
どうして!?あなたが買った直後に株価が下がる理由とは
株式投資でよくあるのが、買った直後に値下がりというものです。買った直後に値下がりするのは、そもそも買ったタイミングを間違えていることがほとんど。タイミングを間違えたせいで、利益が少なくなってしまってはもったいないですよね。
今回は、損失を抱えないためにも重要な、株式を買うタイミングのよくある失敗例を見てみましょう。
この記事のもくじ
決算発表の直前に買っている
よくある失敗が、決算発表の直前に銘柄を買うことです。決算発表は企業の行く末を占う大事なイベントであり、個別銘柄に投資している投資家が注目しているので、決算発表や業績予想の内容によっては、一気に株価が下落することがあります。
ほとんどの企業の決算発表は3カ月(四半期)ごとなので、決算内容がどうなりそうかも考えた上で買うようにしましょう。
決算発表のニュースに気がついていない?
テレビや新聞などで大きく取り上げられたニュースは誰もが知っていますが、一般にはあまり知られていない情報には気づきにくいもの。そのため、悪いニュースや会社の発表などに気付かずに買付をしている可能性もあります。
株式を買う前には、ホームページに掲載されている投資家向け情報(IR)資料やニュースをチェックして、見逃している情報がないかを確認しておくようにしましょう。
いいニュースが必ず材料になるわけではない
好調な決算発表などのニュースが出たときに、「よい内容だ」と思って買ったにもかかわらず株価が下がる場合があります。これは、公表された決算の内容が期待していたほどではなかったと考える投資家が多いために起こる現象です。
他の投資家がどう行動するかを予想するのは簡単ではありません。予想できないのであれば、よいニュースに飛びつかず、他の投資家がどう動くか様子を見た上で買うべきかを考えるという手もあります。
みんなが買った後に買っても利益が出ない
とは言っても、「買いたい」と考える投資家の多くが買ってしまった後では、株価は上がにくくなってしまいます。自分が保有している銘柄を他の人が買いたいと考えるからこそ、株価が上がり利益を得ることができるからです。
ニュースを材料に取引するときには、他の投資家の様子を見るとしても、のんびりしているとせっかくのチャンスを逃してしまうことになります。買いの勢いがあるうちに注文を入れられる、すばやい判断が求められます。
逆張り投資では下がった理由に注意
株価が下がったところを買う逆張りを狙う取引でも、買った直後にさらに株価が下落してしまうことがよくあります。逆張りでは、どういった理由で株価が下がっているのかを慎重に判断する必要があります。多くの投資家が売り時だと判断した理由がすぐに解消されそうなのかどうかを判断した上で、買うべきかどうかを判断しましょう。
例えば、赤字転落が原因で株価が下がっているなら、特別損失などの一時的な赤字なら業績回復が期待できますが、営業損失などの恒常的な赤字なら翌期以降の業績回復が見込めるかもしれません。売り上げが減って営業損失になったのであれば、翌期以降の業績回復のためには何かしらの対策が必要です。対策がなければ、株価はさらに下落・低迷する可能性があります。
売り切った後でないと値上がりは鈍い
逆張りではもう一つ、一時的な下落になりそうであっても、売りたいと考える人が売り切った後でないと値上がりしない点に注意が必要です。一時的な下落だという判断が正しかったとしても、自分が買った後にもまだ売りたい人がたくさんいれば、さらに値下がりします。そうなると、せっかくのチャンスをものにすることができても、利益は小さくなってしまうでしょう。
勢いよく下げているタイミングでは、まだ下落しようとする売り圧力の方が強いはずです。一番安いところで買って最大の利益を目指そうとするのではなく、売り圧力がなくなって値上がりし始めたタイミングで買っても、充分な利益を狙うことができます。
まとめ
買った後に株価が下落してしまうパターンに共通しているのは、「しっかり調べたりせずに買ってしまっていること」です。
本当にこれから株価が上昇していきそうなのか、株価が下がってしまう要因はないのかといったことを、買う前に一歩立ち止まって考えるようにしましょう。それだけで、買った直後に株価が値下がりするリスクを小さくできるはずです。
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