
投資初心者が初めて買う銘柄はどう選べばいいの?
口座開設が完了したばかりの投資初心者にとって、どの銘柄を買えばいいのかは最初のつまづきポイントです。わざわざ値下がりする銘柄を買おうとする人はいませんが、値上がりを期待できる銘柄選びは簡単ではありません。
今回は、はじめての株式投資の銘柄選びのポイントを見てみましょう。
この記事のもくじ
まずは「銘柄」を覚えよう
証券企業を通じて、売買取引の対象となる有価証券の名称のこと。株式公開し、証券取引所で売買されている企業の株式を指す。銘柄には、上場銘柄、信用取引銘柄、貸借銘柄、注意銘柄、規制銘柄、マーケットメイク銘柄、オークション銘柄がある。
銘柄は株式市場で取引されている企業の名称が使われています。国内企業ならトヨタ自動車(7203)やソフトバンクグループ(9984)、海外企業ではApple(APPL)やボーイング(BA)といったものになります。
銘柄ごとに設定されている銘柄コード・ティッカーシンボル
銘柄ごとに、東京証券取引所なら「銘柄コード」、ニューヨーク証券取引所なら「ティッカーシンボル」という固有の数字やアルファベットが割り振られています。実際の取引では、この銘柄コードやティッカーシンボルを使うことが基本となります。
はじめての銘柄選びのポイント
利益に直結する銘柄選びは慎重になることが欠かせません。まずは、自分が詳しい業界や企業の中から選ぶことをおすすめします。業界の動きを肌で感じ取れますし、ほかの投資家が知らない情報を持ってるかもしれません。
例えば小売業ならボーナス商戦は利益に無視できない要素の1つです。ボーナス時期はおおむね7月と12月であることから、そのひと月前から株価は上昇傾向になると予測できます。このように、値動きの理由がわかる銘柄ほど有利な面が見えてきます。
株価チェックの習慣を身につけよう
証券企業に口座開設をしたら、すぐに投資をしないといけないわけではありません。はじめての銘柄選びと購入の前に、まずは株価チェックの習慣を身につけるところからはじめましょう。
ネット証券なら株価を含めた銘柄情報を確認できますし、大手ポータルサイトでもそうしたサービスを提供しています。買おうと考えている銘柄は、市場動向や関連ニュースと合わせてチャートを確認する習慣を身につけましょう。何をやっているのかわからなくても、株価を追うという習慣は身につくはずです。
銘柄を選べなければ市場平均を買う
投資家個人の理解に関わらず、市場は常に動いています。そんな市場全体の指標として参考になるのが、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)です。毎日のニュースや新聞で「今日の日経平均は~」と報道されているのを見聞きしていない人はいないでしょう。
日経平均は東京証券取引所(東証)第一部上場銘柄のうち、225銘柄を抽出して算出する株価指標(インデックス)です。市場に影響を大きく与える銘柄を集めて出した指標とも考えられます。
株価指数(インデックス)に連動するインデックスファンドも候補
この日経平均株価やTOPIXは、指数連動の投資信託(インデックスファンド)として購入できます。インデックスファンドに投資をすれば、市場平均は確実に狙えるのです。
主要な株価指数に連動する投資信託は数多く販売されていますが、低コストで購入できる投資信託としては、
- eMAXIS / eMAXIS slim(三菱UFJ国際投信)
- 購入・換金手数料なしシリーズ(ニッセイアセットマネジメント)
- たわらノーロード(アセットマネジメントOne)
- iFree(大和アセットマネジメント)
- Funds-i(野村アセットマネジメント)
- SMT(三井住友トラスト・アセットマネジメント)
- smart-i(りそなアセットマネジメント)
などがあります。
個々の銘柄の値動きの予測は簡単ではありませんが、特定の指数に連動するインデックスファンドを利用した投資なら、大まかな値動きを把握しやすいのも魅力です。
まとめ
はじめての株式取引では、自分が詳しい業界や企業などからピックアップした上で、業績が把握しやすい銘柄を選ぶことがポイントとなります。
また、銘柄選びの決め手を欠くときには、日本経済の値動きに連動する「日経平均」に連動するインデックスファンドも選択肢の1つです。
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