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イオレ【2334】

  • イオレが12月15日、マザーズに新規上場
  • 「らくらく連絡網」を中心とするネットメディア事業で急成長
上場市場 マザーズ
予想価格1,780円
上場日2017年12月15日
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天野秀夫
天野秀夫
イオレ(2334)のサムネイル
初値期待度5
上場後株価期待度4
上場時話題性4
事業成長性3
事業収益力3

イオレが12月15日、マザーズに新規上場/「らくらく連絡網」を中心とするネットメディア事業で急成長

イオレ(2334)が12月15日、マザーズに新規上場する。インターネットメディアの運営会社で、主力事業は、日程調整や出欠確認がスマートフォンなどの画面上で簡単にできる「らくらく連絡網」の運営会社。

2005年にサービスインした「らくらく連絡網」は、部活動などの団体活動におけるスケジュール管理がなどスマホの画面上で簡単にでき、アンケートや安否確認機能など搭載するなど機能が拡充されてきた。2017年9月末時点で、38万団体・670万人に利用されている。特に、親和性が高い大学生では、4人に1人が利用しているとされ、子供を持つ父兄などに利用者が広がっている。

このビジネス特性を生かして、2013年に大学生向けに特化したアルバイト求人情報サイト「ガクバアルバイト」サービスを新規にを立ち上げ、現在では月間20万人の大学生がサイトに訪問している。このほか、多数のwebメディアを通じて広告配信が可能な広告プラットフォームサービス「pinpoint」を展開している。なかで、「らくらく連絡網」「ガクバアルバイト」の利用サービスは無料で、イオレは出稿企業から広告収入を得るビジネスモデルを構築している。

大学生に次ぐターゲットとして現在は、主婦層に照準を定めている。2017年7月に凸版印刷(7911)と資本業務提携を締結し、「らくらく連絡網」の顧客データと、凸版印刷が運営する主婦向けチラシ閲覧サイト「Shufoo!」のデータを掛け合わせた新サービスの検討・開発に着手している。

IPOで得た資金は、「らくらく連絡網」など既存サービスの機能改善やシステム高速化などの開発費用に充当する予定。なお、かつてソニーを率いた出井伸之氏がボードアドバイザーを務め、「クオンタムリープ」が上場前に出資。創業者である現在の吉田直社長はザッパラス(3770)の前身サイバービスの創業者。社名のイオレは、サッカーの応援「オーレ」というかけ声が由来だ。

イオレ(2334)の基本情報

企業名株式会社イオレ
会社URLhttp://www.eole.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (2334)
上場予定日2017年12月15日
業種 サービス業
事業内容グループコミュニケーションサービス「らくらく連絡網」を中心とするネットメディア関連事業
本社所在地東京都港区高輪三丁目5番23号
社長吉田直人
設立年月2001年04月25日
決算期3月末
上場前資本金599,984千円

事業の特徴と魅力

大学生の4人に1人がユーザーと言われている日本最大級のグループコミュニケーション支援サービス『らくらく連絡網』と、プライベートDMPサービス『pinpoint』をメーンとするインターネットメディア関連事業を展開しています。

ちなみに、「プライベートDMP」とは、自社独自で保有している購買履歴や行動履歴、興味関心、部署などのマーケティングデータと外部のデータを組み合わせて蓄積・管理をするプラットフォームのことです。『らくらく連絡網』はサークルやゼミに所属する大学生、あるいは子どもを持つ父母たちに活用され、大学生向けのアルバイト求人情報サイト、主婦向けチラシ閲覧サイトなど新規事業へ広がりを見せていることが特徴です。

初値予想

想定価格 1,780円
仮条件 1,750円〜 1,890円
公開価格 1,890円
初値予想 5,000円

初値予想と上場後の見込み

公開価格を大幅に上回る初値が期待できます。上場初日は初値がつかない可能性が高いでしょう。また、初値の水準にもよりますが、上場後も人気化が期待できます。人気化の背景材料は、まず事業内容です。IT系の事業でありながらスケジュール・出席管理といったわかり易い内容で、事業展開力に広がりが見られます。これに伴い近年は、年率20%から30%の売上高成長となっています。

次が、良好な需給です。想定価格ベースの資金吸収額は5億2000万円とマザーズの小型案件です。対照的にマザーズ大型案件のHANATUOR JAPAN(6561)と15日に同時上場ですが、影響はほとんど無いでしょう。むしろ、12日から15日に新規上場する10銘柄のうち市場からの資金吸収額は、14日のエル・ティー・エス(6560)に次いで軽量級なことから、広範な資金を呼び込むことでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2017-11-29〜 2017-12-05
当選発表(公開価格決定)日 2017-12-06
購入申込期間 2017-12-08〜 2017-12-13

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 140,000
売出株数(OAを含む) 153,200
当選株合計 293,200

IPO申込みにおすすめのネット証券

6月20日に新規上場したディーエムソリューションズ(2170)以来、久々のSBI証券が主幹事を務める銘柄です。SBI証券のほか、SMBC日興証券マネックス証券岩井コスモ証券からネットを通じた参加が出来ます。また、むさし証券も幹事団に加わっていることもポイントです。

小型株が少なく、極めて当選が難しい銘柄となります。ロックアップは階所条項が無しで大株主にまんべんにかかっています。ベンチャーキャピタルも上場前に複数、投資していますが大株主未満で、その保有額は少額で需給に懸念はありません。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
吉田 直人36.48%上場日から90日間
(株)五六11.33%
小川 誠6.05%上場日から90日間
凸版印刷(株)6.00%上場日から90日間
中井 陽子4.30%上場日から90日間
(株)KEIアドバンス4.14%上場日から90日間
(株)アルファステップ3.41%上場日から90日間
本郷 孔洋2.69%上場日から90日間
一條 武久2.27%上場日から90日間
(株)毎日コムネット2.07%上場日から90日間

人気化必至のインターネットメディア関連

IPOマーケットで人気化するには「ITなど事業成長妙味」「軽量級な需給」「魅力的な業績変化率」「IPOのタイミング」などが揃ったときです。イオレ(2334)はタイミング以外の要素を兼ね備えており、かなりの好人気が予想されます。

IPOが10社集中する週末金曜日の上場と、通常ならば最悪な上場タイミングですが、むしろ、初値が暴走しないための需給面でのブレーキ役ととして働いてくれそうです。とはいえ、上場日の15日には買いが集中して初値が付くかどうかは微妙です。いずれにせよ、上場後も人気化する可能性が高い銘柄です。

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