![口座を開設するときのポイント[第3回]](https://i1.wp.com/xn--u9j460nu9a58aw75c.com/wp-content/uploads/2017/03/jack-ipo-mv-003.jpg?fit=640%2C381&ssl=1)
口座を開設するときのポイント[第3回]
まずは、前回の回答になります。いつの時代であっても、スポーツの世界でも仕事の世界でもとにかく諦めてしまったらそこで、終了してしまいます。ですから、私なりの回答はどんなに可能性が低くても口座開設して応募する選択になります。
しかも、この口座開設からIPOの申し込みをする参加料みたいなお金は一切発生しませんので、ちまたの宝くじとは異なるところもうまみがあります。もしも1回申し込むにあたって、3,000円とか5,000円とかかかるようでしたら、初心者の方には薦められませんし、期待値との費用対効果を鑑みれば、私自身も申し込みの回数は激減すると思います。
なお、余談ではありますが、10年くらい前には、松井証券においては、IPOの申し込みのはずれた場合に、1銘柄につき2005年くらいの話になりますが、50円とかの「IPO落選おわび料」がもらえ、松井証券がIPOの幹事になった場合には必ず申し込み、せっせと小銭がたまったものでした。振り返ればある意味、画期的なサービスでありましたが、2年くらいで、株式取引や先物オプション取引において手数料引き下げの実施に伴い終了しましたが、過去の記録を確認するとざっくり2,000円近くは収入となっておりました。また、いつの日か復活するとうれしい限りですが、手数料も不変でありますし、さすがにそこは難しいところでしょうか。
口座開設のための労力くらいは必要
以上のことから、当選の可能性を高めるという意味では、わざわざ平日にお休みをとって、該当証券会社(今回の事例では、主幹事のみずほ証券)の自宅や勤務先から近い支店の営業時間中に本人確認書類や印鑑を持ってこちらから出向いて口座開設する労力は生じます。
もちろん、夜遅くまでの営業時間ではない業種であることから、そもそも平日の日中は、お休みをなかなか取れないサラリーマンであれば、土曜日や日曜日に該当支店で開催される投資セミナーなどに参加して、そのタイミングで口座を開設することになり、やはり、時間は取られることになります。
ここまで読んで、IPOの申し込みは時間もかかるし、場合によってはわざわざ休暇もとらなければならないとかとにかく、面倒くさいという方においては、IPOにおいて、私が推奨する投資手法とは別の方策で対応していただくことになろうかと思っております。このあたりは、1回目で掲載すべきであったかもしれませんが、とにかくIPO投資はそれなりの手間がかかるということは改めて認識しておいてください。しかし、手間がかかるからこそその先にはその対価の相殺やそれ以上の利益を得る事ができると断言いたします。
このあたりはIPO投資に限らず、株式投資は一見、ギャンブル投資に見えるため、ビギナーズラックを含め、ある程度稼ぐことができる方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし、基本的に長く株式市場で投資を継続している方は、ある程度の手間というか時間をかけています。分析や研究、また同じ手法が永久に通用することもありませんから、皆がまねをすればその優位性が損なわれる手法がほとんどであり、「面倒くさい」と思った時点で、向いてないというか、負けというか稼ぐことはできないものではないかと思っております。
なかなか休みが取れない人はネット証券を活用する
それでも、中には平日は休めないし、土日も時間が取れないという方は、最後は自宅のパソコンで早ければ10分ぐらいの作業で完了するネットで口座開設(ネット口座)の申請をするパターンになります。実際に前回のみずほ証券の場合であれば、こちらに記載のあるとおり、じっくり相談、サポート重視派の3(スリー)サポートコースというものが店頭口座になり、具体的な支店名の記入も必要になります。一方のインターネットでラクラク、マイペース派というものがネット口座になり、すべて、パソコン上で手続きが完了するものです。
同じように、IPOの主幹事を務める回数が断トツである野村證券においても、店頭口座と言われる本・支店とネット口座の野村ネット&コール、二つのお取引口座から選べるようになっており、当然のことながら、取扱商品や手数料体系、窓口などに違いがあることから、ご自身の投資スタイルに合わせてご利用するサービスを選ぶようこちらには記載されております。下記のような図もホームページ(HP)には掲載されておりますから、一目瞭然であります。

また、実際に店頭口座とネット口座では次のようにそもそもIPOの申し込みのように取扱商品が重複しているものもあれば、それぞれの口座でしか対応していないものもあります。

主幹事を務めている会社がどこなのかを把握しよう
みずほ証券や野村証券の他に、一般的に大手証券会社と言われるところは、大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券、SMBC日興証券の3社があげられ、これら合計5社の証券会社口座を開設することが最終的には必要になってきます。なぜなら、こちらの5社でIPOの主幹事を務めている数が2016年で94社中77社の81.9%、2015年で100社中95社の95%、2014年で84社中74社88%を占めております。
ちなみに2017年も3月20日現在で29社と34社中で85%を超えるシェアとなっておりますから、とにかくIPOの配分が多い主幹事の口座開設をすることは必須であることは数値の裏付けからしても間違いはありませんので、とにかく私はIPOのリリースがあった場合にはその会社の決算情報よりもまずは一番に主幹事がどこの証券会社なのかというところを確認いたします。
参考までに内訳も記載しておきます。
2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|
野村証券 | 13 | 23 | 29 | 28 | 93 |
大和証券 | 6 | 16 | 16 | 24 | 62 |
SMBC日興証券 | 4 | 16 | 27 | 9 | 56 |
みずほ証券 | 5 | 20 | 16 | 8 | 49 |
三菱UFJ証券 | 1 | 2 | 7 | 5 | 15 |
店頭口座とネット口座ではどちらが有利か?
では、こちらの5社すべての口座を開設する場合に店頭口座がいいのか、それともネット口座がいいのかという次なる選択に迫られます。理想はやはり、一般的に大手証券といわれるところは、店頭口座の営業担当の裁量でIPOは配分されますから、ネット口座の抽選よりは期待値が高くなり、当選確率も上がるので、圧倒的に店頭口座での開設がお薦めとなります。
しかし、この店頭口座はIPOのブックの申し込みではうまみがありますが、この営業担当の裁量という言葉がくせ者であり、この裁量の枠に入るのは、容易なことではありません。実際に私が尊敬する、IPO投資の達人の方々含め、この5社すべて店頭口座を開設し、営業担当の裁量配分の枠に入って、ちまたで言われる公募価格と初値のさやが大きいと予想されるS級銘柄をいつも獲得している方は皆無です。
次回はこの店頭証券の口座の裁量部分に着目し、私自身はどのように店頭口座とネット口座を使い分けているかを掲載していきたいと思います。
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