
投資初心者が知っておくべきポートフォリオの作り方と注意点
株式投資では自身の投資方針や資産状況に応じて個別株や投資信託、上場投資信託(ETF)といった投資商品を決めますが、これらの商品を組み合わせたポートフォリオの構築は、安定運用のためにも欠かせません。
今回は、ポートフォリオの重要性とその決定方法、そしてポートフォリオを決めるときのポイントを詳しく見ていきましょう。
この記事のもくじ
最初にアセットアロケーションを決める
ポートフォリオの前に、どの資産クラスにどれだけ投資するかを決めるアセットアロケーションが重要です。
アセットアロケーションはリターンの九割を決めるとも言われるほど重要な要素であり、アセットアロケーションのあとにポートフォリオを決めるのが基本となるのです。
アセットアロケーションの決定には資産の把握が重要
アセットアロケーションの決定とポートフォリオの構成には、まず自分の資産状況をきちんと把握することです。
資産を殖やすための投資で資産を減らさないためには、自分が持っている資産の確認と、どれだけ投資に回せるかを把握しておくことは欠かせません。
ポートフォリオはリスク許容度に応じて決める
ポートフォリオの決定は、自分のリスク許容度を把握することからはじめます。
リスクを取ってリターンを狙うなら、株式や投資信託を多めに組み入れることで、短期間で多額の利益を得られる可能性があります。反対に安定運用を重視するなら、高格付けの社債や日本国債、預貯金に多めに配分することで安定運用が狙えます。
ポートフォリオを決定するときの注意点
ポートフォリオに個別銘柄を組み入れるなら、特定の銘柄に集中投資しないように注意しましょう。特に値動きの大きい銘柄は、リターンが期待できる反面、リスクも大きくなることに注意が必要です。
個別銘柄への投資を考えるなら、リターンよりもリスクをとりすぎていないかに注意しましょう。
個別銘柄よりも投資信託の活用を考えよう
ポートフォリオに株式を組み入れたくても、候補となる個別銘柄が投資に値するかわからなかったり、そもそも投資銘柄が選べないということがあります。個別株投資に迷うなら、株価指数(インデックス)に連動する投資信託(インデックスファンド)も候補になります。
投資信託なら自分で銘柄選びをする必要がなく、先にあげたインデックスファンドか、特定の業種やテーマに特化した投資信託(アクティブファンド)のどちらかから選ぶだけで十分です。
投資信託の銘柄選びのポイント
投資信託は数百から数千の個別銘柄に投資しているため、特定の構成銘柄の値動きに大きく影響されるリスクは限られています。投資信託の価格がほとんど変わりません。売買手数料もかかるので、わずかな値上がりであわてて売却すると、手数料負けするリスクがあります。
投資信託は短期売買のツールではなく、中長期の資産形成のためのアセットであることを理解した上で投資しましょう。
まとめ
これまで感覚で投資していた人ほど、アセットアロケーションやポートフォリオを決めることは簡単ではありません。しかし、将来のお金の使い道や、いつまでにいくら貯めれば良いか決めていくと、自然とアセットアロケーションやポートフォリオが決まってくるはずです。
自分の収支を見直して、最適なアセットアロケーションやポートフォリオを組めるような見直しは欠かせません。
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