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東海東京証券の攻略法[第26回]

東海東京証券の攻略法[第26回]

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今回は、東海東京証券の攻略方法を考えてみます。こちらにつきましても、大きく店頭口座(安心総合サービス)とネット口座(かんたんダイレクトサービス)に分かれることになります。まずは手軽なネット口座の配分方法を確認してみます。

上位位置ステージにいないと難しい?

実際の東海東京証券の場合においては、引き受け株数が2,000単位以上と2,000単位未満に分けておりますが、基本的には2,000単位未満の場合においては、当選株数が品薄の状態でのステージ適用ですから、かなり厳しい配分となります。

そもそも東海東京証券の口座数45万件から考慮して、ざっくり5割の方が応募して、またその5割がネット口座と考えると、約11万件の応募となることから、既にこの時点で倍率は1.81%となります。そこから下記の優遇ステージに傾斜配分を考慮すると、さすがにステージごとの配分比率までは公表されておりませんが、ステージDにおいては、配分比率が10%ということもありますから、確率はほとんどないというところではないでしょうか。

ある程度のステージは確保したい

つまり、ネット口座の当選ということを考えると、やはり、それなりのステージに位置をしないと厳しいところです。

実際問題、ステージAでは預かり資産残高1億円以上かつ総手数料累計額50万以上、ステージBでは預かり資産残高3,000万以上かつ総手数料累計額30万以上という条件でありますから、このあたりのステージをキープする方は、当然の事ながら他の店頭証券会社を優先することから、資産が数億円規模ある方でない限り、皆無ではないでしょうか。

配分のルールはネット口座と変わらない

次に店頭口座(安心総合サービス)も確認してみますが、おおむねIPOの配分ルールはネット口座と同じと思っていただいて問題ありません。参考までに、IPOの配分方針を引用しておきます。

当社は、新規公開株式の配分を次のとおり行います。
(1)個人顧客の定義
当社においては、「機関投資家」「金融機関」「上場法人及びその連結子会社」「上場法人に準ずる法人」を除くその他の法人及び個人を「個人顧客」と位置づけます。(注) 「機関投資家」とは、発行要領により指定されるもの又は金融機関をいいます。「金融機関」とは、金融庁から免許・登録を受けている預金取扱等金融機関、証券会社等、投資信託委託業者、投資顧問業者、保険会社等及び信託会社等をいいます。「上場法人に準ずる法人」とは、資本金 3,000 万円以上、かつ会計監査人を設置している法人で当社が認める法人をいいます。

(2)個人顧客への配分
個人割当数量の 10 %は募集・売出し価格以上の需要申告者のうち新規公開株個人優遇サービス対象客を除いた方を対象に、本社一括抽選により配分先を決定します。残り 90 %は、当社の新規公開株個人優遇サービス対象のお客様で募集・売出し価格以上での需要申告をなされた方を対象に一括抽選を行い、配分先を決定します。ただし、抽選にあてる数量が抽選対象のお客様の需要申告における数量を超える数量については、個人優遇サービス対象外のお客様の抽選に充当します。
なお、一定の引受数量以上の新規公開銘柄については、かんたんダイレクトサービスのお客様の需要申告に対して、本社一括抽選により個人割当数量から10%を配分するものとします。あんしん総合サービス(かんたんダイレクトサービス以外)のお客様の需要申告に対しては、公正を旨とし、お客様の投資意欲、中長期保有等の投資期間に係るご意向及びリスクの認識度を見極めた上で、これらの投資スタンス、当社との取引状況及び株主層の形成等を総合的に勘案し個人割当数量の残りを配分するものとします。

店頭口座でも高いステージは確保したい

店頭口座においても、主幹事でそれなりの配分株数があったとしても、規則に基づく抽選配分は10%でありますから、上位ステージに位置をしていないと、当選は難しいと言えるのではないでしょうか

直近のIPOの配分実績

参考までに今年の1月と2月の主幹事の時の配分結果を掲載しておきます。

銘柄安江工務店(1439)
配分総単元数3,244単元
抽選配分325単位・325人(平均配分単位数:1)
抽選によらない配分2,919単元・732人(平均配分単位数:3.9)
銘柄ソレイジア・ファーマ(4597)
個人投資家への配分総単元数1,492単元
規則に基づく抽選配分150単位・150人(平均配分単位数:1)
抽選によらない配分1,342単元・245人(平均配分単位数:5.4)

ちなみに現在、募集中であるマネーフォワード(3994)については、東海東京証券のシェアは5%ということから、株数では店頭とネットのコースあわせて、733株であります。

ここから、店頭口座(安心総合サービス)にまずは流れ、その後、ネット口座(かんたんダイレクトサービス)のステージ制の配分となることから、やはり抽選枠狙いという戦略になり、個人的には獲得はまず難しいと思っております。

以上のことから、私の場合は、東海東京証券については、ネット口座でわずかな現金が入っておりますが、当選するかしないかは別として、主幹事案件か大型IPOしかブックビルディングをしていないところであります。

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