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物色テーマ:マグネシウム電池

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株の教科書.com編集部
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二次電池(=充電池)は今後の経済成長、発展には不可欠なキーワードだ。経済成長のためにはエネルギーが必要だが、化石燃料は限りがあり、温暖化の問題もある。期待されていた原子力は今、分岐点を迎えている。そうしたなかで、脚光を浴びているのが再生エネルギーだ。

ポストリチウム電池の座を射止めるか

ポストリチウム電池の座を射止めるか

ただ、再生可能エネルギーのネックは、安定供給能力に懸念があることだ。そうした問題を解消するのが電池。不安定な風力や太陽光で発電した電気を電池に蓄えれば、好きな時に必要な分だけ使える。電気を貯められる電池は、エネルギーの諸問題を解消させることになる。

二次電池はまずニッケルが普及し、今ではリチウムが主流になりつつあるが、リチウムはレアメタルの一つで希少性が高く、発火しやすいという問題点がある。そこで次なる技術として注目されているのが、マグネシウム電池だ。

マグネシウムは海水などに豊富に含まれており、リチウムのように燃えやすくない。融点もリチウムの179度に対して、マグネシウムは651度で融けづらく、リチウムと比べ安価で安全性が高いというメリットを持っている。一方で、劣化の早さや電極反応の遅さなどに問題があり、これを今後の技術開発でどうクリアするかが課題となっている。

マグネシウム電池銘柄としては、電池開発を行う企業はもちろん、マグネシウムを取り出す技術を持つ企業や、もちろん電機や自動車メーカーも関わる。

おわりに

ちなみにマグネシウムは、リサイクルしやすいこともメリットとして上げられる。電池として発電済みの酸化マグネシウムを1200度以上で熱すると、再度、電池として使用可能となる。

太陽光など自然エネルギーで再生させれば、化石燃料を使わずにエネルギーとして再利用できる。そうしたクリーンさも売り物の一つとされる。

主なマグネシウム電池関連銘柄
銘柄コードポイント
神島化学工業4026中堅建材・工業薬品メーカー。不燃内外装建材に強み。マグネシウム類の化成品を拡充。
藤倉ゴム工業5121東工大と共同で、マグネシウム電池で動くカート走行に成功。3月の二次電池見本市にコンセプトモデルを出展した。
日本金属5491圧延専業メーカー。ステンレス鋼帯製品に定評があり、マグネシウム合金の製品開発にも力を入れている。
古河電池6937蓄電池メーカー。古河電工直系。産業用・自動車用に強み。
本田技研工業7267埼玉県産業技術センターと共同で「マグネシウム電池の実用化にめど」との報道。埼玉県知事も会見で言及している。
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