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SOU【9270】

  • SOUが3月5日、マザーズに新規上場
  • 元Jリーガーが社長のブランド買取・販売店「なんぼや」展開
上場市場 マザーズ
予想価格 3,090円
上場日 2018年03月22日
天野秀夫
天野秀夫
SOU(9270)のサムネイル
初値期待度 2
上場後株価期待度 3
上場時話題性 4
事業成長性 3
事業収益力 3

SOUが3月5日、マザーズに新規上場/元Jリーガーが社長のブランド買取・販売店「なんぼや」展開

SOU(2334)が3月5日、東証マザーズに新規上場する。SOUはブランド品、貴金属、時計、地金、宝石及び骨董品、美術品などの買取、販売を主としたリユース事業を展開している。仕入れは、全国な展開する商品買取店舗で、一般消費者からの買取が主力。一方、販路は、自社開催の国内外オークションを主にして国内外業者への卸売、小売店、ECサイトでの一般消費者向け小売販売となっている。

2017年8月末現在、国内38店舗を展開する買取専門店「なんぼや」は、リサイクル業界では透し、販売時に50,000円以上の単価を確保できるブランド品をメイン商材とする価格帯ての高級路線を推進している。このほか、ブランド買取専門店「BRAND CONCIER」、自社オークション「STAR BUYERS AUCTION」、海外向け販売専門店「ZIPANG」、世界の逸品ヴィンテージセレクトショップ「ALLU」、持ち物の価値がチェックできるスマートフォンアプリの「miney」、古美術品の「古美術八光堂」がビジネスの柱となっている。

地方出店の買取店舗の集客増大に向けたエリア戦略、昨年10月から開始したアプリのプロモーション、広告宣伝の強化を今下期(3―8月)を通じて推進する予定だ。こうした費用を吸収し、前期に連結子会社化した「古美術八光堂」の通期寄与などから、今2018年8月期は、売上高297億3200万円(前期比31.1%増)、営業利益16億9300万円(同64.4%増)、経常利益17億1000万円(同50.1%増)、当期利益11億2200万円(堂96.6%増)という高い伸びを見込んでいる。

なお、今回の上場に伴い調達した資金は、新規出店および既存システムの強化、販売促進に向けたソフトウェア開発のための設備投資、広告宣伝費に充当する計画だ。

SOU(9270)の基本情報

企業名 株式会社SOU(そう)
会社URL http://www.ai-sou.co.jp
証券コード・市場 マザーズ (9270)
上場予定日 2018年03月22日
業種 卸売業
事業内容 ブランド・貴金属・骨董品等の買取・販売
本社所在地 東京都港区港南一丁目2番70号品川シーズンテラス28階
社長 嵜本晋輔(きさもとしんすけ)
設立年月 2011年12月28日
決算期 8月末
上場前資本金 255,600千円

事業の特徴と魅力

サッカーJ社のリーグ・ガンバ大阪の元MF(ミッドフィルダー)だった嵜本晋輔氏(35歳)が社長を務めることで話題となっています。嵜本選手はJリーグ公式戦での出場はわずか4試合にとどまりましたが、ベンチャー企業の経営者に転身という「シンデレラストーリー」が注目されるでしょう。2011年創業から、わずか7年程度でのスピード上場もポイントです。中古ブランド品の買い取り・販売というリユースビジネスは一般的な事業ですが、販売時に50,000円以上の単価を確保できる商品をメイン商材とする価格帯の高級路線に特徴があります。

初値予想

想定価格 3,090円
仮条件 3,090円〜 3,300円
公開価格 3,300円
初値予想 4,500円

初値予想と上場後の見込み

社長が元J社のリーガーという話題性はありますが、需給面ではかなり厳しい展開が予想されます。想定価格が3090円と水準的には低くなく、想定価格から試算の時価総額は186億8000億円、市場からの資金吸収額は52億5000万円とマザーズにしては荷もたれ感があります。21日の祝日を挟んで20日に登場する信和(3447)が190億円、SOUの翌23日に登場するキュービーネット(6571)が253億円の市場から資金吸収をしていることも気掛かりです。話題性で堅調スタートとなる可能性はありますが、初値は様子見ムードが先行しそうです。

上場後の株価についても、事業に特段の新規性がみられず、近年の業績推移が荒くなっていることは気掛かりです。この2点を払拭できるアナウンスが会社側から出ない限り中期的な株価上昇は期待しにくいところです。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-03-06〜 2018-03-12
当選発表(公開価格決定)日 2018-03-13
購入申込期間 2018-03-14〜 2018-03-19

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 449,100
売出株数(OAを含む) 1,248,900
当選株合計 1,698,000

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事は初値が高く始まりやすいSMBC日興証券です。ネットからはSMBC日興の他、SBI証券岩井コスモ証券に加えて、岡三オンライン証券カブドットコム証券からの参加が可能です。公開株式数から見た当選本数は1万6980本と一般的な当選本数で当たりやすい部類に入るでしょう。

一方、大株主は以外にもベンチャー・キャピタルはなく、株主構成は役員、グルーブ従業員と個人株主が主体となっています。新株予約権も3回発行されており、小口の売りは結構出てきそうです。子会社社長の矢野氏(第6位大株主)と持株会を除いて、解除条項無しのロックアップが大株主にかかっています。

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
SFプロパティマネジメント合同会社79.47%上場日から180日間
嵜本 晃次5.34%上場日から180日間
嵜本 晋輔3.56%上場日から180日間
藤田 桂1.05%上場日から180日間
大園 俊英0.79%上場日から180日間
矢野 貴文0.63%
SOU従業員持株会0.55%
井元 信樹0.30%上場日から180日間
小島 宏計0.30%上場日から180日間
井原 幸昭0.30%上場日から180日間

話題先行、投資は戦略を確認してから

「元Jリーガーから転身のベンチャー企業経営者」という話題性は抜群で、短期間で上場までこぎ着けたシンデレラストーリーはメディアにも取り上げられてきそうです。ただ、リユースビジネス自体は、高級ブランド品に限ってみてもコメ兵(2780)、大黒屋HD(6993)、デファクトスタンダード(3545)をなど、かなり多数の類似企業が上場しています。今8月期経常利益予想が前期比50%増という高変化率ですが、2016年8月期は大減益に見舞われています。

また、やっかみからか買取価格に対して不満のネットでの書き込みも多く、今後はこうしたSNS、ネット対策も必要になってくるものと思われます。今回の上場が「ゴール」ではない成長戦略を経営サイドから聞いて投資しても遅くはないと思われます。

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