初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

ブランディングテクノロジー【7067】

  • ブランディングテクノロジーが6月21日、マザーズに新規上場
  • 歯科医院向けに強みを持つWEB営業支援の提供企業
上場市場 マザーズ
予想価格1,540円
上場日2019年06月21日
PR
天野秀夫
天野秀夫
ブランディングテクノロジー(7067)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

ブランディングテクノロジーが6月21日、マザーズに新規上場/歯科医院向けに強みを持つWEB営業支援の提供企業

ブランディングテクノロジー(7067)が6月21日、東証マザーズに新規上場する。

歯科医院のインターネット関連の企画営業業務を目的として2001年8月に設立され、同社と連結子会社3社で構成されている。Webサイトの制作・保守・ソフトウェア開発の海外生産拠点として、ベトナムに現地法人を持つほか、グローバル戦略、ASEAN地域の活動拠点として、シンガポールにも現地法人を設立しいる。

事業内容的には、中小企業がブランドを形づくるためのオウンドメディア制作から、継続的な運用(経営サポート)までを支援する「ブランド事業」、最新のデジタルマーケティングを軸に、様々なネット広告、コンサルティングで広告効果の最大化を提供する「デジタルマーケティング事業」、国内外にラボ拠点をおき、システム開発などの業務を高品質、低コストで実現する「オフショア関連事業」で構成されている。ブランド事業では、2019年3月時点で約3000社の顧客を抱えている。

主要運営メディアとしては、全国の歯科医院を検索・予約できるメディア(掲載数6万8000医院以上)の「歯科タウン」、歯に関する様々な悩みに対し、現役の歯科医師が直接回答してくれるメディアの「ハノネ」、全国の外壁塗装の優良業者のみを紹介し相見積もりが取れるメディアの「外壁塗装コンシェルジュ」、全国の不動産会社と不動産売却に関する情報を掲載の「イエジン」がある。

今3月期業績は売上高53億円(前期比6.2%増)、営業利益1.8億円(同21.7%増)、経常利益1.75億円(同15.1%増)、当期利益1.16億円(同21.4%増)の増収増益を見込んでいる。

ブランディングテクノロジー(7067)の基本情報

企業名ブランディングテクノロジー株式会社
会社URLhttps://www.branding-t.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (7067)
上場予定日2019年06月21日
業種 サービス業
事業内容インターネットを利用した各種情報提供サービス、広告業および広告代理店業
本社所在地東京都渋谷区南平台町15-13 帝都渋谷ビル4階
社長木村裕紀
設立年月2001年08月16日
決算期3月末
上場前資本金99,500千円

事業の特徴と魅力

ブランディングテクノロジー(7067)はWEBサイトなどメディア制作、ネット広告、コンテンツ制作サービスを提供する企業で、主要運営メディアの「歯科タウン」が看板サイトとなっていることが特徴です。全国の歯科医院を検索・予約できるこのサイト掲載数は6万8000医院以上としており、国内のほとんどの歯科医院を網羅しているようです。

歯科分野以外では外壁塗装、不動産情報の分野に進出していますが、この先どのような分野に新シユツしていくかが成長のポイントとなってきそうです。海外生産拠点としてベトナム、グローバル戦略、ASEAN地域の活動拠点としてシンガポールにそれぞれ現地法人もっています。

初値予想

想定価格 1,540円
仮条件 1,600円〜 1,740円
公開価格
初値予想 3,100円

初値予想と上場後の見込み

ブランディングテクノロジー(7067)の想定価格1540円から試算される時価総額は24.8億円、資金吸収額は2.4億円で、東証マザーズ上場の小型案件です。

ベンチャーキャピタルが大株主に複数存在してロックアップも微妙ですが、公開株数が15.62万株と少なく、初値が飛ぶ傾向があるSBIが主幹事証券、市場人気が高いインターネット事業会社という条件を揃えており初値は好きスタートを切りそうです。

上場後も好需給を背景に当面は上値を追う展開が期待できます。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-06-04〜 2019-06-10
当選発表(公開価格決定)日 2019-06-11
購入申込期間 2019-06-13〜 2019-06-18

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 126,200
売出株数(OAを含む) 30,000
当選株合計 156,200

おすすめのネット証券

ブランディングテクノロジー(7067)の主幹事証券はSBI証券です。SBIはこのあと25日に登場する前人気が高いインフォネット(4444)と主幹事が続きます。

公開株式数が15.62万株と少ないにも関わらず幹事団は11証券と久々に多くなっています。レアケースとして香川証券、おきぎん証券も参画しています。おきぎん証券については、ネット広告の運用強化を目的として沖縄マーケティングセンター開設していることが背景にあると見られます。

大株主には複数のベンチャーキャピタルが確認できるほか、上場企業としてベクトル(6058)ととエボラブルアジア(6191)が資本参加しています。ロックアップは会社関係者に解除条項なしの180日間が掛かっていますが、その他は比較的甘めです。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SBI証券未発表
幹事大和証券未発表
楽天証券未発表
岩井コスモ証券未発表
藍澤証券未発表
極東証券未発表
東洋証券未発表
むさし証券未発表
エース証券未発表
丸三証券未発表
香川証券未発表
おきぎん証券未発表

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
(株)アズーロ38.43%上場日から180日間
木村 裕紀23.75%上場日から180日間
ジャフコ・スーパーV3共有投資事業16.52%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
100キャピタル1号投資事業4.23%
(株)ベクトル4.23%
Net Capital Partners Limited2.65%
ブランディングテクノロジー 従業員持株会2.03%上場日から180日間
X Capital有限責任事業組合2.03%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
(株)エボラブルアジア2.03%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
小川 悟0.95%上場日から180日間

歯科分野以外の強みを開拓へ

日本に382万社あるとされる企業のうち、99.7%にあたる380万9000社は中堅・中小企業とされています。こうしたなか、歯科医院は6万8000もあるとされ、同社の遠泳サイト「歯科タウン」は掲載数6万8000医院以上としているので、ほぼすべてが網羅されている計算になります。

歯科医院は比較的独立しやすい反面、競争も激しい分野です。また、人口減少に向かう中で事業環境も厳しくなっています。歯科分野以外の強みを確立することが差し迫った課題でしょう。

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。