
どうしてはじめるの?株式投資をはじめるメリットとは
政府が「貯蓄から資産形成へ」と発信している効果もあり、株式投資をはじめる人たちが徐々に増えてきています。これからはじめる人も、を持っている人も、その理由は明確でしょうか?
どうして株式投資をはじめようと思っているのかが不明確な人も多いでしょうが、ここで「株式投資をするメリット」について整理してみましょう。
この記事のもくじ
株式は、資産を増やす数少ない方法のひとつ
超低金利の現在、銀行にお金を預けていても、ほとんどお金は増えません。それどころか、その利息は現金自動預払機(ATM)利用手数料を一度支払うだけで吹き飛んでしまうくらい少額です。同様に、資産運用効果(貯蓄性)のある保険でも、あまり資産を増やすことはできません。それも、途中で解約すると損をしてしまい、資産を増やすには何十年も加入し続けていなければなりません。
そんな状況でも、利益を出すことができればしっかりと資産を増やすことができるのが、株式投資に代表される資産運用です。資産運用の中でも、少額でもはじめやすい株式投資は資産運用の中でも手軽な方法と言えます。
資産を減らすリスクもあるが、税制上の優遇もある
超低金利時代でも資産運用で利益を出せる可能性があるのは、それだけリスクを取っているからです。失敗すると資産を減らしてしまうかもしれないところにお金を投入するからこそ、うまくいったときには大きな利益を得ることができるのです。
通常、資産運用で利益が出た場合には所得税と住民税がかかります。銀行預金でも利息には税金がかかりますが、株式投資では少額投資非課税制度(NISA)により、一定額までの非課税枠が設定されているなど、個人投資家に向けた優遇政策も充実してきています。
社会や経済のことをより深く知るきっかけになる
株式投資で成功するためには、いろいろな情報を集め、それを元に何にいくら投資するかを考えなければなりません。そのため、新聞やネットで最新の情報を集める必要があります。
投資している企業のニュースだけでなく、日本経済や政治の動向、さらには世界経済の動向までもが株式価に影響を与えます。幅広い知識が必要になるので、社会や経済のことを深く知ることができるのです。
社会・経済の知識は投資以外の場面でも活用できる
株式投資のために集めた情報は、株式投資のときにだけ使えるものではありません。私たちが仕事をしている会社なども日本経済の一部です。
そのため、株式投資で経済の先行きを予想するために考えたことは、仕事での意思決定にも活用することができるのです。うまくいけば、仕事も投資もうまくいく好循環を作ることができるかもしれません。
株主優待で、お得にモノやサービスを購入できる
株式投資のもうひとつの魅力は、株主優待です。株主還元の一環として、企業が自社の製品やサービスを優待価格で利用できる権利を付与する株主優待は、自社の製品やサービスではなく、金券や商品を送ってくれるものもあります。
例えば、よく使う外食チェーンがある場合、そのお店を運営している企業の株式を購入して、株主優待でお得な金額で利用することが可能です。また、鉄道や航空会社の株主優待を使って、長距離移動が必要な旅行などでかかる旅費を抑えることもできます。
不要な優待でも、換金できれば実質的なリターンになる
株式を買おうと考えている企業の株主優待が、あなたにとって魅力的でない場合もあるでしょう。そのようなときは換金することで一種の配当金のようなリターンと考えることができます。
株主優待は、自社の利用者やリピーターが増えることを期待して発行するものであり、企業によっては、まとまった金額の優待が受けられる株主優待を実施しているところもあり、そのような銘柄は、換金売りにより思った以上に大きなリターンを得られるケースもあります。
まとめ
このように、株式投資は資産を増やすことだけがメリットになるわけではありません。株主優待を利用して、実質的に多くのリターンを得ることができます。
さらに、仮に株式投資であまり利益が出せなかったとしても、それで得た情報や知識を駆使して仕事で成功を収めることができれば、収入が増えるという「株式投資を通した、目には見えないメリット」を得られる可能性もあるのです。
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