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メルカリ(4385)の仮条件価格は2700円から3000円

メルカリ(4385)の仮条件価格は2700円から3000円

天野秀夫
天野秀夫

6月19日にマザーズに新規上場するフリマアプリのメルカリ(4385)のブックビルディング仮条件が2700円から3000円に決定しました。公開価格は11日に決定します。

当初の想定から大幅に引き上げ

想定仮条件平均価格2450円(想定価格帯2200円から2700円)に対して、大幅に引き上げられました。ブックビルディング仮条件が想定価格よりも引き上げられるのは、今年の場合、HEROZ(4382)RPAホールディングス(6572)などがありますが、東証マザーズの超大型IPO案件としては、異例と言えます。

この仮条件は機関投資家などの需要を聞き取って決定されるもので、前人気は機関投資家の間でも高いということになります。仮条件が想定価格よりも引き上げられた銘柄は、公開価格に対して初値が大幅に上昇するケースがほとんどですが、メルカリの場合は規模が大きいため、流石に公開価格に対して3倍、4倍高とはならないでしょう。しかし、初値予想は当初の見込みの上限4000円よりも引き上がることが予想されます。

銘柄の規模感から、2016年7月に新規上場したLINE(3938)のケースが株式市場では、一つの参考事例となっています。LINEの初値は公開価格に対して48.5%高でした。約50%高ということでこれをブックビル上限に当てはめると4500円です。5月30日には東京国税局から消費税1億円の申告漏れの指摘報道がありましたが、上場スケジュールや人気に影響は出ていないようです。

なお、想定価格が引き上がった結果、市場からの資金吸収額は最大で1306億6000万円、仮条件上限での時価総額は4059億9000億円となります。この時価総額は6月1日終値ベースで、三菱マテリアル(5711)、ハウス食品(2810)、伊藤園(2593)と同規模となります。

メルカリが上場する6月19日は、サッカーワールドカップ日本代表の初戦であるコロンビア戦(日本時間21時キックオフ)がありますが、ともにビッグサプライズが出現するか注目されます。

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