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浜木綿【7682】

  • 浜木綿が10月18日、JASDAQと名証2部に新規上場
  • 『浜木綿』を主要ブランドとする中国料理専門店の運営
上場市場 JASDAQ
予想価格2,020円
上場日2019年10月18日
天野秀夫
天野秀夫
浜木綿(7682)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度3
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

浜木綿が10月18日、JASDAQと名証2部に新規上場/『浜木綿』を主要ブランドとする中国料理専門店の運営

浜木綿(7862、はまゆう)が10月18日、JASDAQスタンダードと名証2部に新規上場する。同社は1967年2月に創業し、地元愛知県を中心に『浜木綿』を主要ブランドとする中国料理専門店を運営している。

家族の集いに重きを置いた主力ブランドである「浜木綿」、全室個室タイプの「四季亭」、少人数顧客向けの「桃李蹊」の3業態で、客単価1500円~3000円、利用頻度は月1回程度を顧客ターゲットとして、競合間での差別化を推進している。

2019年7月期は、新規に「浜木綿」業態の直営店2店舗を出店し、2019年7月期末現在 の店舗は愛知県、岐阜県、三重県、静岡県、滋賀県、神奈川県、東京都、大阪府に「浜木綿」業態30店舗、愛知県に「四季亭」業態3店舗、愛知県に「桃李蹊」業態8店舗の合計41店舗となっている。2020年7月期は、「浜木綿」業態3店舗の直営店出店を計画し合計44店舗を見込んでいる。

2020年7月期業績は売上高54億9400万円(前期比 5.1%増)、営業利益3億500万円(前期比0.6%増)、経常利益は3億200万円ゅ前期比1.6%減)、当期利益1億9100万円(前期比4.1%増)を見込んでいる。

10月に実施された消費増税により、今期計画には一時的な売上減を見込んでおり、メニューのリニューアルや高い集客力を誇る「ふかひれフェア」の開催、宴会や法事利 用の増加に注力することで売上高を確保する方針だ。

浜木綿(7682)の基本情報

企業名株主会社浜木綿
会社URLhttp://www.hamayuu.co.jp/
証券コード・市場 JASDAQ (7682)
上場予定日2019年10月18日
業種 小売業
事業内容「浜木綿」を主要ブランドとする中国料理専門店の運営
本社所在地愛知県名古屋市昭和区山手通3-13-1
社長林永芳
設立年月1968年02月13日
決算期7月末
上場前資本金284160千円

事業の特徴と魅力

浜木綿(7862)の創業は東南アジア諸国連合(ASEAN)が結成された1967年と歴史を持ち、愛知県を中心に『浜木綿』を主要ブランドとする中国料理専門店を広げています。

手頃な価格でおいしい料理を提供するために、新卒者を自社で調理師に育成し、約30年前から独自のオーダーシステムを使い料理の提供スピードを上げ、 セントラルキッチンで食材の調理技術を共有することで、現在の調理オペレーションを確立させています。

その結果、通常の中国料理店より少ない調理師の人数で安定した料理を提供できるようになり、多店舗展開を可能とすることが特徴となっています。

初値予想

想定価格 2,020円
仮条件 2,020円〜 2,120円
公開価格 2,120円
初値予想 2,400円

初値予想と上場後の見込み

中国料理専門店の運営を手掛ける浜木綿(7862)の想定価格2020円から試算される想定時価総額20.2億円、市場からの資金吸収額は10.9億円で、JASDAQスタンダードおよび名証2部に同時上場いる中型案件です。

ロック・アップが比較的ゆるく、同日にワシントンホテル(4691)が上場することで資金が分散することで、初値は穏健なものとなりそうです。

ただ、株主優待の新設に期待が持てるほか、店舗の拡大に沿って業績も伸びる余地があります。上場後は流動性の確保がポイントとなってきます。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-10-01〜 2019-10-07
当選発表(公開価格決定)日 2019-10-08
購入申込期間 2019-10-09〜 2019-10-15

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 310,000
売出株数(OAを含む) 228,200
当選株合計 538,200

おすすめのネット証券

浜木綿(7862)の主幹事証券は野村で、大手・中堅証券によってバランス良く感じ団が構成されています。本社が愛知県名古屋市ということで、東海東京、安藤、静銀ディーエムと中京圏に強い証券会社が幹事団入りしています。

一方、大株主は、ベンチャーファンドのロックアップが公開価格の1.5倍で解除される解除条項が付与されています。第2位大株主の社長にはロック・アップが掛かっていない珍しいケースです。従業員持ち株会のみ180日間と最長で解除条項なしのロック・アップが掛けられています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事野村証券87.05%468,5004,685
幹事SMBC日興証券1.73%9,30093
みずほ証券1.73%9,30093
東海東京証券1.73%9,30093
岡三証券1.73%9,30093
丸三証券1.73%9,30093
安藤証券1.73%9,30093
SBI証券1.73%9,30093
静銀ディーエム証券0.85%4,60046

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
(有)AMcosmos30.35%上場日から90日間
林永芳19.80%
SB・A外食育成投資事業有限責任組合8.67%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
武藤まなみ5.78%上場日から90日間
林あづみ5.78%上場日から90日間
浜木綿従業員持株会5.38%上場日から180日間
(株)昭和3.47%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)マルト水谷3.47%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
林禮子3.12%上場日から90日間
あいぎん未来創造ファンド2号投資事業2.89%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除

中華料理の安定成長株に

3月にIPOした餃子居酒屋「肉汁餃子製作所ダンダダン酒場」を運営するNATTY SWANKY(7674)や大阪王将のイートアンド(2882)、王将フード(9936)、東天紅(8181)が類似対象企業と見られます。

2020年7月期は、浜木綿業態3店舗の直営店出店を計画し、2020年7月期末現在の店舗数は、ファミリー向けの浜木綿業態33店舗、全個室タイプの本格中華店の四季亭業態3店舗、少人数向けの桃李蹊業態8店舗の計44店舗を見込んでいます。

居酒屋やラーメン業態と異なり新規出店数が比較的限られてくることから、業績の変化率も抑えられるため、安定成長の銘柄と見られるでしょう。配当を実施しており、株主優待制度の新設にも期待が膨らみそうです。

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