初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

エーアイ【4388】

  • エーアイが6月27日、マザーズに新規上場
  • 音声合成エンジン・ソリューション開発を推進
上場市場 マザーズ
予想価格 800円
上場日 2018年06月27日
天野秀夫
天野秀夫
エーアイ(4388)のサムネイル
初値期待度 4
上場後株価期待度 4
上場時話題性 4
事業成長性 4
事業収益力 3

エーアイが6月27日、マザーズに新規上場/音声合成エンジン・ソリューション開発を推進

エーアイ(4388)が6月27日、東証マザーズに新規上場する。同社は、2003年4月に設立され、日本語の音声合成エンジン及び音声合成に関連するソリューションを事業化している。研究開発から製品開発、販売、サポート体制を内製化し、法人向け製品・サービスとコンシューマー向け製品を提供している。

パソコンにテキストを入力するだけで、手軽に音声ファイルが作成できるパッケージソフト「AITalk 声の職人」など「法人向け製品」売上高は、前3月期売上高構成比で66.2%の主力事業になっている。「法人向けサービス」は同24%、コンシューマー向け製品は同9.8%の構成比だ。また、売上高の19%強(前3月期実績)を占める主要ユーザーはNTTドコモ(9437)でもある。

設立以来、音声合成に特化した開発を進めており、ロボットボイスのような機械音ではなく、人の声で合成する「コーパスベース音声合成技術」をベースに、独自の音声合成エンジン「AITalk®」を開発している。音声合成エンジンの利用は、通信、防災、金融といった企業や交通・公共機関などに広がり訪日客の増加で翻訳と多言語音声合成を組み合わせた音声翻訳ソリューションの需要も増している。

今2019年3月期の業績は、売上高が前期比15%増の6億8000万円、経常利益は同12.3%増の1億6000万円と増収増益の見通し。近年は増収増益が継続している。

エーアイ(4388)の基本情報

企業名 株式会社エーアイ
会社URL http://www.ai-j.jp/
証券コード・市場 マザーズ (4388)
上場予定日 2018年06月27日
業種 情報・通信業
事業内容 音声合成エンジン及び音声合成に関するソリューションの提供
本社所在地 東京都文京区西片一丁目15番15号
社長 吉田大介
設立年月 2003年04月01日
決算期 3月末
上場前資本金 43,801千円

事業の特徴と魅力

日本語音声合成エンジンに関する研究開発から製品開発、販売、サポートまでを自社で内製化していることがエーアイ(4388)の特徴の一つだ。音声合成技術は、電話自動応答システム、カーナビなどの一方通行用途から、AI(人工知能)機能の向上からコミュニケーションロボット、コールセンターのオペレータ業務の自動化、車載器への対話システムなどの対話型利用用途へと需要のニーズが変化してきている。

東京五輪開催、訪日客の増加で需要拡大が見込まれる分、企業間競争が激しくなってきている。独立系ながらドコモなど法人向け取引で実績を持つことが同社の強みでもある。

初値予想

想定価格 800円
仮条件 900円〜 1,000円
公開価格 1,000円
初値予想 4,000円

初値予想と上場後の見込み

想定価格800円で試算した想定時価総額は387億円、市場からの資金吸収額は5.2億円と東証マザーズの小型案件です。また、SBI証券主幹事のIT系の銘柄はネット投資家を幅広く呼び込むことから、ブックビル仮条件の価格も上限で1000円と値ごろ感が強く、初値予想は当初見込みよりも引き上がっています。

大株主にベンチャー・キャピタルもいないことから、初値は1800円から2300円が想定されます。むしろ、同社の上場日は合計4社のIPOラッシュ日なので、そこそこ初値が抑制される可能性もあります。そうなれば、セカンダリー(上場直後)での参加妙味も増してくるでしょう。

IPOスケジュール

抽選申込(BB)期間 2018-06-11〜 2018-06-15
当選発表(公開価格決定)日 2018-06-18
購入申込期間 2018-06-20〜 2018-06-25

IPO当選株数
※単位は株

公募株数 120,000
売出株数(OAを含む) 532,000
当選株合計 652,000

IPO申込みにおすすめのネット証券

主幹事証券はSBIで6月22日IPOのライトアップ(6580)に続く主幹事案件となります。また、やはりSBIが主幹事でエーアイ(4388)の翌日にIPO予定だったパデコ(7032)のIPOが中止(8日発表)となったことから、需給的にプラス材料として働きそうです。また、幹事団も、小型案件にしては11証券が参加してきていることも特徴です。幅広い資金を呼び込むことになります。

ロックアップは解除条項無しで大株主上位にかかっていますが、期間は3カ月と短めです。第3位大株主に東証2部でSBI(8473)の持分法適用会社であるソルクシーズ(4284)が入っています。業務資本提携先です。

幹事証券リスト

証券会社割当率割当株数当選本数
主幹事SBI証券84.04%476,4004,764
幹事SMBC日興証券5.01%28,400284
みずほ証券5.01%28,400284
東海東京証券1.50%8,50085
藍澤証券1.01%5,70057
岩井コスモ証券0.49%2,80028
エイチ・エス証券0.49%2,80028
エース証券0.49%2,80028
極東証券0.49%2,80028
東洋証券0.49%2,80028
水戸証券0.49%2,80028
むさし証券0.49%2,80028

株主構成

氏名比率ロックアップの有無
吉田 大介28.41%上場日から90日間
廣飯 伸一19.72%上場日から90日間
(株)ソルクシーズ14.08%上場日から90日間
平井 啓之6.84%上場日から90日間
吉田 大志5.78%上場日から90日間
(株)トラストシステム5.03%上場日から90日間
亀井 佳代2.92%上場日から90日間
TIS(株)2.01%
三角 修一1.87%
(株)エーアイ1.35%

欧州最大手とも協業、ドコモとも関係良好

エーアイ(4388)は昨年8月に多言語音声合成エンジン提供において欧州最大手の「Acapela Group」(本社・ベルギー)と協業契約を締結したことを発表しました。日本総代理店としてアカペラグループ社が保有する34か国語以上の多言語音声合成エンジンをパッケージ製品、クラウドサービス、大型・小型リソースの組み込み製品などの形態で独占販売します。

また、エーアイの高品質音声合成エンジン「AITalkⓇ」が、NTTドコモが5月末から提携を開始するAIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」に採用されたことが5月25日に発表されています。国内外の大手企業との関係構築・深化は、今後の同社の大株主構成も変えてくるでしょう。フュートレック(2468)、アドバンスト・メディア(3773)が類似対象企業ですが、NTTドコモが大株主となっているフュートレックとの関係が気になるところです。

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。