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よく聞く「時価総額」とは何なのか?企業規模や信頼度を株式投資に活かす

よく聞く「時価総額」とは何なのか?企業規模や信頼度を株式投資に活かす

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★☆☆☆☆

テレビなどで企業のニュースが取り上げられる時に、「時価総額」という言葉が出ることがあります。企業規模を表す時にも使われますが、株の世界でもよく出てくる言葉です。

株式投資と時価総額の関係とは一体どのようなものなのでしょうか。そして、私たち一般投資家の株式投資にも活かすことができるのでしょうか。時価総額について掘り下げて見ていきましょう。

時価総額から何が分かるのか?

時価総額は以下の計算で算出できます。

時価総額 = 株価 × 発行済み株式総数

日本には多くの上場企業がありますが、2017年12月時点での時価総額ベスト5の企業は「トヨタ自動車(7203)」「NTT(9432)」「三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)」「NTTドコモ(9437)」「ソフトバンクグループ(9984)」です。

誰もが聞いたことがあり、巨大規模ともいえる企業がズラリと並んでいることがお分かりいただけるでしょう。このように時価総額が大きいということは、それだけ企業規模も大きいということなのです。

時価総額が大きいと何が有利なのか?

では、時価総額が大きいことで、企業側に有利なことはあるのでしょうか。一番のメリットは「企業買収されにくくなる」点です。買収する側もあまりにも買収価格が高くなると手を出しにくくなるのです。

また、時価総額の高さは信用にも繋がります。投資(出資)する株主も安心するため、より資金が集めやすいという利点もあります。資金が集めやすいということは、株式投資する人も多いということですので、株式の流動性が高まることを期待する投資家もいるようです。

時価総額が大きい企業に投資した方がいい理由

時価総額が大きいと株式の流動性が高まるという期待が持てますが、それ以外にも投資した方がいい理由があります。

時価総額が大きい企業は倒産リスクも少ないはずです。そのため、株式投資の初心者にはうってつけの投資先になります。企業研究の仕方が分からない、チャートの読み方もあまり覚えていないという時点で投資を始めるならば、時価総額が大きく、信頼度も高い企業の株式を買ってみるのがいいでしょう。さらに流動性もあるため、もし株価が下落して損切りをしたくなったとしても、すぐに売却できる可能性も高くなります。

そして、時価総額を見るならば、以前と比べてどう変動しているかも確認しておいてください。時価総額が伸びている企業は「株価が上昇している」「総株式数が増えている」企業です。将来・成長が期待できる企業と見て間違いないでしょう。安心感もあり、成長もしている企業ならば、投資に値するのではないでしょうか。

時価総額が大きいことのデメリットはある?

時価総額が大きいということはいいことばかりのように述べましたが、デメリットはあるのかも確認しておきましょう。

よく挙げられるデメリットは、値動きの鈍さです。流動性が高く、思った時にすぐに売買できるのはいいのですが、時価総額が大きいということは総発行株式数が非常に多いことでもあります。個人投資家たちのちょっとした売買では値動きがほとんどない場合もあることを覚えておきましょう。

また、企業によっては、目先の時価総額を増やすために長期的な目線での会社経営ではなく、短期で株価を上げることを目標にしているところがあります。派手な話題で注目を集め、株式を買ってもらうよう仕向ける企業もありますので、注意しておきましょう。

投資をする時は、継続して伸びている企業なのかを確認してください。さらに経営計画等が発表されているのならば、必ず目を通しておくようにしましょう。

時価総額が小さい企業の株式は買ってもいい?

時価総額が大きい企業についてはお分かりいただけたかと思いますが、反対に、時価総額が小さい企業の株式への投資はどうなのでしょうか。

時価総額が小さい企業は、株価も低い傾向があるので少ない資金で株式を買いたいという場合には最適の投資先です。流動性が低く、取引量も少ないため、機関投資家の資金が入ってくることもほとんどありません。つまり、個人投資家の売買のみで株価が大きく変動することが期待できます。短期的な売買を繰り返したいと考えるならピッタリの投資先です。

時価総額が小さい株式で気を付けないといけないこと

時価総額が小さい株式は値動きの大きさが魅力ですが、注意すべき点もあります。それは、時価総額が大きい株式に比べてどうしても信用度が低くなってしまうことです。加えて、流動性が低いことも弱点です。売買したいタイミングで取引が成立しない場合もあります。

特に短期売買をしたい人は、毎日の株価とあわせてどの程度の取引が成立しているのかも見ておいた方がいいでしょう。

まとめ

時価総額は企業規模や信用度を見る上でとても大切なもの。ただ、投資先選定という目線でのみ見る場合は、時価総額の大小どちらかが絶対に良いとは決まっていません。

少々金額が高くても時価総額が大きい株を買うか、流動性に疑問はあっても値動きが良い時価総額が小さい株を買うかは人それぞれです。自分が何を優先するか決めてから投資すると良いでしょう。

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