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ナンピン買いとは?株価下落に有効な株の買い方を知っておこう

ナンピン買いとは?株価下落に有効な株の買い方を知っておこう

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★★☆☆

持っている株の値段が下がったら、そのまま持って株価上昇を待つか、あきらめて損切りをすることが多いと思いますが、この他にその銘柄を買い増しして取得価格の引き下げる「ナンピン買い」があります。使いこなせればより大きな利益を期待できるナンピン買いですが、それだけ大きなリスクがある注文方法でもあります。

今回は、ナンピン買いのメリット・デメリットがどのようなものかを見てみましょう。

取得価格を引き下げる「ナンピン買い」

ナンピン買いをすると、保有株式の1株当たりの取得価格を下げることができます。具体的にナンピン買いの例を挙げて説明していきましょう。

  1. ① 株価300円の株を100株買った
  2. ② 株価が200円に下がったのでもう100株買い増した

この例では、購入当初の株価と比較すると200円に下がった時点で1株当たり100円の損失がでていますが、値下がりした時点でナンピン買いしたことで、取得単価は250円になり、損失は1株当たり50円と見ることができます。

株価株数購入額平均取得単価
300円100株30,000円300円
200円100株20,000円200円
合計-200株50,000円250円

保有株数は200株に増えますが、平均取得株価を下げることにより損失を軽減することができるのです。

ナンピン買いには下落リスクを抑える効果もある

ナンピン買いには下落に備えられるというメリットもあります。先ほどの例で、株価が上昇せず150円まで下落してしまったらどうなるでしょう。

  • 取得株価300円のままの場合 → 損失150円
  • 取得株価250円にした場合 → 損失100円

このように、損失金額が抑えられていることがわかります。ナンピン買いは保有株式の下落リスクにも対応することができるのです。

ナンピン買いが有効なのはこんな時

ナンピン買いが効果を発揮するのは、株価が一時的に下落している時です。市場全体の傾向につられて株価は下落しているものの、企業業績が良く長期的な値上がりを期待できるときに有効です。

今回の例では、仮に株価が250円以上まで戻ると損失は無くなり、さらに株価が上昇すれば、より大きな利益を得られます。

ナンピン買いで注意することとは?

株価が必ず戻るとは限りません。株価が戻らなければそのまま塩漬けになる可能性もあるので、下落の度に買い増しをするのは効果的ではありません。また、ナンピン買いをするタイミングも重要です。株価はこれ以上下がらないだろうと思ったときほど下がるもの。普段以上に慎重な取引が必要となります。

また、買い増しには資金がかかります。1銘柄だけに集中投資をすると、市場が好調でも保有銘柄だけが下落しているような状況になることも考えられます。株の格言に「下手なナンピン、スカンピン」というものがあります。ナンピン買いを失敗するとスカンピン(貧乏)になる様を読んだ格言です。

ナンピン買いは損失を抑えるために有効な手段ですが、上記のように注意すべき点があることをよく理解しておきましょう。

ナンピン買いは余裕を持って計画的にする

ナンピン買いはハイリスク・ハイリターンになりがちな手法であり、余裕を持って計画的に取り組む必要があります。

いくら資金が潤沢にあっても株価が下がるたびに買い増しをしていけば、保有株数は膨れ上がります。これは投資をする上で大きなリスクになります。1.株価の下落が一時的なものか見極めること、2.ナンピン買いするなら何回までするか、という2点は必ず決めておきましょう。

また、損切り(ロスカット)のタイミングも事前に決めておきたいポイント。いつか上がるはずだと保有していても下がり続けることがあるため、○○円まで下がったら必ず売却する、と決めておくことが大切です。

売り時を探るために相場に張り付くよりも、損切りして新たな株に切り替えたほうが良いこともあるのです。

まとめ

ナンピン買いは平均取得価格を下げることができるため、株価下落時の対応法として有効な手段です。株価上昇により利益を得る可能性も出てきます。

しかし、タイミングを間違えると大きな損失を抱えることにもつながります。使いどころや損切りのタイミングに注意して利用しましょう。

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