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FUJIジャパン【1449】

  • FUJIジャパンが12月13日、札証アンビシャスに新規上場
  • 戸建て住宅向け総合リフォーム事業を展開
上場市場 アンビシャス
予想価格730円
上場日2018年12月13日
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天野秀夫
天野秀夫
FUJIジャパン(1449)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度3
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

FUJIジャパンが12月13日、札証アンビシャスに新規上場/戸建て住宅向け総合リフォーム事業を展開

FUJIジャパン(1449)が12月13日、札幌証券取引所アンビシャス市場に新規上場する。アンビシャス市場への新規上場は2017年6月のエコモット以来で、アンビシャス9社目の上場企業となる。

同社の主力事業は、戸建て住宅向けの外壁材の製造、販売、卸、施工といった総合リフォーム事業だ。2005年に前身の企業が設立されて、2006年に現社名に商号変更した。2010年3月札幌市東区に札幌物流センターを、2015年7月神奈川県藤沢市に関東物流センターを開設している。

企画提案から施工、メンテナンスまで一貫した外壁リフォーム工事の販売・施工を北海道エリアを主体に事業展開してきた。外壁リフォーム工事の際に使用する建材については、OEM先製造会社と協力して開発した耐久性、耐熱性、防汚性等に優れる同社オリジナルの外壁材・施工資材を活用していることが特徴だ。

こうした商品力と施工能力を背景に、気象条件が厳しい寒冷地である北海道で実績を積み上げ、東北・関東まで事業エリアを拡大している。また、外壁リフォーム工事以外では、エクステリア及び水廻り等のリフォーム工事を行う「その他リフォーム工事」も行っている。

外壁リフォーム工事は前期実績で売上高の87.7%を占め、オリジナル外壁材「ハッピーエンドシリーズ」が主力。外壁以外の塗装やエクステリア、内装工事のその他リフォーム工事は同6.2%、工務店などの法人に対して卸販売は同6.1%をそれぞれ占めている。今2018年12月期は売上高13.2億円(前期比6.8%)、経常利益4900万円(同3%)の増収増益見込み。

FUJIジャパン(1449)の基本情報

企業名株式会社FUJIジャパン
会社URLhttps://www.fujijapan.net/
証券コード・市場 アンビシャス (1449)
上場予定日2018年12月13日
業種 建設業
事業内容リフォーム事業(外壁材の製造、販売、卸、施工、並びに総合リフォーム事業)
本社所在地北海道札幌市中央区大通東4-4-18
社長佐々木忠幸
設立年月2005年03月22日
決算期12月末
上場前資本金45,000千円

事業の特徴と魅力

FUJIジャパン(1449)は、外壁リフォーム工事の施工並びに販売を目的とする企業として、事業的には新規性はありません。ただし、札幌証券取引所アンビシャス市場への上場企業としては、2017年6月にマザーズと同時上場したエコモット(3987)以来であり、アンビシャス市場9社目、アンビシャス単独上場では8社目となります。

アンビシャスとしては、RIZAPグループ(2928)が全国区的な銘柄として存在感を高めて、直近では日本テクノ・ラボ(3849)の株価急騰も注目されています。

初値予想

想定価格 730円
仮条件
公開価格
初値予想 2,000円

初値予想と上場後の見込み

FUJIジャパン(1449)の想定価格730円が試算した想定時価総額5.2億円、市場からの資金吸収額は8000万円で、地方市場上場の小型案件となります。公開株式数が11万株と極めて少ない上に、想定価格が株価3ケタと低位であることから、かなり当選しにくい銘柄と言えるでしょう。こうした需給関係を背景にして初値は公開価格を大きく上回る可能性を秘めています。

その一方、上場後は流動性の欠如に注意する必要があります。以前に比べて改善はされてきているようですが、インターネット証券の中には地方市場上場銘柄の商いに制約があるところもあるようです。地元の北海道から、東北・関東まで事業エリアを拡大しているので、近い将来の東証上場が期待されるところです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-11-26〜 2018-11-30
当選発表(公開価格決定)日 2018-12-03
購入申込期間 2018-12-05〜 2018-12-10

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 60,000
売出株数(OAを含む) 50,000
当選株合計 110,000

おすすめのネット証券

FUJIジャパン(1449)の主幹事証券は、IPO主幹事を初めてとなる藍澤です。札幌証券取引所アンビシャス市場に上場する北の達人コーポレーション(2930)のIPO主幹事だった「日本アジア証券」を、2017年8月に藍澤証券が吸収合併したことが主幹事獲得の要因です。また、札幌地場証券である上光証券も幹事団に名を連ねています。岡三証券が幹事団にあることから岡三オンライン証券からの申し込みも可能です。

一方、大株主のロックアップは解除条項無しで筆頭株主の社長のみに掛かっています。また、上場株主は表中の8名のみです。ロックアップが掛かっていなくとも売りは限られています。少数株主のIPOとしては珍しい案件と言えるでしょう。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事藍澤証券未発表
幹事岡三証券未発表
SBI証券未発表
エース証券未発表
上光証券未発表
マネックス証券未発表

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
佐々木忠幸92.31%上場日から180日間
FUJIジャパン従業員持株会3.23%
樋口俊一1.54%
佐賀一郎1.54%
大内宏0.46%
黒川明則0.46%
大高誠0.31%
國見政明0.15%

株主優待の新設にも期待

札幌駅と大通公園周辺では高層タワーマンション主体の再開発が複数進んでるほか、オフィス・商業系の再開発としては「さっぽろ創世スクエア」も動き出しています。住宅リファーム主体のFUJIジャパンにとって直接的なメリットはありませんが、再開発の動きは住宅市場でも少なからずマーケットを刺激してくるのでプラス材料です。また、一般消費者がビジネス対象となるので、株主優待の新設も期待されます。

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