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ネット証券でのIPO獲得するポイント/少しのお得を考える[第14回]
今回から、いよいよ、ネット証券でのIPOを獲得するポイントを掲載していきます。以前に記載したかもしれませんが、IPOの応募については、ネット証券の場合、店頭証券と比較して、結構メリットがあることがあります。
この記事のもくじ
ネット証券のありがたい点
第一はとにかく、自分の裁量というか自己判断で全て完了するということです。面倒な店頭証券や担当に電話する必要もなく、早朝でも夜中、あるいは土日にパソコンやスマートフォンでクリックやらダウンロードするレベルでありますから、平日の日中等にわざわざ、電話をする必要はありません。このあたりは、特に兼業投資家にとっては、有り難いことではないでしょうか。
私自身も実際に、IPOの申し込み最終日に気付いたときには17時とか18時になって、夜間電話や担当の携帯番号がわからない場合は、泣く泣く諦めたこともあります。ましてや、その銘柄が支店にそれなりの配分数があって、初値が堅調な場合にはまさしく、自分自身で痛恨の機会損失をしたことになります・・・。
合わせて、ネット証券の場合は、IPOの申し込みだけでありますから、それに伴い、店頭証券の場合によくある、投資信託や債券といった他の金融商品や個別銘柄の紹介、あるいは相場観みたいな雑談を聞かされることはありませんので、その金融商品の購入を断る、もしくは、相場観に相づちを打つようなこともする必要は一切ありませんので、ストレスフリーとなります。
後は、とにかくIPOの申込時にはお金がかからないということです。これはどのようなことを言うのかというと、ネット証券によっては、応募時はそのネット証券の預け金額は0円でも問題はなく、当選してからの入金が許される会社や、同じく応募時は0円でおおむね1週間後の当選発表時までにそのIPOにかかる想定価格金額を入金するだけでありますので、資金管理には店頭証券と比較して、かなりの余裕があるところであります。
ですから、数千万、いや数百万円の種銭が必要いうことはまずありませんし、気軽に10万円とか20万円の金額でIPOの申し込みはできますので、夏のボーナスや今までの貯金等の利用で、気軽に低いハードルでIPOに参加ができることは有り難いところです。
一方、デメリットは、以前にも掲載しておりますが、主幹事や幹事を務めることが少ない、裁量配分が見込めないというところになります。個人的には、このあたりは使い分けての利用となりますが、一般的に当選確率を考えれば、資金面のめどさえつけば、やはり、店頭証券とネット証券の併用をしている方が、有利であることは言うまでもありません。
店頭証券とネット証券の比較
ネット証券 | 店頭証券 | 資金の用意 | 少額参加可能 | 大金の方が有利 | 担当との電話・勧誘 | 無し | 有り |
---|---|---|
主幹事・幹事数 | 少ない | 多い |
ネット証券での当選のコツ
では、そのネット証券において、何か当選のコツはあるからどうかというところになりますが、よく、各証券会社が口外しているのは、「抽選しての配分になる」という明記がどのネット証券にも記載しております。
SBI証券の場合
新規公開株で個人のお客様への配分は、配分の機会を公平に提供するため、原則として、個人の配分予定数量の70%については、抽選により配分先を決定いたします。
マネックス証券の場合
新規公開株の場合:新規公開株のお客さまへの配分は、配分の機会を公平に提供するため、原則として、当社の配分数量の全てを抽選により配分先を決定いたします。
松井証券の場合
新規公開株の配分は、当社割当数量の 70%以上について、新規公開株以外の配分は、当社割当数量の全部について、それぞれ抽選により配分先を決定します。
GMOクリック証券の場合
新規公開株のお客さまへの配分は、配分の機会を公平に提供するため、当社配分可能 株数のすべてについて抽選により配分先を決定致します。
楽天証券の場合
抽選はブックビルディング期間中に当該ブックビルディングに需要申告をなさり、かつ購入申込期間に購入の申し込みをなさった、個人の申し込みからのものを対象に購入申込期間の最終日の夕刻に当社が行います。この場合、原則として、当社が配分する数量のうち、個人のお客さまへの配分予定数量100%を当該抽選に付すことといたします。
カブドットコム証券の場合
配分の機会を公平に提供するため、原則、一定割合について抽選による配分を行います。個人投資家には、個人投資家と同等のアマ口座扱いの法人を含みます。
岡三オンライン証券の場合
新規公開株のお客さまへの配分は、配分の機会を公平に提供するため、原則として以下の要領の抽選により配分を行います。ただし、一定割合について抽選によらない配分を行う場合があります。
いずれにしても、ネット当選においては、預け金額や取引実績で当選確率を差別化するステージ制を導入している岡三オンライン証券を除けば、個人の顧客(法人の顧客の配分方法は別方式)完全抽選をしているマネックス証券、GMOクリック証券、楽天証券、そして7割を完全抽選していると読み取れるSBI証券と松井証券ということから、裁量うんぬんと店頭口座と違い振り回されることはありません。(カブドットコム証券については一定割合の記載しかないことから不明)
申し込みをするなら少しお得に!がポイント
少し、前置きが長くなりました。早速、ネット証券に口座の開設の手続きをしようと思う方もいると思いますが、原則、1社で1名義というか1口座しか開設できませんので、ただ単にネット証券に資料請求、もしくは淡々とネット証券のホームページからの開設手続きをするのではなく、今後の株式手数料を先取りするためにも、ちょっとしたtipsをご紹介。
それは、キャンペーンの活用をするだけであります。例えば、価格コムでやっているキャンペーンになりますが、単に価格コム経由で口座を開設して、アンケートに回答するだけで1社1,500円の特典を得ることができます。※2017年6月5日現在。
http://kakaku.com/stock/campaign.html
この投資応援キャンペーンでは、6社掲載されておりますから、全て開設すれば、1,500円×6社=9,000円の獲得、家族も参加すれば夫婦の場合、2名で18,000円となりますから、ちょっとした小銭稼ぎになり、まだ何も株式投資というか売買していないのに、このような金額を得られると、精神的にいいアドバンテージになることは言うまでもありません。
ちなみに、現在、一番、お薦めのキャンペーンは岡三オンライン証券のキャンペーンになります。※2017年6月5日現在。

これは太っ腹企画でないでしょうか。5万円の入金だけで5,000円でありますから、非常にうまみがありますし。また、株式取引や投資信託の購入の条件もありませんから、リスクはまったくないことから私も自信を持って紹介させていただきました。
機会を逃さず応募することが肝心
ただ、このようなキャンペーンは主催社の担当者が予想を超える応募等があると、当然のことながら、締め切りが早まり、当初の締め切り日前に中止やら終了になったりする場合もありますから、見つけたら、すぐに応募することが必須であります。
私もまだまだ間に合うからいいかなと余裕を見ていたら、突然の終了の告知にサイトに変更になった経験もありますから、そのあたりも留意していただければ幸いであります。
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