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総合証券会社とネット証券会社の違いはどこ?

総合証券会社とネット証券会社の違いはどこ?

株の教科書.com編集部
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記事の難易度:★☆☆☆☆

店舗を構えて窓口で担当者が応対する対面証券に対して、口座開設から取引まで、ほぼ全ての手続きをオンラインで完了できるネット証券が急速に口座数で接近しています。

今回は、対面証券とネット証券の違いがどこにあるのかを詳しく掘り下げます。

担当者が常駐する店舗の有無

対面証券では顧客一人ひとりに担当者が付き、商品の提案などの相談に乗る体制をとっています。

充実したサポートが期待できる反面、建物の賃料だけではなく、証券マンや事務スタッフの人件費など、店舗運営のさまざまなコストが発生するので、各種手数料が割高になるのがデメリットです。

全ての取引がオンラインで完結するネット証券

ネット証券は口座開設から取引まで、ほぼ全ての取引をオンラインで完結させる体制をとっているため、店舗運営にかかるコストを低く抑えて、投資家に請求する手数料も安く済むのがメリットです。

1998年から1999年の「金融ビッグバン」により、証券会社の参入自由化がすすめらるのと同時期にインターネットが普及したことも手伝って、既存の対面証券にはない多用なサービスを提供するに至っています。

余力の大きいリタイア層を対象とする対面証券

対面証券では、運用資金が豊富なリタイア層を主なターゲットとして、顧客一人ひとりのニーズに応じた資産形成のコンサルティングなど幅広い業務を提供しています。

リタイア層のフォローには、担当者をつけて関係を築くなどのコストがかかり、結果としてどうしても高額な手数料を設定する必要があるのが実情です。

若年層からリタイア層まで幅広く対象とするネット証券

ネット証券は、資産形成層からリタイア層まで幅広くアプローチする体制を整えている反面、個別のフォロー体制は対面証券ほど整っていないというデメリットがあります。

フォローに経費をかけない分、安価な手数料で取引できるのは、ネット証券ならではのメリットと言えます。

新規株式公開(IPO)に強いのはやっぱり対面証券

現在のIPO制度では、主幹事会社を中心に、複数の証券会社がIPO銘柄を分担して取りあつかうため、幹事証券に口座開設をしていないと、IPOに応募することもできません。

主幹事会社を務めるのは対面証券がほとんどであり、IPO投資を考えているなら、対面証券での口座開設は欠かせません。

ネット証券でもIPO主幹事を務めるケースは増えている

近年では若年層の取り込みを目的に対面証券も子会社としてネット証券の立ち上げが増えています。また、ネット証券でも幹事証券に参加する事例が増えているため、けど、IPO投資を検討しているけど対面証券に口座開設をするのは抵抗があるなら、対面証券の子会社やIPOに強いネット証券も選択肢の一つです。

まとめ

どのような投資スタイルを考えていて、証券会社に何を求めるかによって、ネット証券と対面証券のどちらが向いているかは変わってきます。それを踏まえた上で、投資初心者がはじめて株式投資をはじめるという点からおすすめしたいのは、ネット証券です。

対面証券と比べると、口座開設から取引までの手続きは簡単で、手数料面でも有利。さらに、オンライントレードの手軽さも見逃せません。

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