初心者でも株の買い方がわかる!株の教科書.com

2018年2月・3月のIPO銘柄事前評価[第34回]

2018年2月・3月のIPO銘柄事前評価[第34回]

JACK
JACK

いよいよ2018年の1発目のIPOもはじまります。本来であれは、既に上場した世紀の結果をリリースするところでございましたが、残念ながら承認取り消しとなってしまいました。

一方、そのかわりREITの新規上場においては、やや事前評価の予想は外したところでありますが、初値の公募割れ後は、公募価格を奪回したCREロジスティクスファンド投資法人、さらに一気に公募価格を上回ったザイマックス・リート投資法人と公募割れを買い向かった方、あるいはそれなりの予想分配金からの利回りを鑑み、ロスカットをしなかった方にとっては、いい結果となったところであります。

銘柄コード公募価格初値
CREロジスティクスファンド投資法人3487110,000104,500
ザイマックス・リート投資法人3488105,000104,000

ちなみに、自分含め、周りのブックビルダーの方からも聞いておりますが、地合いも悪く、両銘柄ともSMBC日興証券が主幹事であり、みずほ証券あたりも幹事として入っていたことから、比較的に取りやすかった結果となっております。

なかには、既にブック期間が終了している、もしくは申込をしていないのに、引受をお願いされたというようなお話も伺っております。

確かに、予想分配金利回りは初値が低ければ低いほど、利回りは向上することから、資金拘束と言う名の塩漬けができる方にとっては、妙味がある展開となったのは事実でありましたので、今後のこのような日銀の買い付けが格付け的にない不動産投資信託(REIT)においても、分配金利回りやその源泉となる物件情報はチェックして、勝負をするという手法は有効ではないかと確信したところであります。

今後のIPO銘柄評価

そのような中、今後のIPOは以下のとおりとなっております。今回も参考までに私の評価も記載しておきます。

銘柄上場日事前評価
Mマート(4380)2月23日
ジェイテックコーポレーション(3446)2月28日
SERIO(6567)3月2日
神戸天然物化学(6568)3月15日
フェイスネットワーク(3489)3月16日
日総工産(6569)3月16日
共和コーポレーション(6570)3月19日
信和(3447)3月20日
SOU(9270)3月22日
※2月18日現在

当然のことながら、既にブックビルディングは終了しておりますが、2月上場銘柄のMマートやジェイテックコーポレーション、SERIOあたりが獲得できれば、最低限度の100株であっても、初値は公募価格の2倍~3倍、Mマートで1,240円→4,000円、ジェイテックコーポレーションで2,250円→5,000円、SERIOで1,780円→3,500円ぐらいを予想しております。

一方、まだこれからのブックビルディングということであれば、注目しているのは、B評価としておりますが、日総工産と神戸天然物化学に注目しております。

前者の日総工産においては公募価格によっては東証一部上場銘柄になり、業績も順調に推移しており、目論見書想定価格も3,570円ということから、10%UPであったとしも4,000円に満たないことから、じっくりと下がることを顧慮に入れたとしても、最終的には5,000円を視野に入れられるのではないかと勝手に予想しております。

また、神戸天然物化学においても経常利益のグラフは綺麗に右肩上がりで、想定価格も2,340ということから、地合いにもよりますが、3,000円を狙えるのではないかと判断しております。

そして、何よりある意味嬉しいのは、2,268,000株も募集されますから、幹事構成団を確認すると、主幹事のSMBC日興証券や幹事証券のSBI証券あたりを狙い撃ちにすれば、500株くらいの獲得はあるかも知れません。

もちろん、この2銘柄に限らず、独特の値動きをするIPO銘柄になりますので、昨年同様、寄付後は、相変わらずストップ高狙いの逆指値注文や新高値をとってきた場合の逆指値注文は狙っていきたいところであります。

ただし、地合いが昨年と比較して不安定なところもありますので、ポジションというかロットは減らして対応していくところです。そのあたりは、3月はIPOに固執をしなくても株主優待の権利取りの月でありますから、そちらの方に資金を向けた方が手堅い投資になってくるからであります。

例えば、ここで新高値をとってきたヤマダ電機は株価672円としても配当利回り2.68%、優待利回り1.48%の合計4.16%もありますから、権利日以降、株価の下落があったとしても、この利回りであれば、5年近く保有しても20%近い株価の値下がりがしなければ、会社自体の営業利益も堅調であることから、減配や株主優待廃止は考え難いことから、損失は生じませんからかなり安心して保有できるのではないかと判断しております。

もちろん、そのままストロングホールドというスタンスのリスクを完璧に避けたいという場合は、単純に片っ端から株主優待現物買いと逆日歩がつかない一般信用の売りというポジションをせっせと構築すればいいだけの話であります。

今後の動き

以上のことから、私自身は、まずはIPOの公募の獲得、そして、上場日の株価の推移を見てのセカンダリー、最後に余った資金は株主優待に投入するというスタンスになろうかと思っております。

また、3月中旬にもなれば4月優待のリリースがあることから、そろそろ新たに証券会社の口座開設も狙っていくところであります。

そのあたりは、実際に、数年前の話になりますが、口座開設した後に、すぐにそれなりの資金を入金しようとしたら、「自分は3月末までのノルマは達成しておりますので、できれば4月になってから入金して下さい。」というような証券会社なのかその支店なのかわかりませんが、マイルールを聞いて驚きましたが、そのように対応して、結果的にその後のIPOの獲得に寄与したところでありますので、今回も3月に口座は開設しておきますが、入金は4月以降にしてみようかと考えているところであります。

いずれにしろ、昨年よりIPOのリリース数は少ないかもしれませんが、ほぼノーリスクであることは誰もが認めるところでありますから、当選という二文字を期待して、「継続は力なり」の想いで精進するところであります。

総合評価
(0)

証券会社を選んで口座を作ろう!

免責事項

株の教科書.com(以下、当サイト)で提供している文章、画像、動画等のコンテンツ(以下、コンテンツ)は、作成時点で得られた情報を元に作成しております。その内容について作成時および未来において正確性、安全性は保証しておりません。

当サイトは投資に関する知識、技術情報の提供を目的としており、特定の銘柄、投資対象、投資行動、運用手法を奨励するものではありません。お客様ご自身の投資に関わる一切の行動につきましては、ご自身の責任の下でご判断ください。投資、資産運用によって発生した損益はお客様ご自身に帰属するものとし、当サイト掲載の情報に基いて発生した損害について一切の責任を負うものではありません。