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2017年12月のIPO銘柄分析[第31回]

2017年12月のIPO銘柄分析[第31回]

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怒涛のようなIPOのリリースラッシュになっておりますので、今回もJACK流に分析をしていきたいと思います。早速ではありますが、まずは下記の表をご覧下さい。

銘柄コード上場日主幹事評価
アトリエはるか655912月7日岡三証券
一家ダイニングプロジェクト926612月12日SMBC日興証券
カチタス891912月12日大和証券
SGホールディングス914312月13日大和証券・三菱証券
ヴィスコ・テクノロジーズ669812月13日みずほ証券
マツオカコーポレーション361112月13日野村証券
グローバルリンク348612月13日SMBC日興証券
アルヒ719812月14日野村証券
エル・ティー・エス656012月14日大和証券
HANATOUR JAPAN656112月15日みずほ証券
イオレ233412月15日SBI証券
ジーニー656212月18日野村証券
ナレッジスイート399912月18日いちよし証券
すららネット399812月18日みずほ証券
歯愛メディカル354012月18日SMBC日興証券
みらいワークス656312月19日SBI証券
オプトラン623512月20日大和証券
森六ホールディングス424912月20日野村証券
プレミアグループ719912月21日野村証券
ミダック656412月22日岡三証券
※11月17日現在
※JACK流の評価について([S]積極参加。1年以上貰えなくても構わない。[A]参加。[B]とりあえず参加。回数制限考慮、連続当選は回避。[C]こちらからは申し込まない。お付き合いレベル。[D]返報性の法則が確約される場合のみ。)

全部で20銘柄となっておりますが、大きく注目されるのは、やはり、SGホールディングスになると思います。

最注目はSGホールディングス

SGホールディングスといえば、何と言っても佐川急便を子会社に持っておりますし、目論見書に記載されている想定売出し価格は1株あたり1,580円となっています。

算出されるPERは14.9倍で、割高感もなく、業績推移も2018年3月(予想)では堅調に伸びています。業界3位のSGホールディングスと業界4位の日立物流とは、資本・業務提携契約を締結しておりますから、初値高騰の期待は難しいと思いますが、中長期では2,000円を超えてくるのではないかと予想しております。

また、公開規模が1,244億円ということもあり、大和証券、三菱UFJモルガンスタンレー証券の両主幹事はもちろんのこと、SMBC日興証券の幹事証券の3社で90%近い配分となりますから、ここを中心に掻き集めたいところであります。

さまざまな手段で数を集めたい

ただ、自分の場合においては、主幹事の2社については、ネット口座が主となっており、店頭口座での大量獲得が難しいことから、引受株数が劣りますが、みずほ証券や野村証券も視野に入れて、大量獲得を目指したいところでありますし、売却時の手間はありますが、委託販売団の申込みもするところであります。

なお、上場日の株価の推移につきましては、初値が公募値近辺、あるいは1,600円とか1,700円前後であれば、セカンダリーとして買い増しをし、初値が1,900円をつけてくれば、公募獲得分の半分は利確をするようなスキームを考えております。

SBI証券主幹事のイオレ、みらいワークス

次に注視したいところでは、久しぶりのSBI証券主幹事のイオレとみらいワークスに注目しております。イオレの目論見書の想定価格は1,780円、みらいワークスは1,590円となっており、個人的には、どちらも初値の2倍はつけるのではないかと予想をしております。

獲得において、SBI証券で担当がいる店頭口座あるいはIFAコースの方は、しばらく主幹事がなかったことから、それなりに貢献やらお付き合いをしていれば、100株やら200株と容易く獲得できる可能性が高いかと思います。

自分を含めたネット口座の場合においては、やはりIPOチャレンジポイント勝負となり、このあたりも年々激戦となっていることから、当選のボーダーラインは300ポイントと予想しております。

ポイント価値を考えると不利だが挑戦したい

そのポイント価値というところで、みらいワークスでシミュレーションをすると、2倍の3,180円の初値で利益をポイント換算すると(3,180円-1,590円)÷300ポイント=530円になりますから、私が日頃から目安としている1ポイント1,000円に満たないこととなります。となると、当選確率は下がりますが、未成年口座や家族での参加がなく、1口座しかブックを申し込めない場合は、そこまでのポイントを消費せずに200ポイント以下での参加あたりが落としどころになってくると思います。

もちろん、私の初値はあくまでも予想でありますから、地合い含め、さらに高騰した値をつけるのではないかと判断した場合は、300ポイント投入という戦略もあろうかと思います。

ちなみに、結局のところ、やはりポイントは一切、消費したくないというところで、SBI証券を見送っての他社の幹事証券での獲得につきましては、SBI証券だけで85%のシェアを占めていることから、そのあたりの可能性は残念ながら難しいというところであります。

次点はナレッジスイートか

次に公募価格と初値の鞘という金額ベースの妙味、爆発力という点では、どれもインパクトに欠けるところでありますが、強いて言えば、いちよし証券主幹事のナレッジスイートになろうかと予想しております。

イメージとしては、前回も掲載したIPO初値高騰条件である指標(マザーズ上場銘柄、VCや大株主売り抜け防止のロックアップ期間がある等)をクリアしていることから、目論見書の想定価格2,000円から4,000円あたりの初値を予想しておりますので、100株で軽く20万円の利益となりますからそれなりのインパクトはあろうかと思います。

しかし、私の場合は残念なことに、11月21日に上場した同じいちよし証券主幹事のサインポストを獲得していることから、さすがに連続獲得はできないと思いますから、幹事証券であるSMBC日興証券やみずほ証券といったところで当選確率は限りなく低いところでありますが、応募だけはするところであります。

上場ラッシュの12月。セカンダリーでの参戦にも旨味

とにかくこの12月は同時上場含め、上場ラッシュです。この日程での資金分散による影響から、予想より低い初値がつくかもしれません。あるいは同時上場日の連動性の法則で、片方の銘柄がストップ高、もしくは買い気配で買えないかもしれません。

そんな時には、まだ動意をしていないもう片方の銘柄の上昇時の打診買いというような、セカンダリーでの参戦も妙味があるかもしれませんね。いずれにしろ、12月は連日、IPO銘柄の申し込みや当選確認はもちろん、上場日の初値からの株価推移には目を離せません。スケジュールの確認だけは失念しないようにして頂ければと思います。 

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