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アウトパフォームってなに?相対評価を銘柄選びに活かそう

アウトパフォームってなに?相対評価を銘柄選びに活かそう

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★☆☆☆

初めての金融商品へ投資を検討する際、どのくらいのリターンを期待しますか?「銀行預金の金利より高いくらいでいい」「投資額の2倍くらいは増やしてみたい」など考えることは人それぞれ。投資をはじめる前に"リターンがどれくらいあるのか"がある程度分かれば、運用目標も立てやすくなります。

今回は、投資対象の相対的な評価に使える「アウトパフォーム」がどのようなものかを見てみましょう。

アウトパフォームとは?

「アウトパフォーム」とは、ベンチマーク(指標)よりも良いパフォーマンスを出している状態です。代表的なベンチマークには日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)があります。

アウトパフォームは該当銘柄の今までの値動きだけで上昇・下落を表す"絶対評価"ではなく、ベンチマークに対しての"相対評価"であり、ベンチマークを何パーセント上回るかで表示します。投資を検討している銘柄がいくつかある場合、各銘柄がどのくらいのパフォーマンスを出すのかが非常に分かりやすくなります。

アウトパフォームはこんな状態

前日に比べて日経平均株価が10パーセント上昇し、銘柄Aが15パーセント上昇していたとすると、この銘柄Aはアウトパフォームしている状態です。では、以下のような状態はどうでしょうか?それぞれ考えてみましょう。

  1. 日経平均株価が前日比10パーセント上昇し、銘柄Bも前日比5パーセント上昇していた
  2. 日経平均株価が前日比15パーセント下落し、銘柄Cが前日比10パーセント下落していた

1つ目は簡単ですね。銘柄Bは上昇していますが、日経平均の上昇率よりも低い状況です。この状態ではアウトパフォームとは呼びません。2つ目はどうでしょう?株価は下落していますが、ベンチマークよりもパフォーマンスが良い状態のため、この状態もアウトパフォームと呼びます。

あくまで"ベンチマークよりもパフォーマンスが良い状態"をアウトパフォームと呼ぶことを理解しておきましょう。

アウトパフォームの反対はアンダーパフォーム

アウトパフォームと反対に、悪いパフォーマンスの場合は「アンダーパフォーム」と呼ばれています。アンダーパフォームでは、ベンチマークを何パーセント下回っているかが表されます。アンダーパフォームでは収益が期待できないため、手を出すのを控えた方が良いというのが市場の見方です。

なお、ベンチマークと比較して同じような動きをする場合は「ニュートラル」といわれています。

アウトパフォームを投資に活かすには?

ベンチマークの動きとの違いをチェックすることでアウトパフォームを活かすことができますが、どの銘柄がアウトパフォーム状態なのかを自分で確認するのは簡単ではありません。アウトパフォーム、もしくは間近な銘柄は、証券会社や証券アナリストが随時公表しているので、その発表を参考にすると良いでしょう。

アウトパフォーム状態になるという情報は好材料であり、情報が発表された時点から株価が上昇する銘柄も少なくありません。情報公開から時間が経ってから株式を購入しても手遅れになる可能性が高いので、日頃から経済ニュース等をこまめにチェックしましょう。

アウトパフォームという情報だけで株を買ってもいい?

証券会社が発表する情報で、銘柄の人気・不人気が決まることがあります。もちろん、アウトパフォームであるという情報の場合も同様ですが、アウトパフォームの情報だけで買いに走るのは間違いです。

アウトパフォームはベンチマークとの相対評価です。ベンチマークになる日経平均株価や東証株価指数が動いているとしても、その理由は一部の銘柄によるものかもしれません。

購入を検討している株式に良い材料がない限り、安易に手を出すのは危険です。アウトパフォームは参考情報の一つとして考えるようにしましょう。

総合的に情報を判断して株を買おう

投資する銘柄を選定する際、アウトパフォーム・アンダーパフォーム・ニュートラルという情報はよく目にするはずです。そして、その情報だけで株価が動くこともありますが、長期的には必ずしもそうとは限りません。

株価は会社の業績や今後の見通しが良くなければ、上昇を続けていくのは難しいものです。アウトパフォームという目先の情報も大事ですが、地道な企業研究も忘れないようにしておきましょう。

まとめ

投資対象となる銘柄を探すためには、業界・業績研究と同様に銘柄のパフォーマンスを知ることが重要であり、アウトパフォーム・アンダーパフォームはその参考となります。

アウトパフォームという状態が何を指すのか分かれば、銘柄選びの参考になります。アウトパフォームは新聞や経済ニュースでも頻出の用語ですので必ず理解しておきましょう。

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