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2017年12月IPOラッシュの顛末[第32回]

2017年12月IPOラッシュの顛末[第32回]

JACK
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IPO上場ラッシュも残り1週となり、ブックビルディングについては1月末まではないところであります。参考までに執筆時における前回の株価予想の顛末を最初に掲載いたします。

銘柄 コード 上場日 事前評価 顛末 初値売却利益(100株あたり)
一家ダイニングプロジェクト 9266 12月12日 425,000円
カチタス 8919 12月12日 2,500円
SGホールディングス 9143 12月13日 2,000円
ヴィスコ・テクノロジーズ 6698 12月13日 1,008,000円
マツオカコーポレーション 3611 12月13日 1,200円
グローバルリンク 3486 12月13日 351,000円
アルヒ 7198 12月14日 -3,000円
エル・ティー・エス 6560 12月14日 213,000円
※12月15日現在

 

IPOラッシュ、注目株の動向は

一番の注目となったSGホールディングスにおいても1,620円の公募価格が1,900円の初値をつけました。こちらはセカンダリーについては積極的に参加をし、一気の高値をとってきています。

今後の株価の推移にTOPIXの組み入れや、新規の株主優待のリリースの発表期待等で1月中旬くらいまでは引っ張れるのではないかと引き続き注目しております。

そのような中、ある意味サプライズというところでは、ヴィスコ・テクノロジーになると思います。私自身も評価をCとしたくらいでありましたから、まさか上場初日に初値がつかず、2日目に公募価格4,920円に対し、15,000円の初値となり、100株の保有であっても100万円の利益となることは予想しておりませんでした。

ヴィスコ・テクノロジーの初値については、講演やオフ会の場ではお話をしておりますが、主幹事証券会社の戦略というか方針がものを言っているところです。来年のIPOにおいても主幹事が同じ証券会社の場合には注視すべき案件といえるところであります。

また、アトリエはるかについては、私も記憶にないくらい上場日の間際の上場延期がリリースされ、当選者の方々は地団駄を踏んだのでしょうか。

ちなみに、こちらのIRがわざわざ、女性から訴えられるあるいは決算書類に不備があったわけではないと過去に上場廃止した企業を名指ししているようで、ある意味新鮮でありました。

当選を逃した方は戦略を見直すべし

なお、この12月IPOラッシュにおいては、執筆時点になりますが、結果的に大きい公募割れ銘柄もなく、大型株のSG含め堅調なIPOの初値であったところであります。

さすがに全部の銘柄を申し込み、全部の銘柄が当選という方はいらっしゃらないと思いますが、逆に、全ての銘柄に申し込みをしたにもかかわらず、100株も当選できなかった、あるいは10銘柄やら15銘柄申し込んだが、1銘柄も当選しなかったという方は、厳しい言い方になりますが戦略を今一度、過去のコラムを参照にして見直さなければいけないと思います。

もちろん、口座数がそもそも少ない、あるいはブックにかかる資金が少額しかないという実情があるかもしれませんが、そのような状況でもあってもB級は厳しくてもC級銘柄であれば、そもそもの割当株数も多いことから、やはり、まったく当選しないということは避けたいところです。

来るIPOラッシュに向けて口座開設を進める

幸いなことに、この年末ラッシュが終わると、次のIPOの再開は来年の1月下旬~2月上旬であり、概ね2月下旬~3月中旬に、再びラッシュが予想されておりますから、しっかりそこに標準を絞って頂きたいと思います。

私自身もこの1年間結果が出なかった店頭口座の廃止や移管、あるいはまだまだ未開拓の地場証券の口座開設作業を年末年始にするところです。預け資金の移動や各証券会社への訪問、あるいは担当に1年間のお礼や来年への期待を込めての飲食等、IPOの申込がなくてもするところであります。

また、口座を増やすということであれば、家族や親戚IPOの旨みを教えて、口座開設だけでもこのIPOの空白期間にやっておくのは鉄則であります。

このあたりは、ある意味、地道な作業であり、手間暇がかかることから敬遠やら避けてしまう事かもしれませんが、必ず継続してすることにより、厳しいIPOの獲得において、結果が出てきますので、モチベーションを持って諦めないで欲しいところであります。

まとめ

最後に、このIPOの空白期間においては、直近のIPOが物色される傾向が多いことから、その銘柄に着目して勝負をしていく戦略をとることを私は例年しております。

具体的にどのような銘柄に投資をしていくのかという点では、やはり前述したSGホールディングスについては、緩やかな上昇が1月中は期待できることから、押し目やら下げ幅が大きいときには、100株でも200株でも購入していくという王道を取るところであります。

次に注目するのは、初値から下がった銘柄で底難い銘柄、あるいはチャート的に横のままのような銘柄になります。

このあたりの銘柄は、ちょっとして業績の修正や株主優待の新規導入のIR、あるいが東証1部上場へのTOPIX買いといった思惑から一気に底離れする展開が過去にも散見されておりますので、東証開示情報の確認は大事であり、場合によっては、ザラ場で発表されたりしますので、専業者はともかく、兼業者も昼休みや移動中には確認をすることを推奨いたします。

そして、最後は、これだけの銘柄数があることから、ある意味、カンニング的に皆が買っていく強い銘柄に追随する、具体的には買い気配の銘柄であれば、自分も買っていくとかストップ高をつけた銘柄を買う、わかりやすく言えば、上場以来高値を超えたら買いというようなスタンスになります。

もちろん、全ての銘柄に当てはまることでありますが、その株価がある意味、天井となり、下落になることもありますから、ザラ場の取引と同様に約定した後には、買い増しをするのかあるいはロスカットをするのかというところは事前に戦略を建てることは必須であります。

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