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ファンダメンタルズ分析が不十分ならテクニカル分析を活用しよう

ファンダメンタルズ分析が不十分ならテクニカル分析を活用しよう

株の教科書.com編集部
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記事の難易度:★★★★☆

株式取引では、ニュースなどを判断材料に取引のタイミングを定めている投資家は少なくありませんが、これだけでは取引のタイミングを逃すだけではなく、大きな損失をこうむるリスクがあります。取引のタイミング判断には、チャートや指標を参照する「テクニカル分析」の活用も欠かせません。

今回は、取引のタイミングでテクニカル分析を使うときのポイントについて見てみましょう。

投資初心者が陥りやすい「長期保有は必ずもうかる」のワナ

投資初心者が陥りやすいミスの一つに、株価の動きを確認しないで持ち続けることがあげられます。いつ購入しても長く保有しておけば上昇すると安易な考えで持ちっぱなしはNG。

安定したリターンを得るためにも、過去と比較して現在の株価はどのようなところにあるかを定期的に把握することは欠かせません。

取引のタイミングを知るために不可欠なテクニカル分析

高度成長期であれば単なる長期保有でも大きなリターンが期待できますが、低成長・ゼロ成長が続く現在では、よほど確たる理由がないとそのような銘柄には出会えません。

少しでも成長期待のある銘柄を見つけるためには、市場全体のトレンドを大づかみにするファンダメンタルズ分析はもちろん、個別銘柄の詳細な分析に役立つテクニカル分析の活用も必要です。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析は補完関係

日本株の底入れ時期を例に見てみると、2012年11月の日経平均株価の底入れのタイミングで、売買高が非常に増加していることが分かります。ファンダメンタルズを見ると、このときの総選挙で民主党から自民党への政権交代があり、景気改善の期待が高まったことがあげられます。

このようにファンダメンタルズ分析だけでもトレンドを大づかみにできますが、テクニカル分析を併用すれば、より正確な時期を知ることができます。

直近の株価を予想するのに役立つテクニカル分析

基本的に株価は買いたい人と売りたい人の動きに影響されるため、株価を予想するときにはどちらの動きが強いかを知る必要があります。投資家が買いを考えているのか、それとも売りたいと考えているのか、テクニカル分析で可視化することができます。

テクニカル分析で見る外国人投資家と日本人投資家の違い

外国人投資家は、値上がり局面で大量購入の主役となりやすく、さらなる値上がりの要因となることが珍しくありません。反面、トレンドが反転して値下がりに転じると、一気に売り越して利益確定を急ぐ傾向があります。

順張りの外国人投資家、逆張りの日本人投資家

このようにトレンドに対して順張りする傾向が強い外国人投資家に対して、日本人投資家は逆張りの傾向が強く、外国人投資家の売りに対する抵抗力として作用することが少なくありません。テクニカル分析をすると、この傾向はとても鮮明になります。

まとめ

株式取引には取引のタイミングを考慮する必要がありますが、人気銘柄でもテクニカル分析をしてみると、すでに売却のシグナルを表していることもあります。

一貫した投資戦略のためにも、ファンダメンタルズ・テクニカルの両面から相場分析をすることは欠かせません。

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