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店頭証券のネット口座[第24回]
ネット口座という面では、実は、店頭証券においても開設をすることができ、IPOの応募をすることができます。そのあたりのメリットはやはり、以前、お話をしたとおり、一度開設をしてしまえば、担当者からの煩わしい金融商品の勧誘はもちろんのこと、自分自身のペースで相手の時間や都合に関係なく、IPOの応募もできますし、そもそもの株式投資の売買が手数料を抑えてできるところになると思います。
この記事のもくじ
全ての証券会社と深く付き合う必要はない
また、店頭でのIPOの獲得ということを考えれば、パワープレイたるそれなりの預け金額が必要でありますから、主要と言われる全ての店頭証券の担当者と対応することはかなりに資金がないと難しいのではないでしょうか。
当然の事ながら、私自身も野村証券とSMBC日興証券、みずほ証券では、担当者にIPO申し込みをしておりますが、大和証券と三菱UFJモルガンスタンレー証券においては、ネット口座経由での申し込みしかしておりませんし、私の投資仲間においても、全ての証券会社の担当と密接にしている方は皆無なところであります。
そのネット口座での申し込みをしている大和証券では、口座開設時に「ダイワコンサルティングコース」と「ダイワダイレクトコース」のどちらかを選ぶことができますし、その後、コース変更も可能であります。
ネット口座のコースは自分の都合に合わせる
私自身もオンライントレードやコンタクトセンター等を通じて自分のペースで取引できる「ダイワダイレクトコース」で10年以上前に開設した後に、IPOの獲得に向けて、担当者からアドバイスや投資情報の提供を受けながらじっくり取引できる「ダイワコンサルティングコース」に変更しました。
その後、他の証券会社に力を入れたことから、再び、「ダイワダイレクトコース」、そしてさらに大型IPOのタイミングで「ダイワコンサルティングコース」にも変更し、今は通算3回目となる「ダイワダイレクトコース」になっております。
証券会社によって融通が利くこともある
次に三菱UFJモルガンスタンレー証券についてですが、こちらも店舗でじっくり取引したい「コンサルティング取引コース」とマイペースで取引したい「ダイレクト取引コース」に分かれます。
ただし、大和証券と違い、私の場合は、コンサルティング取引コースでの開設であっても、IPOの申し込み自体は、店頭の担当者でなく、ネットでの応募が可能なことから、ある意味、ダイレクト取引コースみたいなものかもしれません。
そのあたりは、融通が利くということかもしれませんが、実際にしらっとIPOの申し込みをネットからしたときには、抽選結果はネットでも確認していたのですが、担当者から「当選おめでとうございます。ネットからの締切日まで忘れることのないよう申し込みの手続きをして下さい」との電話を頂いたこともありました。
ネット申し込みは手間暇がかからないのが
このあたりは、コース変更等の手続きをすることなく、自分のペースで担当との相性やら付き合い、つまりIPOの裁量配分が厳しいということでなかなか当選を打破できない場合は、単純にネットからIPOの申し込みをするだけでありますから、まったく手間暇がかかりません。
ちなみにSMBC日興証券やみずほ証券での口座開設は二つのコースがありますが、その考え方やIPOの対応は三菱UFJモルガンスタンレー証券と同じになります。つまり、店頭の担当者に電話やら来店等のIPOの裁量申し込みが主になりますが、三菱UFJモルガンスタンレー証券同様、状況に応じて、ネットからのIPOの申し込みが可能であります。
配分比率では店頭よりも不利なネット口座
なお、最後にネット口座のデメリットでありますが、やはりネットからの申し込みということもあり、当選株数が原則、店頭配分よりかなり少なくなりますから、残念ながら、S級やA級といった。募集価格の2倍やら3倍の初値がつくIPO銘柄の当選は難しいところです。
大型IPOやPO(公募増資)銘柄での当選が一般的でありますが、結局のところ、自分の資金や担当との相性を鑑み、店頭証券でのネット口座やらIPOの申し込みをするということも戦略としては抑えておくべきだと思います。
IPO申し込みは手数を増やすのが鉄則
もちろん、何度も言いますが、自分一人の口座で申し込むよりも、家族や親類にも口座開設を依頼してIPOを申し込めば、誰かが当選すれば家族の資産が増えますから、そのあたりの交渉やら説得もこの夏休みにしておくのもいいかと思います。
いずれにしましても、この夏休みやらお盆休みのIPOの閑散期こそ、ネット証券での口座開設はもちろんのこと、気になる店頭証券での口座開設をして、9月からのIPOに備えるのが鉄則であります。何せネット証券でも口座開設の完了におおむね1週間、店頭においても、窓口で1時間近く手続きにかかりますので、意外に時間拘束されるところでありますから・・・。
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