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ジェイテックコーポレーション【3446】

  • ジェイテックコーポレーションが2月28日、マザーズに新規上場
  • オプティカルとバイオを両輪とする研究開発型企業
上場市場 マザーズ
予想価格 2,170円
上場日 2018年02月28日
天野秀夫
天野秀夫
初値期待度 4
上場後株価期待度 4
上場時話題性 3
事業成長性 4
事業収益力 3

ジェイテックコーポレーションが2月28日、マザーズに新規上場/オプティカルとバイオを両輪とする研究開発型企業

ジェイテックコーポレーション(3446)が2月28日、東証マザーズに新規上場する。同社は「オプティカル事業」と「ライフサイエンス・機器開発事業」を2つの事業セグメントとしており、売上高ベースではオプティカル事業が7、ライフサイエンス・機器開発事業が3(2017年6月期実績)の割合。第2位大株主の「大阪コンピュータ工業」との共同出資で1993年12月に設立され、翌年に自動細胞培養装置、薬効評価装置を開発した。大学や各種研究機関と自社の技術を融合して、最先端の研究・技術をオプティカル分野とライフサイエンス分野で実用化する「産学連帯」が強みとなっている。

主な共同研究先としては、大阪大学、横浜市立大学、神戸大学といった国立大学法人のほか、「国立研究開発法人理化学研究所」「公益財団法人高輝度光科学研究センター」「国立研究開発法人産業技術総合研究所」「特定非営利活動法人近畿バイオインダストリー振興会議」「公益財団法人先端医療振興財団」「国立研究開発法人国立循環器病センター」と連帯している。

オプティカル事業は、X線などの光を使った世界最先端の分析研究を展開。兵庫県にある「SPring-8」のような世界中にある大型放射光施設で使用される放射光X線を回折限界まで集光できる高精度楕円ミラーを代表とする各種高精度X線ミラーの設計・製作・販売を手掛けている。放射光は、電子を光とほぼ等しい速度まで加速し、磁石によって進行方向を曲げた時に発生する、細く強力な電磁波のことで、この放射光を用いてナノテクノロジー、バイオテクノロジーや産業利用まで幅広い研究が行われている。ジェイテックコーポレーションの高精度X線ミラーは世界最小の集光径を実現し、世界中の研究者から「OsakaMirror」と呼ばれている。

ライフサイエンス・機器開発事業は独自の細胞培養技術で各種自動細胞培養装置を中心に商品展開。独自の回転浮遊培養技術から未分化iPS細胞の培養技術に優れ、浮遊性細胞のみならず、接着性細胞にも対応した継代培養を自動化したシステムを手掛けている。また、バイオ分野だけでなく機器開発事業として、半導体・化学・印刷・色認識・画像処理・ソフトウェアなどの幅広い分野での自動化装置を開発しており、半導体関連のウエハ洗浄システム、洗濯ネーム・下げ札用ラベル発行システム、高速道路発券システムなどを製品化させている。

ジェイテックコーポレーション(3446)の基本情報

企業名 株式会社ジェイテックコーポレーション
会社URL https://www.j-tec.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (3446)
上場予定日 2018年02月28日
業種 金属製品
事業内容 大型放射光施設で使用されるX線ナノ集光ミラーの開発製造、各種自動細胞装置の開発販売
本社所在地 大阪府茨木市彩都やまぶき二丁目4-35
社長 津村尚史
設立年月 1993年12月21日
決算期 6月末
上場前資本金 139,240千円

事業の特徴と魅力

オンリーワン・ニッチの究極の面を持ったナノ単位での高精度X線ミラーを製造するオプティカル事業と自動細胞培養装置の開発から評価までを一気通貫で手掛けるライフサイエンス事業、そこから波及した機器開発事業がジェイテックコーポレーション(3446)の柱です。一般的に言うところの研究開発型企業であることが最大の特徴でしょう。

