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ビーアンドピー【7804】

  • ビーアンドピーが7月24日、マザーズに新規上場
  • 業務用インクジェットプリンターを使用した広告制作が主力
上場市場 マザーズ
予想価格1,900円
上場日2019年07月24日
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天野秀夫
天野秀夫
ビーアンドピー(7804)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性3
事業成長性3
事業収益力3

ビーアンドピーが7月24日、マザーズに新規上場/業務用インクジェットプリンターを使用した広告制作が主力

ビーアンドピー(7804)が7月24日、東証マザーズに新規上場する。

ビーアンドピーは1985年、大阪市に和田山コピーセンターが設立されたことを起源に持つ。業務用インクジェットプリンターを使用した販売促進用の広告制作、インテリア等の生活資材・製品制作を行っている。

大阪、東京、神奈川、福岡に制作、営業の拠点を置き、24時間体制で生産対応、顧客からの短納期の注文等に対応するサービス体制を構築している。各制作・営業拠点に合計100台以上の業務用インクジェットプリンターや加工マシンを保有していることが特徴だ。2018年10月期の売上高実績ベースで、販売促進用広告制作が85.5%、生活資材・製品制作が14.5%を占める。

販売促進用広告制作では、「販売促進用POP・什器製品を主な商材としたセールスプロモーション市場」、「店舗・商業施設・展示会など屋外広告物で使用するサイン製品を商材としたサイングラフィックス市場」、「テーブルクロスやファブリック素材など布地プリント製品を商材としたテキスタイル市場」、「壁・窓・床を中心とした壁紙やカーテン、内装インテリア製品を商材とした内装インテリア市場」の4つを主要仕向地先として、広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社、屋外サイン業者からの発注に対応している。

生活資材・製品制作は、チェーン展開する多店舗展開企業や病院、幼稚園、スーパー、ホテル、アミューズメント施設、オフィス、個人住宅向けなどを手掛ける内装インテリア業界に、壁紙などのインクジェット出力製品のサービスを行っている。

今2019年10月期業績は、売上高31.5億円(前期比30.9%増)、経常利益5.4億円(同0.8%減)の増収減益の見通し。なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、経常利益ベースで46.6%となっている。

ビーアンドピー(7804)の基本情報

企業名株式会社ビーアンドピー
会社URLhttps://www.bandp.co.jp/
証券コード・市場 マザーズ (7804)
上場予定日2019年07月24日
業種 その他製品
事業内容業務用インクジェットプリンターを使用した販売促進用の広告制作
本社所在地大阪府大阪市西区江戸堀2-6-33
社長和田山朋弥
設立年月1985年10月22日
決算期10月末
上場前資本金10,000千円

事業の特徴と魅力

ビーアンドピー(7804)は100台以上の業務用インクジェットプリンターや加工マシンを保有していることが特徴でもあり、強みとなっている。

販売促進用の広告制作といっても、一般的なポスター印刷にとどまらず店舗・商業施設・展示会など屋外広告物で使用される壁・窓・床を中心とした壁紙やカーテン、内装インテリア製品に使用される。外食チェーンなどにとどまらず、スーパー、ホテル、オフィス、個人住宅向けなどに広がる。営業力が強く試されるビジネスでもある。

初値予想

想定価格 1,900円
仮条件 1,900円〜 2,000円
公開価格 2,000円
初値予想 2,300円

初値予想と上場後の見込み

業務用インクジェットプリンターを使用した販売促進用の広告制作、インテリアなどの生活資材・製品制作を手掛けるビーアンドピー(7804)の想定価格1900円から試算した想定時価総額は43.7億円、市場からの資金吸収額は13.1億円で、マザーズ上場の中型案件戸なります。公開株式数はさほど多くなく、大株主にファンドもないことから、比較的割安に設定されている公開価格から初値は堅調だと予想されます。

ただし、事業内容にITのような派手さがなく、今10月期業績予想が減益見込みとなっていることがネックとなり、公開価格から大きく乖離した初値の形成はなさそうです。上場後は、この業績動向が上値水準を決めてくる事になりそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-07-05〜 2019-07-11
当選発表(公開価格決定)日 2019-07-12
購入申込期間 2019-07-16〜 2019-07-19

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 300,000
売出株数(OAを含む) 390,000
当選株合計 690,000

おすすめのネット証券

主幹事は今年初となるいちよし証券です。いちよし証券の主幹事は昨年12月に新規上場したテクノスデータサイエンス(7046)以来です。三菱、SMBC日興、大和と大手とともにマネックス、SBIとネット証券幹事団に加わっていますが、割当株数が少なくなっていることが特長です。

大株主は、会社関係者とその関係会社で占められており、解除条項が無いロックアップも上位にかかっていることから、需給は締まっていると見られます。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事いちよし証券78.26%540,0005,400
幹事三菱UFJモルガン6.09%42,000420
SMBC日興証券4.35%30,000300
大和証券4.35%30,000300
極東証券1.74%12,000120
マネックス証券1.74%12,000120
岩井コスモ証券0.87%6,00060
SBI証券0.87%6,00060
エース証券0.87%6,00060
東洋証券0.87%6,00060

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
英知興産(株)91.79%上場日から180日間
和田山 英一1.45%上場日から180日間
和田山 朋弥1.45%上場日から180日間
和田山 恵子0.97%
和田山 陽子0.48%
和田山 順子0.48%
小林 恒文0.23%継続保有の意向
中村 祐輔0.12%継続保有の意向
高橋 正幸0.12%継続保有の意向
長谷川 浩司0.11%継続保有の意向

大阪万博関連株としてアピールできるかがポイントに

業務用インクジェットプリンターを使用した販売促進用の広告制作という事業内容でジャスダックではなく、マザーズの上場を確保できたことはイメージ的にプラスです。ただ、今10月期業績予想が増収減益であることが現状ではマイナス視されるところです。

その一方で、配当は年50円を見込んでいることはプラス材料です。今後は、大阪本社の強みを生かして、大阪万博関連としてのテーマ性を引きつけることができるかどうかが、上場後の人気化を左右してくるでしょう。

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