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IRとは?企業が直接発信する情報を投資に有効活用しよう

IRとは?企業が直接発信する情報を投資に有効活用しよう

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たじりひろこ
たじりひろこ
記事の難易度:★★☆☆☆

投資する企業を決めるとき、何を参考にしますか?CNや口コミ、投資専門雑誌の情報など、探せばいろいろとあります。では、企業が発信している情報はどれだけ信用できるのでしょうか?

今回は、企業による広報活動「IR」と、IRを投資に有効活用する方法を見てみましょう。

企業の投資家向け広報「インベスター・リレーションズ(IR)」

インベスター・リレーションズ(IR)とは、企業が投資家に向けて経営や財務などの状況、業績に関する情報を発信する活動であり、財務状況や経営状態、新製品・サービス発表や株主構成といった、投資判断に欠かせないさまざまな情報が提供されます。

企業は商品・サービスの宣伝のためにマスメディアにコマーシャル(CM)を出稿しています。商品購入の参考ならコマーシャルで構いませんが、株式投資ではIRを参考にするべきでしょう。IRは就職活動の参考に使う学生も増えるなど、比較的信頼度が高い資料として注目を集めています。

IRはいつどこで見られる?

オンラインでの情報開示もIRの一部であるため、IRは各企業サイトで常時確認できます。多くの上場企業のサイトではIRのコーナーを設けているはずです。そちらに決算報告もされているので投資前のチェックは欠かせません。

また、経営陣の変更や株主構成の変更などもIR情報に掲載されます。企業自らが出している情報であるため正確なものです。テレビなどで経営に関する大きなニュースを見た場合は、必ず企業サイトのIRもチェックするようにしましょう。

新たな投資先の発掘に有効?IRイベント

投資先を決めるにはIRの確認が欠かせませんが、各企業を逐一チェックするのは手間がかかります。ある程度絞り込んでいるのならともかく、手がかりがない状態から企業を見つけるのも大変です。そのような時は投資家に向けた企業説明会である「IRイベント」に参加するのが効果的です。

IRイベントでは企業の経営陣やIR担当者の話を直接聞くことができるので、財務や新商品情報はもちろん、投資家に対する姿勢や企業努力などをチェックするチャンス。IRイベントでは自分の力だけでは探せなかった投資先を見つけることもできるでしょう。

IRの一環として工場見学を活用する

IRイベントは情報収集に有効な手段ですが、頻繁に開催されているわけではなく、自分が行きたい時に行けるとも限りません。それでも企業情報を収集したい時はどうすればいいのでしょうか。メーカーに限った手段にはなりますが、「工場見学」を利用することをおすすめします。

工場見学もIRの一環ですが、最近はブームもあり、工場見学を実施している企業も少なくありません。見学では社員から直接話を聞くことができますし、企業の活気や雰囲気も伝わりやすいはずです。

IRに力を入れる企業は増えてきている

IRイベントや工場見学など、最近はIRに力を入れる企業が増えてきた印象があり、企業側も投資家に選ばれることに力を入れていることが分かります。

企業が積極的に情報を開示しているため、投資家側にとっては非常にいい時代だとも言えます。IRを活用しない手はないでしょう。

投資家側から積極的に情報収集する時代

イベントや見学に行かない人でも、投資を考えているなら積極的にIRを利用したいところ。決算発表があったら必ず企業サイトのチェックを忘れないようにしておきましょう。

企業によってはIRに関して電話・電子メールでの問い合わせ窓口を設けている場合があります。自分が保有している、もしくは投資を考えている銘柄のことで疑問点があれば問い合わせ窓口で解決しておくようにしましょう。

まとめ

投資家が投資先企業の決算情報、株主情報を確認するのは当然のことです。口コミや誰が言ったのか分からない話よりは信頼できる情報が得られるはずです。

誤った情報やあやふやな話に惑わされずに投資をするためにも、企業が直接発信するIRを有効活用することを考えましょう。

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