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あさくま【7678】

  • あさくまが6月27日、JASDAQスタンダードに新規上場
  • ステーキレストランなどを中京・関東・東海でチェーン展開
上場市場 JASDAQ
予想価格1,150円
上場日2019年06月27日
天野秀夫
天野秀夫
あさくま(7678)のサムネイル
初値期待度3
上場後株価期待度4
上場時話題性4
事業成長性3
事業収益力3

あさくまが6月27日、JASDAQスタンダードに新規上場/ステーキレストランなどを中京・関東・東海でチェーン展開

あさくま(7678)が6月27日、JASDAQスタンダードに新規上場する。1954年9月に設立された「割烹旅館朝熊西店」を前身に持つ同社は、連結子会社「あさくまサクセッション」1社を加えた計2社で構成され、テンポスホールディングス(2751)を親会社としている。

「ステーキのあさくま」の名称で名古屋市内から郊外へと店舗展開し、駐車場を完備した郊外型のステーキレストランとして出店地域を広げてきた。「ステーキのあさくま」は、メインメニューであるステーキとハンバーグにおいて、和牛、国産牛、米国産牛、豪州産牛を使用し、新鮮なサラダ(サラダバー)を揃えていることが特徴となっている。

ターゲットはファミリー層、立地はロードサイドをメーンとしている。4月30日時点で直営店60店舗、FC加盟店7店舗の計67店舗を展開している。出店地域は愛知県のほか、関東1都5県、東海(静岡・三重・岐阜)。

新たな取組として、「ステーキのあさくま」を活かしたコーンスープやドレッシング等の外販商品を販売している。

一方、連結子会社は、ビュッフェレストラン「ファーマーズガーデン」、モツ焼き居酒屋「エビス参」、カフェ「オランダ坂珈琲邸」、インドネシア料理「スラバヤ」、インドネシア風居酒屋「ワヤンバリ」等を多角化展開している。4月30日時点で直営店20店舗を展開している。

2020年3月期の業績は、売上高100億6000万円(前期比6.5%増)、経常利益8億6000万円(同26.8%増)と増収増益の見通し。今期はグループ全体で直営店10の新規出店、退店で2店舗を計画している。

あさくま(7678)の基本情報

企業名株式会社あさくま
会社URLhttp://www.asakuma.co.jp/
証券コード・市場 JASDAQ (7678)
上場予定日2019年06月27日
業種 小売業
事業内容「ステーキのあさくま」の店舗展開を主業態とするレストラン事業
本社所在地愛知県日進市赤池町西組32
社長横田優
設立年月1948年12月10日
決算期3月末
上場前資本金515,000千円

事業の特徴と魅力

「ステーキのあさくま」は名古屋地域での知名度は高く、そのブランド力が強みとなります。会社側がそのブランド力を活かした外販商品の開発と販売に注力し始めています。

今3月期で売上高が100億円の大台に乗せますが、出店地域はまだ中京、関東、東海に限られており、関西などへの進出による成長が期待できることが強みです。

また、親会社のテンポスホールディングス(2751)による店舗開発能力のメリットを享受できることも強みです。

初値予想

想定価格 1,150円
仮条件 1,150円〜 1,250円
公開価格 1,250円
初値予想 1,700円

初値予想と上場後の見込み

『ステーキのあさくま』を中心とするレストラン事業を展開するあさくま(7678)の想定価格1150円から試算した想定時価総額は59.9億円、市場からの資金吸収額は7.8億円でJASDAQスタンダードの小型案件です。

業績の変化率にやや物足りなさがある一方で、公開株式数が少なく、想定価格1150円はPER12倍、PBR1.81倍で、IPO条件が比較的割安に設定されていたことも注目できます。そしてIPO時点で株主優待が設定されていることで幅広い個人投資家の資金を集めそうです。

JASDAQ上場のため派手な初値はなさそうですが、むしろ外食銘柄は上場後に上昇する銘柄が多いことから、IPO後のパフォーマンスも注目されそうです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2019-06-11〜 2019-06-17
当選発表(公開価格決定)日 2019-06-18
購入申込期間 2019-06-19〜 2019-06-24

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 500,000
売出株数(OAを含む) 177,100
当選株合計 677,100

おすすめのネット証券

主幹事証券は三菱モルガンです。親会社のテンポスホールディングス(2751)の主幹事はみずほ証券ですが、みずほは幹事団に入っていません。愛知県が本社とあって、東海東京、安藤が幹事団に入っていることが特徴です。また、珍しくフィリップ証券(元・成瀬証券)が幹事団に入っています。

一方、大株主の上位陣には解除条項無しのロックアップが180日間の形でしっかりと掛かっています。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事三菱UFJモルガン91.30%618,2006,182
幹事大和証券1.74%11,800118
SBI証券1.74%11,800118
東海東京証券1.74%11,800118
フィリップ証券1.30%8,80088
岡三証券1.30%8,80088
安藤証券0.87%5,90059

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
(株)テンポスホールディングス56.37%上場日から180日間
(有)あさしお11.28%上場日から180日間
近藤裕貴10.05%上場日から180日間
近藤典子8.92%上場日から180日間
西尾すみ子3.62%上場日から180日間
近藤千鶴子1.25%上場日から180日間
(株)りそな銀行0.97%
(株)三井住友銀行0.93%
麒麟麦酒(株)0.87%
加藤利武0.44%

年4000円分の株主優待制度を設定

上場前から株主優待制度の導入を有価証券報告書内で開示しています。年1回、4000円分食事券(1000円×4枚)が、あさくま直営店・フランチャイズ加盟店およびあさくまグループ店舗で使用できます。権利割当日、所有株主数の条件は未定です。株主優待は個人投資投資家の関心と人気を集めそうです。

「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービス(3053)の業績悪化でステーキ業態のイメージはよくありませんが、出店戦略的には伸びしろがあり成長余地は十分にあります。

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