとの信頼関係も強い。大手の化学会社と製薬会社が主要顧客で1兆円以上の売上高規模を持つ顧客の売上高比率が52.5%、1000億円以上が同28.5%を占めていることも特徴だ。代表的な大手得意先には東レや東和薬品がある。

神戸天然物化学(6568)の基本情報

企業名 神戸天然物化学株式会社
会社URL http://www.kncweb.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (6568)
上場予定日 2018年03月15日
業種 サービス業
事業内容 有機化合物の受託研究、受託製造・分離精製及び技術開発
本社所在地 兵庫県神戸市西区高塚台三丁目2番地の34
社長 広瀬克利
設立年月 1985年01月22日
決算期 3月末
上場前資本金 100,000千円

事業の特徴と魅力

神戸天然物化学は製薬、化学企業を対象とした、有機化学品の研究・開発・生産ソリューション事業を主業務としています。対象としている有機化学品は、主に医薬分野、情報電子分野で用いる機能性を持った化学品及びその中間体。大手企業とのつながりに最大の特徴があります。

また、開発スタッフは博士号所持者も多く、神戸大学、大阪大学、名古屋大学などとの共同研究、経済産業省やNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)、AMED(日本医療研究開発機構)を事業母体とする研究開発を手がけるなど、産学官の連帯も進んでいることが特徴です。

初値予想

想定価格 2,340円
仮条件 2,140円〜 2,340円
公開価格 2,340円
初値予想 2,500円

初値予想と上場後の見込み

想定価格から試算した時価総額は172億7000万円、市場からの資金吸収額は61億円で、東証マザーズのIPOとしては中型案件となります。バイオテーマに乗る研究開発型の企業として注目できますが、想定価格2340円の実績PER35.66倍、PBR2.42倍には割安感は見られません。全体相場の波乱字でもあり、初値は上場時の地合いと同社の前に上場してくるSERIOホールディングス(6567)の動向に影響を受けそうです。

上場後は、業績動向が株価形成に大きく影響するでしょう。また、その事業特性からバイオ、遺伝子治療、カーボンナノチューブ、ノーベル賞等の物色テーマが盛り上がった時に市場から注目される可能性があります。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-02-28〜 2018-03-06
当選発表(公開価格決定)日 2018-03-07
購入申込期間 2018-03-08〜 2018-03-13

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 1,380,000
売出株数(OAを含む) 1,228,000
当選株合計 2,608,000

おすすめのネット証券

主幹事証券は比較的に初値が飛ぶケースが多いSMBC日興。このほか、幹事団は3証券しか加わっておらず、ネットでの参加もSMBC日興とSBIに限定されています。

一方、大株主に全て解除条項なしのロックアップが180日間かかっています。大株主以外の少数株主は個人4名のみで、公開株式を除いた上場前の保有株主は14名でしかありません。ベンチャーキャピタルもありません。このうち、社長を含めて個人株主9名が売出しに参加しており、公開株式数以外の売り圧迫要因は限られています。大株主第2位の「KNC興産」は広瀬克利社長の資産管理会社、同第7位の純正化学(本社・東京都中央区)は1948年に設立された老舗試薬化成品メーカーです。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SMBC日興証券92.01%2,086,70020,867
幹事野村証券5.00%113,4001,134
SBI証券2.00%45,300453
エース証券1.00%22,600226

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
広瀬 克利30.70%上場日から180日間
KNC興産㈱25.20%上場日から180日間
宮内 仁志17.70%上場日から180日間
岩本 定義4.00%上場日から180日間
広瀬 正幸4.00%上場日から180日間
松長 紀義4.00%上場日から180日間
純正化学㈱4.00%上場日から180日間
吉田 忠嗣3.00%上場日から180日間
吉田 正博2.60%上場日から180日間
乾 由月2.00%上場日から180日間

初値は地合い次第、上場後に意外高の可能性

社歴を感じさせる社名「神戸天然物化学」ですが、事業内容は大企業を得意先としたバイオなどの研究開発企業です。昨年のIPOならば初値に不安感はありませんでしたが、マザーズの中型案件で、想定価格がやや高目に設定されていることは気掛かりです。現状の不安定な地合いからすると、最悪で初値は公開価格近辺という可能性も残されています。

ただ、利益成長が見られ、上場前に金融機関、ベンチャーキャピタル無しでの株主構成を持つメーカー株は、顧客や事業的につながりのある銀行や生損保が買ってくる可能性が高いといえます。株価流動性が維持されれば、上場後に意外高があるかもしれません。

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