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BuySell Technologies【7685】

  • BuySell Technologiesが12月18日、東証マザーズに新規上場。
  • ネット型リユース事業を展開
上場市場 マザーズ
予想価格1,840円
上場日2019年12月18日
天野秀夫
天野秀夫
BuySell Technologies(7685)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力4

BuySell Technologiesが12月18日、東証マザーズに新規上場。/ネット型リユース事業を展開

BuySell Technologies(7685、バイセルテクノロジーズ)が12月18日、東証マザーズに新規上場する。2001年1月16日に設立された同社は、店舗を保有せずインターネット、メディアを活用したマーケティング戦略で集客を実施するネット型リユース事業を展開している。出張訪問買取を中心とする事業モデルと買取査定では約250名の査定員を確保していることが特徴だ。

取扱商品は主に、着物、切手、古銭、貴金属、ジュエリー、ブランド品、時計、骨董品、毛皮、お酒等を対象とし、販売時に高単価を確保できるものをメーンとしている。出張訪問買取を中心とする事業の特性上、シニア富裕層の顧客からの問い合わせが多く、主要顧客層は50歳代以上の顧客が約75%を占めている。

一方、販売事業は、古物市場や業者向けオークションによる法人販売を中心に販売を実施し、売上高の約90%を占めている。また、楽天市場、ヤフオク!等を活用した電子商取引(EC)販売や百貨店での催事販売、2018年7月からは自社ECサイトである「バイセルオンライン」を立ち上げている。

新規事業として2018年11月から、自動車の資産価値を過去・現在・将来に渡って自動車売買データから算出し、ワンタップで簡単に売却できるスマートフォンアプリ「CAPPY(キャッピー)」を展開している。

2019年12月期業績は、売上高128.9億円(前期比27.4%増)、経常利益8億円(同70%増)の増収増益見通し。通期経常利益計画に対する第3四半期末での進捗率は、97.8%に達している。

BuySell Technologies(7685)の基本情報

企業名株式会社BuySell Technologies
会社URLhttps://buysell-technologies.com/
証券コード・市場 マザーズ (7685)
上場予定日2019年12月18日
業種 卸売業
事業内容出張買取を中心とした多様なリユース商材の買取及び販売
本社所在地東京都新宿区四谷4-28-8 PALTビル
社長岩田匡平
設立年月2001年01月16日
決算期12月末
上場前資本金40,000千円

事業の特徴と魅力

テレビコマーシャルではタレントの坂上忍さんを起用している効果もあって、買取事業では月間2万件を超える査定の問い合わせ実績があり、シニア富裕層からの問い合わせが多く、50代以上の顧客が約75%を占めることが特徴です。事業の特性上、株式上場は会社の信用度が向上する効果が期待されます。

また、新規事業である愛車をワンタップで簡単に売却できるスマートフォンアプリ「CAPPY(キャッピー)」の展開が今後注目されます。

初値予想

想定価格 1,840円
仮条件 1,790円〜 1,930円
公開価格 1,930円
初値予想 2,300円

初値予想と上場後の見込み

バイセルテクノロジーズ(7685)の想定価格1840円から試算した想定時価総額は118.6億円、市場からの資金吸収額14.2億円でマザーズの中型案件となります。ネット型のリユース事業は株式市場では珍しくはないですが、出張買取に特化しているところは少ないです。ただ、人気化は難しいところです。

また、上場当日はJTOWER(4485)とユナイトアンドグロウ(4486)も上場する3社IPOであることも初値形成には逆風の地合いとなっています。初値は堅調な始まりとなるでしょう。

ただ、業績は伸びており、割高感もないので上場後は上値を慕う期待があります。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-12-02〜 2019-12-06
当選発表(公開価格決定)日 2019-12-09
購入申込期間 2019-12-11〜 2019-12-16

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 445,000
売出株数(OAを含む) 325,500
当選株合計 770,500

おすすめのネット証券

バイセルテクノロジーズ(7685)の主幹事証券はSBI証券です。SBI証券の単独主幹事は10月のAI CROSS(4476)以来となります。幹事団が藍沢、エイチ・エス、むさしなど中堅証券を含めて13証券体制となっていることが特徴でもあります。

筆頭株主、第2位大株主はエボラブルアジア(6191)の創業者が代表を務める投資ファンドで180日間のロックアップが掛かっています。価格解除条項のついた大株主のロックアップも複数あります。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SBI証券86.94%669,9006,699
幹事大和証券4.35%33,500335
みずほ証券4.35%33,500335
SMBC日興証券1.74%13,400134
岡三証券0.44%3,40034
東海東京証券0.44%3,40034
丸三証券0.44%3,40034
水戸証券0.44%3,40034
岩井コスモ証券0.26%2,00020
エース証券0.17%1,30013
藍沢証券0.17%1,30013
エイチ・エス証券0.17%1,30013
むさし証券0.09%7007

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
ミダス第1号投資事業52.94%上場日から180日間
ミダス第2号投資事業20.12%上場日から180日間
大石崇徳9.15%上場日から180日間、但し公開価格の1.5倍で解除
岩田匡平5.67%上場日から180日間
丸山聖司1.83%
Soltec Investments Pte. Ltd.0.91%上場日から180日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)イングリウッド0.91%上場日から180日間、但し公開価格の1.5倍で解除
R & T Partners, LP0.91%上場日から180日間
畑野洋平0.73%
(株)ベクトル0.46%上場日から180日間

業績

売上高(千円)経常利益当期利益1株当たりの純利益純資産額1株当たり純資産額配当(円)自己資本比率自己資本利益率
2016年12月期(実績)7,559,880225,569145,81524.30229,44036.900.0010.065.9
2017年12月期(実績)8,917,779319,125226,16037.69452,96574.597.5018.967.6
2018年12月期(実績)10,118,751472,996329,97155.00727,844120.0611.0022.956.5
2019年12月期(予想)12,891,000804,000513,00085.290.0015.000.00.0

エボラブルアジア創業者が取締役会長

筆頭株主および第2位大株主のミダス第1号、第2号投資事業有限責任組合が議決権の約80%を所有しています。

このファンド運用会社であるミダスキャピタルはエボラブルアジア(6191)の創業者である吉村英毅氏が代表を務めていて、吉村氏はバイセルテクノロジーズの取締役会長でもあります。業種、事業内容は異なりますが、このエボラブルアジアとの関係も今後は関心を集めることになりそうです。

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