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いちよし証券の攻略法[第27回]

いちよし証券の攻略法[第27回]

JACK
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今回も引き続き、店頭証券にスポットを当てていきます。

口座開設にあたって紹介制やら5,000万以上の入金条件があるJPモルガン証券やUBS証券といった外資証券を除けば、おおむねベスト10ぐらいまでの、証券会社のIPO投資の、JACK流の攻略やら対応方法は今までに掲載してきましたので、今回は店頭証券としていちよし証券を最後に取り上げたいと思います。

IPOリーグテーブル(総引受額ランキング)

順位会社名件数金額シェア
1野村證券33件2,136億円29.17%
2三菱UFJモルガン・スタンレー証券20件1,456億円19.89%
3みずほ証券56件1,058億円14.45%
4大和証券37件1,043億円14.24%
5SMBC日興証券71件777億円10.62%
6SBI証券77件233億円3.18%
7JPモルガン証券2件208億円2.83%
8東海東京証券15件62億円0.84%
9UBS証券2件61億円0.84%
10マネックス証券41件41億円0.56%
11岡三証券31件40億円0.55%
12いちよし証券31件36億円0.49%
13SMBCフレンド証券19件35億円0.48%
14メリルリンチ日本証券3件33億円0.45%
15岩井コスモ証券32件22億円0.29%
16エース証券33件20億円0.28%
17東洋証券20件17億円0.24%
18丸三証券14件16億円0.22%
19ゴールドマン・サックス証券2件14億円0.19%
20水戸証券8件13億円0.18%
2016年4月1日~2017年3月31日

抽選の割合が低いのがいちよし証券の特徴

いちよし証券のIPOについては、「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」の配分の要領を参照してみましょう。

配分の要領について 当社は、お客様の金融商品取引に対する知識、投資経験、財産の状況及び投資⽬的、当社とのお取引実績、⻑期安定保有状況等を総合的に勘案の上、配分先を決定いたしますが、その具体的な配分の決定にあたっては、配分の機会を公平に提供するため、原則として、次の要領で⾏います。

原則として、 ①営業部支店(いちよしダイレクトを含みます)及び法人営業本部、金融・ 公共法人本部への配分数量のうち、95%を営業部支店(いちよしダイレクト を含みます)に、5%を法人営業本部、金融・公共法人本部に配分いたします。

②営業部支店(いちよしダイレクトを含みます)及び法人営業本部、金融・ 公共法人本部については、その10%を営業部支店(いちよしダイレクトを含 みます)及び法人営業本部、金融・公共法人本部の抽選※1※2により、90%を営業部支店(いちよしダイレクトを除きます)及び法人営業本部、金融・公共法人本部の抽選によらない方法により配分いたします。 抽選にあたっては、抽選対象となるお客様の需要申告又は配分の申込みに 番号(乱数)を付し、その番号を対象に抽選を⾏います。 また、できるだけ多くのお客様のニーズにお応えできるよう、お客様への当選数量は、原則として最低単元としておりますが、営業部⽀店(いちよしダイレクト を含みます)及び法人営業本部、金融・公共法人本部への配分数量の状況、1単元当たりの投資⾦額、マーケット環境等を勘案し、抽選による⼀⼝座当たりの配分数量を⾒直す事があります。 なお、抽選によらない⽅法については、過度な集中配分及び不公正な配分とならないよう、お客様の申告数量を超えない範囲において、抽選による配分の一口座当たりの平均数量(単元未満株数が⽣じる場合は単元株数まで切上げ)の10倍を超えることがないように配分を⾏うこととし、その回数に一定の 制限を設けることといたします。 ※1 ブックビルディングの需要が積み上がらず、配分の申込み数量が当社における配 分予定数量に満たない場合は、抽選による配分を採⽤しないことがあります。また、機関投資家のお客様への配分につきましては、原則として需要申告の状況等(以下、「需要状況」といいます。)を総合的に勘案した上で、適切な配分に努めます。

簡単にまとめるとまずは5%が個人投資家への配分はないとことであります。次に全体の95%のうちの10%の、9.5%が抽選となり、95%のうちの90%の85.5%が抽選によらない配分となるところであります。

実際にどのような結果になっているか、昨年3月に主幹事を務めたグローバルグループで確認してみます。

個人投資家への配分総単元数11,898株
規則に基づく抽選配分1,153株数(抽選割合9.6%)
抽選によらない配分10,745株
抽選によらない配分獲得人数3,686人(1人当たり平均配分単元数2.9)

となっています。

では、実際の当選確率となると、具体的ないちよし証券の預かり口座数及び、IPOの応募口座数を把握しないと、倍率は出ませんが、数字自体は当然の事ながら、かなり低くなるのが一般的であります。

口座開設直後なら当たりやすい?

とはいえ、いちよし証券は本店あわせて51支店ありますので、均等配分で過程して計算すると、72人となることから、主幹事を務めた場合には、投資経験、財産の状況及び投資⽬的や取引実績、⻑期安定保有状況等を総合的判断の俎上にのれば、チャンスがある感じもします。

実際に、私自身も新規に口座開設をして200万円の入金とIPOのブック前に数回の個別銘柄の売買で当選したこともありますから、個人的には、東海東京証券や岡三証券よりは当たりやすい印象があります。

要因としては、さすがにこのあたりまでは、手が回らない個人投資家や開設しても総合的判断に満たない個人投資家が多いのかもしれません。

実際の判断は保留したい

また、強いて言えば、私も当選後も、引き続き、IPOの申込にあたって、少なからずの株式売買手数料は落としておりますが、その後の当選が1回もありません。

結果として、新規口座開設者での今後の取引の増大が見込める顧客としてのフィルターに引っかかっただけかもしれませんので、とりあえず、新規口座開設枠という意味では当選の可能性はあるかもしれません。

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