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投資期間はどれくらい?投資初心者におすすめの投資スタイル

投資期間はどれくらい?投資初心者におすすめの投資スタイル

西岡容子
西岡容子
記事の難易度:★★☆☆☆

株式投資で悩ましいポイントはいくつかありますが、その中でもある銘柄をどれだけ持ち続けて、どのタイミングで売却するべきかは特に重要なポイントと言えます。最も適切な売り時がいつなのかというのは、常に投資家を悩ませるテーマです。

今回は、投資期間について、短期型・中期型・長期型それぞれの特徴を比較することで、最善な投資スタイルを考えていきます。

資金を高回転させる短期投資

株式投資の短期投資とは、値動きでわずかな利ザヤを得たら、最長でもその日のうちに売却する投資方法です。短期投資での株式の保有期間は当日~長くても数週間となります。

短期投資は投資資金の回転を早めたい人に向いていますが、取引時間中は常に取引をする必要があるので、拘束時間が長くなるというデメリットがあります。

短期投資はハイリスク・ハイリターン

株価の値動きが大きいときにうまく取引できれば、短期間で大きな売買益を期待できます。その反面、短期間で大きな損失を出す可能性もある、ハイリスク・ハイリターンな投資手法です。

また、四六時中値動きに注意する必要があるので、会社勤めの人には時間的に厳しいかもしれません。

比較的長期間投資する中期投資

株式の中期投資は、1カ月から1年程度をめどとする投資手法です。短期投資のように常に株価を気にする必要もないので、会社員でも成果を出しやすい投資手法と言えます。

中期投資は短期的な値動きにそれほど影響されず、精神的な余裕を保ちながらできる投資方法といえます。

中期投資では業界・企業分析が肝心

中期投資の代表的な手法として、企業の本来の実力や価値に対して株価が割安な銘柄を狙うバリュー株投資があります。また、技術やビジネスモデルに着目して、将来の成長が見込める銘柄に投資をするグロース株投資も中期投資の手法の一つです。

バリュー株投資でもグロース株投資でも、一回の取引で大きな値上がり益が期待できる反面、まとまった資金が長期間拘束されるので、短期投資と比べて資金効率が落ちるというデメリットがあります。

資産形成を目的とする長期投資

長期投資では、じっくりと腰を落ち着けて運用するので、日々の値動きにこだわらない、余裕を持った投資ができます。保有期間も数か月から数年以上と長期にわたるので、値上がり益(キャピタルゲイン)だけではなく配当利益や株主優待といったインカムゲインの恩恵を受けることができます。

長期投資の中心はバリュー株投資・グロース株投資

保有期間が長くなるほど配当利益や株主優待の受け取り金額が加速度的に増えるのも、長期投資のメリットと言えます。

その反面、投資期間がもっとも長く高速される資金も大きくなるので、投資する銘柄を間違えると損失が大きくなるリスクがあります。長期投資では、慎重な銘柄選定が欠かせません。

まとめ

短期投資と中期投資、そして長期投資のポイントとメリット・デメリットを見てきましたが、いずれの投資方法も一長一短があります。

どの投資方法が最も向いているかは、個人の性質や置かれた環境などに影響されます。ただし、難易度という点で見れば短期・中期投資はタイミング、長期投資は銘柄選定が関門となるので、一通り試してみて肌に合うものを選んでください。

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