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いちよし証券の攻略法

いちよし証券の攻略法

今回も引き続き、店頭証券にスポットを当てていきます。まずは、下図IPOの引受のリーグテーブルをご覧ください。

口座開設にあたって紹介制やら5,000万以上の入金条件があるJBモルガン証券やUBS証券といった外資証券を除けば、おおむねベスト10ぐらいまでの、証券会社のIPO投資の、JACK流の攻略やら対応方法は今までに掲載してきましたので、今回は店頭証券としていちよし証券を最後に取り上げたいと思います。

IPOリーグテーブル(総引受額ランキング)
2016年4月1日~2017年3月31日

順位 会社名 件数 金額 シェア
1 野村證券 33件 2,136億円 29.17%
2 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 20件 1,456億円 19.89%
3 みずほ証券 56件 1,058億円 14.45%
4 大和証券 37件 1,043億円 14.24%
5 SMBC日興証券 71件 777億円 10.62%
6 SBI証券 77件 233億円 3.18%
7 JPモルガン証券 2件 208億円 2.83%
8 東海東京証券 15件 62億円 0.84%
9 UBS証券 2件 61億円 0.84%
10 マネックス証券 41件 41億円 0.56%
11 岡三証券 31件 40億円 0.55%
12 いちよし証券 31件 36億円 0.49%
13 SMBCフレンド証券 19件 35億円 0.48%
14 メリルリンチ日本証券 3件 33億円 0.45%
15 岩井コスモ証券 32件 22億円 0.29%
16 エース証券 33件 20億円 0.28%
17 東洋証券 20件 17億円 0.24%
18 丸三証券 14件 16億円 0.22%
19 ゴールドマン・サックス証券 2件 14億円 0.19%
20 水戸証券 8件 13億円 0.18%

なお、次点のSMBCフレンド証券につきましては、下記のとおり、来年1月1日にSMBC日興証券と合併することもあり、年内に主幹事や幹事を務める可能性は低く、仮にあったとしても、IPOの当選の抽選になる割合は10%であり、残りの90%についても「投資する商品のリスクに適合した資産状況であること」「中長期的な投資を行うことが可能な資金による投資を行っていただけること」「過去の案件における配分状況が過度に集中していないこと」「当社とのお取引を中心に資産運用を行っていただいていること」「当社とのお取引の維持拡大が期待できること」というような優先順位があることから、今から躍起になってこの条件を満たすのは時間的にも厳しいというか既存の顧客に勝ち目がないと考えているところであります。

いちよし証券のIPOについては、「募集等に係る株式等の顧客への配分に係る基本方針」の配分の要領を参照下さい。

https://www.ichiyoshi.co.jp/product/stock/pdf/20170327_ipo.pdf

配分の要領について 当社は、お客様の⾦融商品取引に対する知識、投資経験、財産の状況及び投資⽬的、当社とのお取引実績、⻑期安定保有状況等を総合的に勘案の上、配分先を決定いたしますが、その具体的な配分の決定にあたっては、配分の機会を公平に提供するため、原則として、次の要領で⾏います。

原則として、 ①営業部支店(いちよしダイレクトを含みます)及び法⼈営業本部、⾦融・ 公共法人本部への配分数量のうち、95%を営業部支店(いちよしダイレクト を含みます)に、5%を法⼈営業本部、⾦融・公共法⼈本部に配分いたします。

②営業部支店(いちよしダイレクトを含みます)及び法⼈営業本部、⾦融・ 公共法人本部については、その10%を営業部支店(いちよしダイレクトを含 みます)及び法⼈営業本部、⾦融・公共法⼈本部の抽選※1※2により、90%を営業部支店(いちよしダイレクトを除きます)及び法⼈営業本部、⾦ 融・公共法人本部の抽選によらない方法により配分いたします。 抽選にあたっては、抽選対象となるお客様の需要申告又は配分の申込みに 番号(乱数)を付し、その番号を対象に抽選を⾏います。 また、できるだけ多くのお客様のニーズにお応えできるよう、お客様への当選数 量は、原則として最低単元としておりますが、営業部⽀店(いちよしダイレクト を含みます)及び法⼈営業本部、⾦融・公共法⼈本部への配分数量の状 況、1単元当たりの投資⾦額、マーケット環境等を勘案し、抽選による⼀⼝座 当たりの配分数量を⾒直す事があります。 なお、抽選によらない⽅法については、過度な集中配分及び不公正な配分と ならないよう、お客様の申告数量を超えない範囲において、抽選による配分の ⼀⼝座当たりの平均数量(単元未満株数が⽣じる場合は単元株数まで切 上げ)の10倍を超えることがないように配分を⾏うこととし、その回数に⼀定の 制限を設けることといたします。 ※1 ブックビルディングの需要が積み上がらず、配分の申込み数量が当社における配 分予定数量に満たない場合は、抽選による配分を採⽤しないことがあります。また、機 関投資家のお客様への配分につきましては、原則として需要申告の状況等(以下、 「需要状況」といいます。)を総合的に勘案した上で、適切な配分に努めます。

と記載されておりますが、簡単にまとめるとまずは5%が個人投資家への配分はないとことであります。

次に全体の95%のうちの10%の、9.5%が抽選となり、95%のうちの90%の85.5%が抽選によらない配分となるところであります。

実際にどのような結果になっているか、昨年3月に主幹事を務めたグローバルグループで確認してみます。

  • 個人投資家への配分総単元数:11,898株
  • 規則に基づく抽選配分:1,153株数(抽選割合9.6%)
  • 抽選によらない配分:10,745株
  • 抽選によらない配分獲得人数:3,686人(1人当たり平均配分単元数2.9)

となっております。

では、実際の当選確率となると、具体的ないちよし証券の預かり口座数及び、IPOの応募口座数を把握しないと、倍率は出ませんが、数字自体は当然の事ながら、かなり低くなるのが一般的であります。

とはいえ、いちよし証券は本店あわせて51支店ありますので、均等配分で過程して計算すると、72人となることから、主幹事を務めた場合には、投資経験、財産の状況及び投資⽬的、当社とのお取引実績、⻑期安定保有状況等を総合的判断の俎上にのればチャンスがある感じもします。

実際に、私自身も新規に口座開設をして200万円の入金とIPOのブック前に数回の個別銘柄の売買で当選したこともありますから、個人的には、東海東京証券や岡三証券よりは当たりやすい印象があります。

要因としては、さすがにこのあたりまでは、手が回らない個人投資家や開設しても総合的判断に満たない個人投資家が多いのかもしれません。

また、強いて言えば、私も当選後も、引き続き、IPOの申込にあたって、少なからずの株式売買手数料は落としておりますが、その後の当選が1回もありませんから、新規口座開設者での今後の取引の増大が見込める顧客としてのフィルターに引っかかたのかもしれませんので、とりあえず、新規口座開設枠という意味では当選の可能性はあるかもしれません。

個人投資家
バーテンダー、予備校講師、サラリーマンと多彩な職歴を歩む傍ら、IPO(新規公開株)を中心に2億円近くまでの資産を稼ぐ。株式投資を主戦場としつつもFX投資や不動産投資にも参戦している。「日本証券新聞」にて月1コラム連載。

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著書
1万円を1年で100万円に! はじめての人の「株式」投資生活
元手50万円から始める! 月5万円をコツコツ稼ぐらくらく株式投資術

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