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ベストワンドットコム【6577】

  • ベストワンドットコムが4月25日、マザーズに新規上場
  • クルーズ旅行に特化したオンライン旅行予約サイトを運営
上場市場 マザーズ
予想価格4,130円
上場日2018年04月25日
天野秀夫
天野秀夫
ベストワンドットコム(6577)のサムネイル
初値期待度4
上場後株価期待度3
上場時話題性4
事業成長性4
事業収益力4

ベストワンドットコムが4月25日、マザーズに新規上場/クルーズ旅行に特化したオンライン旅行予約サイトを運営

ベストワンドットコム(6577)が4月25日、東証マザーズに新規上場する。クルーズ旅行に特化したオンライン旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」の運営等を展開している。主に個人顧客をターゲットにして海外・国内クルーズの乗船券・パッケージ旅行の販売を行っている。

国内外の多くの船会社と連携して多様な商品ラインナップ、独自商品を自社WEBサイトで24時間オンラインでの予約対応とスタッフによるメールや電話対応を実施している。主な運営サイトは、クルーズ乗船券とパッケージツアーをオンラインで検索・予約可能な専門サイト「ベストワンクルーズ」、ハネムーンクルーズ専門サイト「フネムーン」、高級船専門のクルーズ旅行会社として子会社が運営する「ファイブスタークルーズ」がある。

契約先には、伊MSCクルーズ、米ロイヤルカリビアンインターナショナル、米セレブリティクルーズなど大手クルーズ会社が名を連ねている。自社企画商品のほか、提携旅行会社のツアーも予約可能で、今年2月末時点の取り扱いコース数は1万7101コースとなっている。今2018年7月期は、売上高172億2400万円(前期比44.1%増)、経常利益1億2100万円(同133.6%増)と増収増益見通し。

ベストワンドットコム(6577)の基本情報

企業名株式会社ベストワンドットコム
会社URLhttp://www.best1cruise-corp.info/
証券コード・市場 マザーズ (6577)
上場予定日2018年04月25日
業種 サービス業
事業内容クルーズ旅行に特化したオンライン旅行予約サイト「ベストワンクルーズ」の運営など
本社所在地東京都新宿区富久町16番6号西倉LKビル2階
社長澤田秀太
設立年月2005年09月05日
決算期7月末
上場前資本金132,072千円

事業の特徴と魅力

国土交通省の調査「2016年の我が国のクルーズ等の動向」では、2016年の日本人のクルーズ人口は5年連続の20万人台となる24.8万人(前年比12.4%増)と、過去最多を記録していることに加えて、団塊世代による需要と訪日外国人客(インバウンド)需要の拡大もあり事業環境は良好です。

また、同社の澤田秀太社長はエイチ・アイ・エス(9603)の澤田秀雄会長兼社長の長男であることも話題の1つ。将来的にはエイチ・アイ・エスとの連帯による事業シナジーの追求も期待されるところです。

初値予想

想定価格 4,130円
仮条件 4,130円〜 4,330円
公開価格 4,330円
初値予想 13,000円

初値予想と上場後の見込み

想定価格4130円から試算した時価総額は25億2000万円、市場からの資金吸収額は5億2000万円とマザーズの超小型案件です。ベンチャーキャピタル保有株は一定規模があるものの、ネット系のIPOだけに超軽量の需給だけで初値が飛びやすくなっています。事業がわかりやすく株主優待実施への期待もあります。

当選株数が少なく、公開株式の取得については難易度の高い銘柄と言えます。アイペット損害保険(7323)との同時上場となりますが、影響はないでしょう。また、初値後も軽量級の需給を生かして株価が上値を慕う可能性もあります。ただ、株価は荒い値動きを示す事となりそうなので、セカンダリーの参加は臨機応変な対応が必要となるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-04-10〜 2018-04-16
当選発表(公開価格決定)日 2018-04-17
購入申込期間 2018-04-18〜 2018-04-23

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 75,000
売出株数(OAを含む) 50,300
当選株合計 125,300

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事証券は公開価格に対して初値が大幅高となる傾向が強いSMBC日興。このほか、小型案件だけに幹事証券は6証券に限られている。SMBC日興のほか、SBI<いよいコスモ、マネックスを通じてオンラインで参加できる。

大株主にはベンチャーキャピタルが3社あるものの、保有株主規模から見て需給を圧迫するほどのものではない。会社関係には解除条項なしのロックアップがしっかりかかっている。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
澤田 秀太40.62%上場日から180日間
米山 実香15.05%上場日から180日間
(有)秀インター14.89%上場日から180日間
MICイノベーション4号投資事業6.91%
SMBCベンチャーキャピタル1号投資事業5.32%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
みずほ成長支援投資事業5.32%上場日から90日間、但し公開価格の1.5倍で解除
諸藤 周平5.32%上場日から180日間
小川 隆生2.92%上場日から180日間
宮前 幸央1.59%
野本 洋平0.80%上場日から180日間

オフシーズンの開拓と停泊港の再開発がポイントに

欧州発着や日本発着クルーズのオンシーズンは毎年4月から9月の6カ月間であり、特に5月のゴールデンウィーク期間及び7月から9月の夏休み期間に取扱いが集中する傾向にあります。一方、新規就航である当期の日本発着の外国船クルーズ乗船券の販売も、今2月期第2四半期は好調と、オフシーズンの売り上げ増加も今後の企業成長のポイントとなりそうです。

アベノミクスでは、大型クルーズ船が停泊できる港の総合開発も掲げており、その進捗も株価に影響を与えることになります。

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