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小池劇場は「第二幕」/江戸城天守閣復元が相場テーマに!?

7月2日の東京都議会選挙で、昨年から続いていた〝小池劇場〟はいったんの区切りを迎えることになる。しかし、これで終了ではなく、まだまだ「劇場」は続く見通しだ。小池劇場については、日経新聞までが「株も小池劇場、幕開け」との記事を掲載するほど、証券市場もその動向を無視できなくなっている。

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アウトソーシング関連と防衛関連

アウトソーシング関連と防衛関連

今後のテーマを見ても、築地の再開発をどうするのか、東京五輪までに環状2号線の整備が間に合うのか、待機児童対策を施したが解消しなかった点、私立高校無償化をどう進めるか、それから受動喫煙対策も五輪までに仕上げねばならない。これらのテーマは株価動向にも影響を与えてくる。政局の面で見れば、都議選後にまず焦点となるのは、国政政党の立ち上げになるだろう。国政政党になれば、政党助成金を得ることができる。また、選挙で重複立候補など有利な条件で戦えるようになる。企業献金を受けることができるようにもなる。そうした政党を立ち上げるためには、要件を満たさねばならない。その要件の一つとして、国会議員5人という基準がある。都民ファーストの会には既に若狭勝代議士がおり、あと4人の国会議員が参加すれば、政党要件を満たすことが出来る。
都議選では長島昭久代議士、渡辺喜美参院議員、松沢成文参院議員が都民ファーストの応援に入っている。彼らが小池新党に参加すれば4人確保となる。「渡辺喜美氏は、自身が立ち上げたみんなの党と関わりのある3人の現職女性参院議員をカードとして持っている。だから小池知事がOKを出せば、いつでも国政政党を立ち上げることが出来る状況です」(政治ジャーナリスト)とされている。

さてこれら議員が新党に加わり、新たな第三極として存在感を示すと、彼らの政策が注目されることになる。渡辺喜美氏は行革や地方分権の推進を唱えている政治家だった。行革は小池知事も推進しており、だとすれば役所の仕事でアウトソーシングの需要が増える。パソナ(2168)、テンプスタッフ(2481、テンプHD)の商機となる。長島昭久氏は国防が専門。単純に三菱重工(7011)やIHI(7013)が連想される。そして松沢成文氏と言えば神奈川県知事時代に受動喫煙防止条例を制定の実績があるが、今、江戸城天守閣の復元を政策に掲げている。となると、寺社建築技術を持つ松井建設(1810)が注目されることになる。

おわりに

ただし、小池氏率いる都民ファーストが強くなればなるほど、安倍政権のマイナス材料に働き、ひいては相場にとっても大きな下落要因として働く可能性がある。株式市場はポスト安倍政権を織り込んでいないことから、海外投資家売りを巻き込んだ波乱が生じる可能性も否定できない。

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