なかで、高精度X線ミラーは世界中の研究者から「OsakaMirror」と呼ばれるなど、著名なものとなっているようです。技術・製品の本格実用化はこれからで、自動細胞培養装置についても、需要の拡大が期待される再生医療分野で「臨床研究向け3次元細胞培養システム」、創薬分野で「スクリーニング自動化システム」等の開発が期待されています。また、iPS細胞の関連事業においても技術開発を推進していることが注目されています。

初値予想

想定価格 2,170円
仮条件 2,100円〜 2,250円
公開価格 2,250円
初値予想 3,500円

初値予想と上場後の見込み

ジェイテックコーポレーション(3446)の想定価格2170円から試算した市場からの資金吸収額は約25億円、時価総額は122億円となり、マザーズのIPO案件としては中型規模となる。IPOにあたっての当選件数は1万1500件と1万件を超えることからそこそこの当選可能性がある銘柄。PER93倍、PBR7倍で無配当と想定価格2170円に割安感はない。

ただ、製造業の銘柄は増益さえ確保していれば、上場後に買い進まれやすい傾向がある。バイオ関連機器を手掛けていることからテーマ物色にも乗りやすい。初値に重量感があっても上値期待は十分にある。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-02-13〜 2018-02-19
当選発表(公開価格決定)日 2018-02-20
購入申込期間 2018-02-21〜 2018-02-26

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 500,000
売出株数(OAを含む) 650,000
当選株合計 1,150,000

IPO申込みにおすすめのネット証券

公開価格に対して初値が上方乖離しやすい傾向があるSMBC日興証券が主幹事を務める。このSMBC日興証券の他、SBI証券が、マネックス証券でネット注文が可能。また、岡三証券が幹事に入っていることから岡三オンライン証券も取り扱うこともポイント。

大株主上位10社に対しては180日間と長いロックアップがシッカリとかかっている。ただし、大阪大学のベンチャーキャピタルである「OUVC1号投資事業有限責任組合」、ジェイテックと同じ大阪府茨木市彩都に本社を置くベンチャー・キャピタルである「バイオ・サイト・キャピタル」については、公開価格の1.5倍でロックアップ解除条項がついている。「OUVC1号投資事業有限責任組合」については、所有株式数30万株の3分の1が上場時の売り出しに回されている。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SMBC日興証券86.50%865,0008,650
幹事野村証券3.00%30,000300
SBI証券2.00%20,000200
みずほ証券2.00%20,000200
エース証券2.00%20,000200
東洋証券2.00%20,000200
岡三証券1.00%10,000100
エイチ・エス証券1.00%10,000100
マネックス証券0.50%5,00050

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
津村 尚史74.42%上場日から180日間
大阪コンピュータ工業(株)6.89%上場日から180日間
OUVC1号投資事業有限責任組合5.74%上場日から180日間、但し、公開価格の1.5倍で解除
川﨑 望2.11%上場日から180日間
有馬 誠1.91%上場日から180日間
山内 和人1.53%上場日から180日間
森 勇藏0.57%上場日から180日間
上田 昭彦0.50%上場日から180日間
岡田 浩巳0.50%上場日から180日間
バイオ・サイト・キャピタル(株)0.38%上場日から180日間、但し、公開価格の1.5倍で解除

技術開発型企業の株価の特性を内包か

ジェイテックコーポレーション(3446)のような研究開発型企業の場合、バイオベンチャーと同じく技術をバックに割高に買われやすくなる。また、技術に絡むキーワード、国の政策に株価は反応しやすい。その一方で、業績のブレも大きい場合があり、反動安も大きくなる。過去2年間は順調に業績を伸ばし、今6月期の業績予想変化率も高いことから、株価は好スタートを切りそうだ。

なお、ジャスダックに技術者派遣のジェイテック(2479)、再生医療ベンチャーのジャパン・テイッシュ・エンジニアリング(7774)の略称がJ-TEC、東証1部のベアリングメーカーにジェイテクト(6473)の名称が紛らわしい企業が複数あるので注意が必要だ。

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