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レバレッジ型ETF、インバース型ETFとは?短期で決める投資信託

レバレッジ型ETF、インバース型ETFとは?短期で決める投資信託

たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★★★☆

投資信託の中には上場投資信託(ETF)といわれるものがあります。日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に連動するインデックスファンドの中でも証券取引所に上場しているのが特徴です。

指数に連動するものが主流のETFですが、中には特殊な値動きをする「レバレッジ型ETF」と「インバース型ETF」という商品があるのをご存じでしょうか。

今回はレバレッジ型ETF・インバース型ETFの特徴をご紹介します。

株価が上昇する!と思ったらレバレッジ型ETFを選択

レバレッジ型ETFは、「毎日の値動き(騰落率)の一定の倍率での値動きになる」ように設計されているETFであり、ETFでは全て2倍に限定されています(2019年1月時点)。投資信託では3倍以上の倍率に設計されているものもあります。指数値の算出方法は以下のようになります。

前日の株価指数×(1+2倍×株価指数の前日比変動率)

株価指数の部分は日経平均株価か東証株価指数(TOPIX)のどちらかであり、取引価格はリアルタイム(15秒に1回)で算出・公表されます。

レバレッジ型ETFのメリットですが、何といっても値動きの大きさでしょう。株価指数がほんの少しの値動きの日であっても、レバレッジ(てこ)があるため2倍の値動きをします。

レバレッジ型ETFは、株価が上昇すると予想する時に投資をすることで、「インデックスファンド」や株価指数に連動するETFよりも大きな値上がり益を期待できる商品です。

レバレッジ型ETFに投資する際に注意することとは

少しの株価指数の上昇で大きく利益が狙えるレバレッジ型ETFですが、株価指数が下がった時は損失も2倍になるリスクがあります。インデックスファンドに投資している時には耐えられる程度の損失でも、レバレッジ型ETFでは無視できない損失になるリスクがあります。

また、「毎日の騰落率の2倍」の値動きになるように設計されていますが、前日の指数値を元に計算をされるので、数日間株価指数が下落すると、レバレッジ型ETFの取引価格は前日比で2倍ずつ下落します。その後株価指数が回復しても、2倍ずつ下落しているETFの指数値はどうしても戻りが遅くなる傾向にあります。

株価が下がると得をする?インバース型ETFとは

レバレッジ型ETFとは反対に「株価指数が下がったら利益が出る」インバース型ETFもあります。インバース型ETFは「毎日の値動きのマイナス◯倍の値動き」をします。インバース型なら1倍、ダブルインバース型は2倍です。指数値の算出方法は以下の通りです。

前日の指数値×(1‐1倍or2倍)×株価指数の前日比変動率)

対象となる株価指数の部分が日経平均株価か東証株価指数(TOPIX)であるのはレバレッジ型ETFと同じです。

インバース型ETFのメリットとデメリットについて

インバース型ETFの利点は、株価全体が下がる局面でも利益を出すことができる点でしょう。現物株や投資信託を保有していると、株価の下落を気にする必要がありますが、インバース型ETFも一緒に保有しておけば、株価が上昇しても下落しても利益を出せるのです。

また、信用取引に興味がある人にもインバース型ETFはおすすめです。信用取引では株価が下がったら利益が出る「空売り」ができますが、専用口座の開設が必要です。開設のためには審査もあります。しかし、インバース型ETFは専用口座も必要ありませんので、すぐにでも取引が始められます。

デメリットは、損失が出るとインデックスファンドよりも損失が大きくなるところです。特にダブルインバース型ETFに投資するときには損失額も2倍になることに注意が必要です。

また、レバレッジ型ETFと同様に前日の指数値を元に計算するため、元指数に比べると取引価格の回復が遅くなる傾向があります。

レバレッジ型・インバース型ETFに最適な投資方法とは?

レバレッジ型・インバース型ETFに投資するならば、どのような方法がベストなのかを考えてみましょう。

まず、インデックス投資でメジャーな「長期保有」「積立投資」はあまり効果的ではありません。レバレッジ型・インバース型のどちらもどうしても値動きが激しいため、長期保有の値動きの大きさはデメリットとなります。また、毎月決まった額を購入する「継続投資」も取引価格の値動きの大きさから向いていません。

レバレッジ型・インバース型ETFへの投資では、値動きに合わせて売買していく「短期保有」が基本となります。

レバレッジ型・インバース型ETFはどこで探す?

レバレッジ型・インバース型ETFは証券取引所に上場しているので、証券会社を通じて売買することになります。各商品については証券会社サイトで探すこともできますが、一覧にしてまとめているのが東京証券取引所(東証)が開設している東証マネ部です。

東証マネ部では各商品の特徴だけでなく、投資判断に欠かせないさまざまな情報をひと目で見ることができます。投資対象をじっくり選びたいと考えている人にはぜひおすすめしたいサイトです。

まとめ

レバレッジ型・インバース型ETFは値動きの大きさから頻繁に売買することに適した短期売買型のETFです。

しかし、値動きの大きさそのものがリスクとなることも忘れてはいけないポイントです。値動きの安定しているインデックスファンドやETFと組み合わせ(ポートフォリオ)による運用を念頭に置くようにしましょう。

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