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IPO当選への秘訣は ポイントのため方にあり[第16回]
それでは、今回はSBI証券のポイント当選があまりも時間がかかるというところの対策を掲載いたします。今一度、振り返ると、下記のようにとにかくポイントは落選の度に1ポイントずつたまる仕組みになっています。
ですから、SBI証券のIPOの抽選画面にある銘柄については、片っ端から応募するのが、ポイントをためる秘訣(ひけつ)になります。ここでは2ポイント獲得できることから、すぐに10ポイントや20ポイントは獲得することができます。
当選の秘訣はとにかく応募すること
しかし、当然の事ながら、誰もが無料で参加できることもあり、抽選に回る株数も限られていることから、実際に当選するには、先週上場をしたビーブレイクシステムズ(3986)においては、当選のボーダラインが280ポイント以上は必須との結果になっておりますから、初値が高騰するような人気IPO銘柄については少なくとも300ポイントぐらいをためなければいけません。ですから、おおむね1年間で50ポイント~100ポイントが獲得できることから、実際に当選するには、3年後とか4年後になる可能性が高いのが前回の問題点であり、「えっ!そんなにかかるのですか?」と突っ込みがありそうですが、それでも10万円とか20万円の利益となると考え、結果的に1ポイントあたり1,000円ぐらいの価値があると考えれば、モチベーションを維持しながら、継続して応募することができるのではないでしょうか。
ポイントの価値を現金に換算して考える
ちなみに、私自身はこのSBIポイントの価値が1ポイント1,000円と換算しておりましたが、前述したビーブレイクシステムズにおいては、280ポイントの当選で割り返すと公募値と初値の差額が7,700円-1,670円=6,030円になりますから、100株単位の603,000÷280ポイント≒2,153円になり、1ポイントの価値は2,000円となります。
ですから、結果的には、ブックビルディングに応募して外れても将来的な1,000円やら2,000円を得ることができたと考えれば、引き続きの申し込みにおけるモチベーションは落ちることはないのではないでしょうか。
しかしながら、また、このSBI証券でのチャレンジポイントも一度、使ってしまうと、また0ポイントになることから、せっかく3年とか4年間でためても、また次の当選は3年後とか4年後になってしまいます。
家族口座の活用
それでは投資のパフォーマンスが悪いことからやらモチベーションも下がることから、ここで家族口座を活用します。
「家族口座?」と言われてもピンと来ない方もいるかもしれませんが、字の如く、自分以外の口座として赤の他人の口座を使うわけにはいきませんから、家族の口座開設をすることになります。
家族口座の開設と言っても、それほど、敷居は高くなく、配偶者であったり、子どもの口座であったり、独身の方であれば親の口座という感じで、すぐに二つや三つの口座を開設することができると思います。ちなみに、SBI証券の場合においては、下記のような条件を満たせば、未成年口座を開設することができます。(SBI証券ホームページ(HP)から引用)
1. 満20歳未満であること
※未成年口座開設手続き中に満20歳になられた場合は、一般口座を開設いたします。
2. 未婚であること
※20歳未満で既婚のお客さまは、一般口座の開設・お取引を受け付けいたします。
3. 親権者のいずれか一方が当社インターネット取引口座を開設されていること
※未成年口座開設お申込時に親権者が当社インターネット取引口座を開設されていない場合は、親権者の口座開設が完了してから未成年口座の開設をお申し込みいただくか、当社WEBサイトから2名同時口座開設にて親権者口座、および未成年口座をお申し込みください。
4. 親権者全員のご署名・ご押印による「未成年口座開設および取引に関する同意書(取引主体を未成年者とする未成年口座)」もしくは「未成年口座開設および取引に関する申込書(取引主体を親権者とする未成年口座)」をご提出いただけること
5. 親権者と未成年口座名義人の続柄を確認できる証明書類をご提出いただけること
6. 親権者にお知らせいたします未成年口座のパスワードにて、常に親権者が未成年口座の取引状況等を管理・把握いただけること
※未成年口座名義人、親権者(または未成年後見人)、世帯主の方が他の証券会社にご勤務されている場合は未成年口座の開設をご遠慮いただいております。
では、具体的にその家族口座をどのように活用するのかというと、仮に1年目に自分口座、2年目からは配偶者の口座、3年目からは子供口座でもIPOを応募すると、理論的には、下記のように毎年毎年、SBI証券でのIPOが当選する可能性が高くなります。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | |
---|---|---|---|---|---|---|
自分 | 口座開設/ポイントため | ポイントため | ポイントため | 当選 | ポイントため | ポイントため |
妻の口座 | - | 口座開設/ポイントため | ポイント | ポイント | 当選 | ポイントため | 子供の口座 | - | - | 口座開設/ポイントため | ポイントため | ポイントため | 当選 |
口座数を増やせば当選確率も上がる
ですから、とにかく、初年度から3年目までは、ポイントをためるまでに多少の我慢が必要とはなりますが、そこを乗り切れば、親や配偶者、あるいは子どもの口座がある方については、毎年毎年1銘柄は獲得できるスキームとなるところであります。
もちろん、同時に1年目から開始し一気に3回の当選も可能ですし、もしも口座数が4口座、5口座と増えれば、年間当選数が増えることになりますので、妙味があります。
ちなみに、未成年口座ならまだしも、親や配偶者名義の口座は、あくまでも税金はおのおのにかかるので、自分自身の利益にはなりませんので、家族の誰かが利益を得る事ができるという寛大的?な考え方になります。
いずれにしろ、このように複数の口座を持つことでの対応が必須である、ポイントを使った当選の狙い方の考え方になります。
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