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アトリエはるか【6559】

  • アトリエはるかが12月7日、名証セントレックスに新規上場
  • ヘアメイク専門店を駅ナカ・駅チカに出店
上場市場
予想価格1,400円
上場日2017年12月07日
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天野秀夫
天野秀夫
アトリエはるか(6559)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度3
上場時話題性2
事業成長性3
事業収益力2

アトリエはるかが12月7日、名証セントレックスに新規上場/ヘアメイク専門店を駅ナカ・駅チカに出店

アトリエはるか(6559)が12月7日、名古屋証券取引所セントレックス市場に新規上場する。セントレックスへの単独上場は今年初めてで、重複を含めた名証への新規上場としては今年5社目。

ヘアセット・メイクアップ・ブライダル・ネイル・まつげエクステ・眉カット・着物の着付けも行うトータルビューティーサロンを展開。ヘアメイク専門店「atelier haruka」をメーンに、ネイルサロン「MANICURE HAUSE」などを出店している。その特徴は、「髪切り(カット)」「パーマ」「髪染」といったサービスは行わず、プロのヘアメイクアーティストが短時間で美しく仕上げ、価格もリーズナブル。また、全国にあるサロンは駅直結で安心・便利がセールスポイントにもなっており、羽田空港にも出店している。

全国の主要駅の駅ナカ・駅チカに展開する店舗数は2017年9月末現在で62店舗。エリア別では関東33店、中部10店、近畿、九州が各8店で、来店者数は年間延べ約70万人(2017年3月期実績)。首都圏での代表的な店舗は、東京駅の八重洲地下構内に直結した外堀地下通りにある「東京八重洲店」やディズニーランドに近接する「舞浜イクスピアリ店」など。

一般的な外出や「アフター5」利用のほか、結婚式、成人式、卒業式などのイベントや夏祭り、ハロウィン、クリスマスなどのシーズンイベント時に、気軽に利用できるサロンをコンセプトとしている。ちなみに、同社の基本サービスの料金と所要時間は、眉カット1500円、ポイントメイク1800円、ヘアアレンジ1800円でそれぞれ10分、フルメイクとヘアセットはそれぞれ2800円・20分程度だ。

上場に伴う公募増資で調達した資金は、サロン業務運営システムの開発費に充当する計画。化粧品のコミュニティサイトを運営するアイスタイル(3660)が出資するほか、女優・タレントの菊川怜の夫で、カカクコム(2371)の企業成長で知られるみんなのウェディング(3685)会長の穐田誉輝(あきたよしてる)氏が第9位大株主に名を連ねている。

アトリエはるか(6559)の基本情報

企業名株式会社アトリエはるか
会社URLhttp://www.haruka.co.jp
証券コード・市場 (6559)
上場予定日2017年12月07日
業種 サービス業
事業内容ヘアメイク・ネイル等のサロン経営及びシステム開発
本社所在地愛知県名古屋市中区錦三丁目4番6号
社長岩井大輔
設立年月2000年12月08日
決算期3月末
上場前資本金86000千円

事業の特徴と魅力

アトリエはるか(6559)は「ヘアメイク・ネイルなどのサロン運営およびシステム開発」とトータル・ビューティ事業を展開知ています。サロン運営はヘアメイク、ネイル、レンタルドレス等のサービス提供で、間違ってはいけないのは髪切り、髪染め、パーマといった一般的な美容院のサービスは無いということです。サロン運営は事業参入障壁が比較的低いと言っても過言ではありません。

但し、飽和状態の美容院ではなく、ヘアセット、メイク、ネイル、まつげエクステ等に特化したサロン運営というところに事業の特徴があり、店舗数がまだ、62店舗しかないので出店の拡大余地が大きいと見られます。

初値予想

想定価格 1,400円
仮条件 1,250円〜 1,400円
公開価格 1,400円
初値予想 2,500円

初値予想と上場後の見込み

セントレックスへの新規上場は、8月3日に東証マザーズと重複上場したシェアリングテクノロジー(3989)以来、今年2社目で名証全体では今年5社目の上場です。さらに、名証単独上場では、今年初めての銘柄となります。想定価格1400円で試算した時価総額は6億8000万円、市場からの資金吸収額は8200万円とIPOとしては「超小型案件」となるだけに初値は飛びやすくなります。

想定価格の予想PERは20.9倍で、類似対象企業と考えられるアルテサロン(2406)、田谷(4679)、MHグループ(9439)のPERは19倍、91倍、164倍で妥当な水準に公開価格は決まりそうです。上場後は名証単独上場ということで流動性が懸念されますが、株主優待の新設や東証への上場といった期待材料の思惑が働きます。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-11-17〜 2017-11-24
当選発表(公開価格決定)日 2017-11-27
購入申込期間 2017-11-29〜 2017-12-04

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 16,000
売出株数(OAを含む) 426,000
当選株合計 58,600

IPO申込みにおすすめのネット証券

11月29日に新規上場するトレードワークス(3997)に続いて岡三証券が主幹事を務める銘柄で、12月の新規上場第1号でもあります。当選件数が586件と極めて少なく、入手は超難易度の案件と言ってもいいでしょう。日興、SBI、マネックスとインターネットでの申し込みが可能となっていますが、岡三オンライン証券も利用できます。

一方、大株主のロックアップは上位にまんべんなく180日間がかかり上場後の公開価格からの解除条項も設定されていないことから、需給もタイトとなってくるでしょう。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事岡三90.00%45900459
幹事SMBC日興5.00%255026
SBI3.00%153015
マネックス2.00%102010

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
岩井良子45.47%上場から180日間
岩井大輔34.29%上場から180日間
㈱グッドカンパニー5.14%上場から180日間
㈱アイスタイル4.57%上場から180日間
松田淳3.85%上場から180日間
平木康孝1.42%
アトリエはるか従業員持株会0.82%上場から180日間
石川亮0.81%上場から180日間
穐田誉輝0.71%上場から180日間
清田卓生0.71%上場から180日間

初値は高騰予想、反動安には警戒を

アトリエはるか(6559)は超小型IPOの特性から初値は公開価格から大幅に上昇してスタートしそうです。但し、ブックビルディングで当選するのも、かなりの難易度でしょう。さらに、初値が公開価格から乖離し過ぎると反動安も大きくなりそうです。流動性に難があることから上昇も下落も一方通行的になりやすいことは、留意しておいたほうがいいでしょう。

出店増加に伴って事業の拡大は十分見込めます。しかし、近年は売上高は順調に増えていますが、利益はやや不安定です。長期投資は東証上場が見えてからというのも一法です。

小型株だけに、少し株を買い集めると個人投資家でも大株主に登場してしまいそうです。また、穐田誉輝(あきたよしてる)氏大株主に名を連ねていることで穐田銘柄(カカクコム、クックパッド、オウチーノ、みんなのウェディング、LITALICO、マツモト、リアルワールド)として人気化する可能性もあります。

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