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グッドスピード【7676】

  • グッドスピードが4月25日、マザーズに新規上場
  • SUV、4WDに特化の中古車販売店を東海で展開
上場市場 マザーズ
予想価格1,210円
上場日2019年04月25日
天野秀夫
天野秀夫
グッドスピード(7676)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

グッドスピードが4月25日、マザーズに新規上場/SUV、4WDに特化の中古車販売店を東海で展開

グッドスピード(7676)が4月25日、東証マザーズに新規上場する。SUV(スポーツ多目的車)・4WD(四輪駆動車)に特化した中古車販売とその関連業務(買い取り、整備および板金、保険代理店、レンタカー事業)を展開している。

2002年8月に愛知県春日井市に第1号店をオープン後、2003年2月に有限会社を設立してスタートした。高年式(登録から5年以内)、低走行(5万キロメートル以下SUV・4WD車両に車種を絞り込んだ専門店展開を進めている。天府ぽブランドは社名と同じ「グッドスピード」。その出店は東海エリア内におけるドミナント方式(特定地域への集中出店)で、2019年2月末時点、MEGA専門店2店舗、国産車専門店11店舗、輸入車専門店4店舗、買取専門店1店舗の合計18店舗を東海4県に出店している。

このほか、付帯サービスの整備・鈑金は、メーカー・車種を問わずに対応可能な体制を構築しており、整備工場はほとんどの車両整備店に併設している。加えて、「マッハ車検」のブランドで車検専門店を1店舗、鈑金及び塗装を専門に扱うボディー&ペインティングセンターを2店舗展開している。保険代理店、レンタカーの付帯サービスも行っている。

今2019年9月期は、売上高256億4000万円(前期比12.7%増)、営業利益3億2000万円(同59.6%増)を見込む。今期の小売販売台数は8984台(前期比20.7%増)を計画する以外に、オートオークション、業者販売の販売台数で5548台(同7.2%増)を見込んでいる。

グッドスピード(7676)の基本情報

企業名株式会社グッドスピード
会社URLhttps://goodspeed-group.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (7676)
上場予定日2019年04月25日
業種 小売業
事業内容SUVを中心とした自動車販売及びその附帯業務
本社所在地愛知県名古屋市東区泉2-28-23
社長加藤久統
設立年月2003年02月20日
決算期9月末
上場前資本金30,000千円

事業の特徴と魅力

グッドスピード(7676)は創業以来、SUVと4WDに特化した中古車販売、輸入中古車販売店を展開して東海地区でブランドイメージ定着させてきたことが特徴です。

2018年12月には、愛知県大府市に同社初の自動車買取専門店「グッドスピード大府有松インター買取専門店」をオープンするなど自動車買取のほか、レンタカー事業、保険代理店事業を強化し、顧客に自動車関連サービスをワンストップでサービス提供できる体制作りを進めていることで同業他社との差別化を図っています。

初値予想

想定価格 1,210円
仮条件 1,210円〜 1,400円
公開価格 1,400円
初値予想 1,800円

初値予想と上場後の見込み

グッドスピード(7676)の想定価格1210円から試算した想定時価総額は17.5億円、市場からの資金吸収額は7.7億円でマザーズ上場の小型案件です。SUVを中心とした自動車販売およびその関連業務という事業内容からは人気化が難しく、同日に事前人気の高いトビラシステムズ(4441)が上場することで、初値は穏健な始まりが予想されます。

ただし、想定価格の予想PERは11倍、実績PBRは1.75倍と時価には割安感と値ごろ感があります。今9月期も10円配当を見込んでおり、今期の業績の伸びが期待できるならば、上場後に短期資金を呼び込んで上値を伺う動きがありそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-04-09〜 2019-04-15
当選発表(公開価格決定)日 2019-04-16
購入申込期間 2019-04-17〜 2019-04-22

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 550,000
売出株数(OAを含む) 82,500
当選株合計 632,500

おすすめのネット証券

グッドスピード(7676)は愛知県の本社企業のためか、地元の東海東京が主幹事証券です。やはり中京地区地盤の安藤証券も幹事団に入っています。東海東京は今年3社目の主幹事となります。

一方、大株主は社長と社長の関連会社に解除条項無しのロックアップが180日間、しっかりと掛かっています。主要株主は7名までで、この他では900株が7名、450株が26名、300株が3名と小口株主が中心となっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事東海東京証券92.17%583,0005,830
幹事大和証券2.61%16,500165
SBI証券1.74%11,000110
エース証券0.87%5,50055
安藤証券0.87%5,50055
丸三証券0.87%5,50055
岩井コスモ証券0.87%5,50055

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
加藤 久統47.45%上場日から180日間
(株)Anela47.45%上場日から180日間
横地 真吾1.98%継続保有の意向
平松 健太0.60%継続保有の意向
大崎 勝士0.21%継続保有の意向
塗 利樹0.16%継続保有の意向
松井 靖幸0.16%継続保有の意向

VTホールディングスの出世見本もある

SUVと4WDに特化しているとはいえ、中古車販売に特段の事業特性は見られません。業績も派手な変化率とはなっていません。新規出店スピードと業績、株主還元姿勢が、株価の直接材料となってくるでしょう。

ただ、東証1部のVTホールディングス(7593)は、同じ中京地区の自動車ディーラーとして1998年名証2部に上場以来、M&Aなどを駆使して成長を続けました。意外性はあります。

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