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物色テーマ:人工知能(AI)

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株の教科書.com編集部
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株式市場では投資家の人気を集めるテーマ材料が存在する。株式市場の地合いや時流をにらんで、物色テーマに沿った銘柄が買われるというものだ。昭和の時代にもてはやされた「ウォーターフロント」「含み資産」などがその典型。今回は人工知能(AI)を取り上げる。

人工知能(AI)

AIにある2つのアプローチ

人工知能学会によれば人工知能(AI)には、

  1. 人間の知能を持つ機械を作ること
  2. 人間が知能を使ってすることを機械にさせる

――という2つのアプローチがあるという。

コンピューターが囲碁・将棋などのテーブルゲームで人間と対決したり、ソフトバンクの人型ロボット「ペッパー」などが前者に該当する。後者はビッグデータ解析が象徴的。人間だと何年もかかる分析も、AIなら数分で終えてしまう。経験不足の医師をサポートしたり、マーケティングのアドバイスをAIが行うという技術も既にある。

AIと同様の働きをするものはギリシャ神話にも登場しているが、現在のAIは1956年にダートマスで開催された学術会議(ダートマス会議)の提案書で人類史上初めて使われたというのが定説。

AI関連のキーワードを拾うと、AIビジネスの広がりが見えてくる。アルゴリズムを用いてデータを学習し、コンピューターが自律的に洞察を導き出す「機械学習」。データの特徴をシステムが学習して、事象の認識や分類を行う「深層学習(ディープラーニング)」。人間の脳の神経回路の仕組みを模した「ニューラルネットワーク」を用い、手でモノを動かしたり物体を認識するという、人間なら簡単にできる能力を可能にさせる。

おわりに

人間が言葉でAIに指示するためには、「自然言語処理」の技術が必要で、その研究も方々で進められている。AIを効率的に機能させるには、「ハードウエア」の能力向上も不可欠。データ処理能力の高速度化がなければAIは成り立たず、「ビッグデータ」がなければAIは何もできず、能力も向上しない。この他にも、「チャットボット」や「コンテンツ・アート制作」など、AI技術を使ったアプリ開発も進んでいる。

主な人工知能(AI)関連銘柄
銘柄コードポイント
安川情報システム2354製造業を中心としたシステム構築と組み込みソフト開発が主力。近年ではスマートファクトリー・スマートシティの実現を掲げている。
ディジタルメディアプロフェッショナル3652半導体開発ベンチャー。3D技術を活用したビジュアル・コンピューティングを得意とする。
コムチュア3844独立系システムインテグレータ(SI)。アパレル業界向けに、販売予測や気象予測で経営アドバイスするAIシステムを展開している。
アドバンスト・メディア3773主力とする音声の文字化技術を基に、電話対応をAIで自動化するコールセンターサービスなどを開発。
インスペック6656光学式外観検査装置のメーカー。AI技術を用いた病理診断システム開発への取り組みを進行中。
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