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株価の「材料」とは?株価を動かす原因の見つけ方

株価の「材料」とは?株価を動かす原因の見つけ方

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★☆☆☆☆

株価が上昇する時、「いい材料が出たから上昇した」と言われることがあります。反対に株価が下がっていたら「悪い材料がある」という表現をします。株式取引でいうところの「材料」とは一体何なのでしょうか。

何が材料になるのか、そして、材料を探す時に注意しないといけないことはあるのでしょうか。今回は、株式取引の「材料」について取り上げていきます。

株価を動かしているものは何だろう?

株式取引の材料とは、株価を動かす要因や情報のこと。業績の好調・不振、または新商品の開発や不祥事などはニュースやテレビで報じられ、当日や翌日の株価に大きく変動します。これらのニュースは大きく報じられるので、簡単に見つけられます。

ただし、ニュースに出た時点で他の人たちにもその話題は広く知られているので、出遅れると株式を売買する時には思惑を外れた株価になるかもしれません。また、新商品の開発などが研究時点で発表されると、期待を込めた株価になる場合もあります。研究・開発の失敗があれば、失望感から今まで以上に株価が下落してしまうこともあります。

国の動きや世界情勢も材料となる

株価には企業の動向に限らず、国全体の動きも影響します。よく話題に上がるのは「円高・円安」です。円高になれば輸出関連企業の業績見通し悪化が話題になり、反対に円安になれば輸入が大きな比重を占めている企業の業績見通しの悪化が報じられます。このように、企業経営に問題がなくとも、為替レートの値動きだけで株価が動くことは珍しくありません。

このほかにも、政情不安、選挙の結果や政権交代、大きな国際会議の流れ次第でも株価が変動します。そして、外国の政治の変化でも動くことがあります。これは日本企業が世界の国や地域、企業と取引をしているためです。

海外での商品展開や海外子会社を持っている企業はたくさんあります。自分の保有する株式の企業が海外にも販路を持っているならば、日本国内だけでなく海外の情報が材料となるのです。

材料がないときはどうすればいい?

企業自体の目立ったニュース、そして国内外で大きな動きがあるときには株価を動かす材料は探しやすくなりますが、情報不足で全く材料がない「材料難」の時はどうやって株式取引をすればいいのでしょうか。

材料難の時は、株価だけでなく売買高も減る傾向にあります。銘柄によっては売買したくても取引が成立しないこともあります。そのようなときは無理に取引をせずに様子見に徹するのも一つの手段です。

材料難を避けるなら、どんな銘柄がいい?

ひんぱんな取引を考えている人は、なるべくニュースで取り上げられやすい企業の株式を中心に取引することを考えましょう。

それでも材料を探すのが難しそうなら、海外とつながりがある企業を狙ってみるのはどうでしょうか。企業自体の材料がなくても為替の動向で株価が変動するかもしれません。ただし、どんな小さい情報にも気を配っておくようにしましょう。

取引の材料がない「材料出尽くし」

材料難を通り越して株価が動く材料が出尽くしてしまった状態を「材料出尽くし」と呼びます。または、材料が出たにもかかわらずほとんど株価が動かない場合も材料出尽くしと呼ばれます。株価はその銘柄への期待で動くことが少なくないので、好材料が報道された時点で株価が上昇してしまうのです。悪材料の時も同じです。

例えば、ある企業で当期の業績が良さそうだというニュースが出ると、株式市場はすぐに反応して株価が上がりますが、決算報告で予想通り好業績だったとしても、更なる株価上昇は期待できません。これが材料出尽くしです。

材料出尽くしのときは待ちに徹するのも効果的

材料出尽くしの時は材料難の時以上に株価が動きにくくなるので、無理に取引をせず「待ち」に徹するのも一つの手です。どうしても取引をしたいなら、新しい銘柄に投資するのはどうでしょう。

そのためにも、日頃からさまざまな業種の銘柄のチェックをしておくといいでしょう。いくつか投資対象の候補があると、ある銘柄で値動きが全くなくても次の銘柄にすぐに乗り換えることができます。

まとめ

株価が動くには材料の有無が非常に大切です。ただし材料難や材料出尽くしに陥る可能性はどの銘柄にもあります。

「絶対にこの業種・銘柄でないと投資しない」と決めるのではなく、さまざまな業種に目を付けておくことで取引が滞るのを避けられるようになりましょう。

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