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抽選配分のポイント(1)[第10回]

抽選配分のポイント(1)[第10回]

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GWはいかがお過ごしでしたでしょうか。個人的には、この時期に12月、あるいは3月並みのIPOラッシュがあれば、おのおのの銘柄に関して、かなり詳細に自分なりに初値の分析やブックビルディングの申し込み忘れの確認等、じっくりと取り組めたところでありましたが、毎度の如くというか残念ながら、この5月というのは、執筆時点では、IPOのリリースが1社もなく、残念なところであります。

とは言っても、このような時期こそ、来るべき6月IPOにそなえて、今のうちに新規口座開設や既存の証券会社への手数料落とし等、少しでも当選の可能性を上げることはやっておくべきであることは言うまでもありません。

運次第?店頭証券会社で見る抽選配分の実情

そのような中、今回は今までの店頭の裁量配分と相反する抽選配分のポイントについて記載します。こちらは基本的には「抽選」という字の如く、自分の欲しいIPO銘柄が当たるも当たらないも本当に運次第というのが原則であります。ですから、抽選に参加するには、自分一人ではなく、可能であれば、既婚者であれば配偶者、独身者であれば親にも参加していただいた方が1%でも当選確率があがるのは言うまでもありません。

応募数を増やすつわものもいる

ブックビルディングの達人と言われる方のなかには、とにかく、自分の周りの方が、IPOの利益の恩恵を受けることができればいいという考え方で、子どもはもちろん、叔父や叔母、あるいはいとこ、さらには恋人、友人といった口座をフル回転して、10名義や20名義で応募するつわものもいますので、当然のことながら、一人で応募するより、抽選においても有利になることは言うまでもありません。

では、その抽選にはどれくらいの株数がまわるのかというところになりますが、結論から言えば、大体の店頭証券会社では、おおむね10%とウェブサイト等(大和証券は15%)には記載されております。参考までにURLを掲載しておきます。

主要証券会社別のIPO配分

日興証券IPOは当社が一般投資家のお客さまに販売する数量の10%をめどに配分
みずほ証券当社が配分する数量のうち、お客さま(個人)への配分予定数量の10%以上を当該抽選
三菱モルガンスタンレー証券弊社配分予定数量から機関投資家への配分数量を差し引いた数量の10%以上
野村證券抽選に付する数量は、両抽選参加サービスを合わせて、当社の販売数量のうち、個人のお客さまへの販売を予定している数量の10%以上とし、野村ホームトレード、野村ネット&コールへの抽選参加者を対象として当せん者を決定。
大和証券お客さま(個人)への販売予定数量のうち15%分について、抽選参加サービスを利用して当該銘柄にお申し込みのあった全てのお客さまを対象に実施

ピックアップ:大和証券の場合

なお、大和証券においては、次のような記載もあります。「その15%分で当選しなかったお客さまを対象に、お客さま(個人)への販売予定数量の5%分についてチャンス回数に応じて当選確率が変動する方式で「当選(チャンス当選)」を決定します。」という記載になっておりますが、このチャンス当選というのはチャンス回数として、新規公開株式抽選参加サービスのチャンス抽選に際して、当選チャンスを増減させる数字で、チャンス回数が大きくなるほど当選確率が高くなるというものであります。

チャンス回数は、抽選参加申込時のプレミアムサービスにおけるお客さまのステージ(申込日当日時点)、またはお客さまの保有されている交換ポイントの残高(申込日前営業日時点)に応じて決まり、具体的には、プレミアムサービスのステージに応じたチャンス回数と交換ポイント残高に応じたチャンス回数を算出のうえ比較し、有利な方のチャンス回数が適用されまるものになります。

プレミアムサービスのステージチャンス回数
プラチナ10回
ゴールド5回
シルバー3回
無し1回

比較して有利な方のチャンス回数を適用

交換ポイント残高チャンス回数
10000ポイント以上10回
8000ポイント以上 10000ポイント未満8回
6000ポイント以上8000ポイント未満6回
4000ポイント以上6000ポイント未満4回
2000ポイント以上4000ポイント未満3回
1000ポイント以上2000ポイント未満2回
1000ポイント未満1回

当然のことながら、5%の配分と言ってもチャンスは多いほうがいいに決まっているので、チャンス回数は10回を目指すのではありますが、プレミアムサービスのステージのプラチナに属するには、5000万円を一度、月末に入金をする必要がありますので、敷居が高いと感じる方も多々いらっしゃると思います。(ちなみにその後、出金したとしても、1年間はそのプラチナが維持されます。)

ステージの判断

  • 月末営業日時点のお預かり資産評価額でステージを判定し、翌月から1年間をサービス適用期間とします。
  • サービス適用期間中、月末営業日時点のお預かり資産評価額が現在のステージより上位のステージの基準以上に増加した場合、翌月から上位のステージをサービス適用期間終了まで適用します。
  • サービス適用期間中、月末営業日時点のお預かり資産評価額が現在のステージの基準未満に減少した場合でも、サービス適用期間終了までは現在のステージからダウンしません。

サービス適用期間

5000万円の一時的な入金が難しいとなると、交換ポイントでのプレミアステージを目指すわけですが、こちらも下記のようにプレミアステージ達成となると10000ポイントが必要になり、100万円以上の売買手数料を計上しなければなりませんから、かなり敷居が高いところであります。

では、諦めるしかないのかということになるわけですが、少額であっても、この交換ポイントをもう少し、コストをかけずに獲得する技もありますでの、そのあたりの手法については、次回に掲載させていただきます。

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