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JMDC【4483】

  • JMDCが12月16日、マザーズに新規上場
  • 医療データベース構築等を展開するノーリツ鋼機グループ企業
上場市場 マザーズ
予想価格2,780円
上場日2019年12月16日
天野秀夫
天野秀夫
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初値期待度3
上場後株価期待度3
上場時話題性3
事業成長性4
事業収益力4

JMDCが12月16日、マザーズに新規上場/医療データベース構築等を展開するノーリツ鋼機グループ企業

JMDC(4483、ジェイエムディーシー)が12月16日、東証マザーズに新規上場する。同社は医療データベースの構築と提供、PHR(生涯型電子カルテ)などの健康増進サービス、画像診断などの遠隔医療、調剤薬局へのデジタルソリューションの提供を手掛ける企業で、東証1部上場のノーリツ鋼機を親会社として、連結子会社8社から構成されている。事業セグメントは、「ヘルスビッグデータ事業」、「遠隔医療事業」、「調剤薬局支援事業」の3分野だ。

「ヘルスビッグデータ事業」は、レセプトデータ分析、データに基づく健康増進・医療費抑制シミュレーションの提供のほか、アプリやウェブによる個人向け健康情報プラットフォーム運営、医療データベース構築、管理・解析とそれらの学術、産業界への提供などを展開している。

「遠隔医療事業」は、650人の専門医リソースを活用し700の医療施設に遠隔読影マッチングサービスを提供、「調剤薬局支援事業」は調剤薬局向けの業務システムを提供し、薬剤を処方する薬剤師が必要な情報を適切に患者に提供できる環境「スマートファーマシー」の構築を推進している。

2019年3月期実績の売上高はヘルスビッグデータ事業が約43%、遠隔医療事業が約3%、調剤薬局支援事業が約22%の構成比となっており、利益面ではヘルスビッグデータ事業の占める割合が大きくなっている。

2020年3月期業績は、売上高112.0億円(前期比11.3%増)、営業利益19.4億円(同32.5%増)の増収増益見通し。通期計画に対する第2四半期(4-9月)進捗率は、営業利益利益ベースで45.5%。なお、2019年3月期に2社を吸収合併、1社を連結子会社としたことが連結業績の変化率につながっている。

JMDC(4483)の基本情報

企業名株式会社JMDC
会社URLhttps://www.jmdc.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (4483)
上場予定日2019年12月16日
業種 情報・通信業
事業内容医療データベースの構築と提供、PHR等の健康増進サービス、画像診断等の遠隔医療等
本社所在地東京都港区芝大門2-5-5
社長松島陽介
設立年月2013年05月07日
決算期3月末
上場前資本金668,972千円

事業の特徴と魅力

JMDC(4483)の主力事業である医療データベースの構築と提供は、国策とも絡んで成長が見込める分野です。生涯型電子カルテとも言われるPHR(パーソナルヘルスレコード)などの健康増進サービスは、患者が自らの医療・健康情報を収集し一元的に保存するしくみで、それを医療機関に提供するなどして活用するもので、今後普及が見込まれます。また、画像診断などの遠隔医療は5G(第5世代移動通信網)でも成長が期待されている有望分野です。

また、親会社のノーリツ鋼機(7744)はかつての写真現像機のトップ企業から、今ではヘルスケア、創薬、シニアライフ等の医療分野に事業領域をシフトしています。兄弟会社にはドクターネット、NKメディコなどがあり、親子上場問題とも絡んで注目されそうです。

初値予想

想定価格 2,780円
仮条件 2,780円〜 2,950円
公開価格 2,950円
初値予想 2,950円

初値予想と上場後の見込み

JMDC(4483)の想定価格2780円から試算した想定時価総額は722.1億円、市場からの資金吸収額は163億円でマザーズ上場の大型案件になります。

公開株式数は586万5000株に達するなど規模的な重量感が、業績変化率や医療関連事業の成長を勝って初値を抑制しそうです。初値が公開価格割れとなる可能性もありますが、売り物が一巡すれば上場後は意外と上値を試す展開がありそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-12-02〜 2019-12-05
当選発表(公開価格決定)日 2019-12-06
購入申込期間 2019-12-09〜 2019-12-12

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 2,000,000
売出株数(OAを含む) 3,865,000
当選株合計 5,865,000

おすすめのネット証券

JMDC(4483)の主幹事証券は野村です。野村が手掛けた市場からの資金調達が150億円を超す大型IPOは、今年はSansan(4443)がありました。このときは公開価格の5.7%高で初値が着きました。幹事団は、みずほ証券、SMBC日興証券、三菱の大手、SBI証券マネックス証券のネット証券で構成され、中小証券は排除した形となっています。

一方、同社はノーリツ鋼機(7744)が親会社で大株主のほとんどに価格解除条項なしの90日間のロック・アップが掛かっています。第5位大株主にPKSHATechnology(3993)が位置していることも特徴です。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事野村証券82.61%4,845,00048,450
幹事みずほ証券5.22%306,0003,060
SMBC日興証券5.22%306,0003,060
三菱UFJモルガン5.22%306,0003,060
SBI証券1.30%76,500765
マネックス証券0.43%25,500255

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
ノーリツ鋼機(株)77.26%上場日から90日間
松島陽介(社長)5.37%上場日から90日間
山元雄太4.38%上場日から90日間
杉田玲夢1.94%上場日から90日間
(株)PKSHA Technology1.75%継続保有の意向
木村真也1.29%上場日から90日間
上沢仁0.82%上場日から90日間
長谷川雅子0.67%上場日から90日間
岡山太郎0.42%上場日から90日間
松本孝0.34%

業績

売上高(千円)経常利益当期利益1株当たりの純利益純資産額1株当たり純資産額配当(円)自己資本比率自己資本利益率
2017年3月期(実績)2,215,000561,000160,00018.461,229,000139.970.0034.714.1
2018年3月期(実績)3,022,000596,000390,00044.771,752,000200.940.0033.325.1
2019年3月期(実績)10,064,0001,410,0001,010,00047.436,117,000264.750.0032.325.7
2020年3月期(予想)11,206,0001,948,0001,259,00051.860.000.000.00.0

既存事業の成長力評価に注目

JMDC(4483)医療ICT関連銘柄に属しており、機関投資家からの関心も高まりそうです。小型のIPOで単純な比較はできませんが、東証2部に10月IPOした医療機関向けに医療機器・設備販売するレオクラン(7681)は初値から約93%上昇しました。

また、同社の場合は業績の見方が焦点です。2019年3月期に高い業績変化率となっていますが、これはM&Aによるもので既存事業の伸びではありません。既存事業が成長して行くかどうかが、今後の株価パフォーマンスの鍵を握っています。

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