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機関投資家とは?株式市場を動かす大口投資家の動向を知っておこう!

機関投資家とは?株式市場を動かす大口投資家の動向を知っておこう!

株の教科書.com編集部
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記事の難易度:★★☆☆☆

機関投資家とは、金融機関や政府機関等の大口投資家のことです。株式関連のニュースではこの機関投資家の動きを報じていますが、株式市場とどう関係があるのでしょうか。

機関投資家の動きは株価にどう影響を及ぼすのか、またどのような銘柄を好んで売買しているのかも気になります。今回は機関投資家の株取引について見ていきましょう。

機関投資家とは?

機関投資家は保険会社や金融機関などの大量の資金を使って、株式や債券に投資する大口投資家のことです。個人の投資家を指すのではなく、機関つまり法人投資家のことを指します。主な法人は銀行・証券会社・保険会社等の金融機関、政府機関などです。また、意外なところでは「年金機構」も機関投資家です。

投資家というと、個人のようなイメージがある人もいるかもしれません。しかし、東京証券取引所の株式の8割超は機関投資家が保有しています。さらに、その中で外国人機関投資家の保有割合は3割ほどです。ヘッジファンド等で日本の株式・債券を利用しています。現在、外国人機関投資家の売買は市場全体の6割ほどを占めており、株価や債券価格を動かす原動力にもなっているのです。

ここまで見て分かる通り、個人投資家の割合は2割もありません。機関投資家の動きが市場に大きな影響力があることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

機関投資家の運用資金はどこから来ている?

さて、機関投資家が運用するお金はどこから来ているのでしょうか。それは、顧客から預かった資産です。

私たちが銀行に預けたお金も運用されています。また、生命保険・損害保険も同様です。保険料として支払っているお金も証券市場で運用されています。年金も運用されているのはよく報道されているためご存知のことでしょう。

集めた資金を運用し、顧客に還元している

保険会社は機関投資家として保険料を運用し、契約者の払戻金や保険金の準備を行っているのです。年金の場合も、集めた年金保険料の内から一定額を運用し、還元しています。

銀行に預けたお金も、支払った保険料もそのままプールされているわけではありません。年金機構も保険会社も、お金を預かって増やし、顧客に還元するという仕組みを取っています。「元本プラスα」で返すために運用しているのです。

(※正式には預金・保険料等は株式・債券等の有価証券以外でも運用しています。今回は分かりやすくするため、あえてこのように表現しています。)

損が許されない機関投資家の運用

機関投資家が大量の資金を証券市場で運用していることは説明しましたが、個人の投資家の投資とはどう違うのでしょうか。単に金額の違いだけなのでしょうか。

よく言われる機関投資家の特徴は「損失を出さない運用」です。機関投資家は多くの人から集めた資金を運用しているため、その資金は預金や保険、年金など将来必ず顧客に返さないといけないものです。そのため、損をすることが許されません。

さらに、投資信託の資金も証券市場で運用されています。特に投資信託は損をしないだけでなく、より多くの利益を出すことを求められます。運用する投資信託会社は利益を出すために積極的に運用するという特徴もあります。

株価に大きな影響を及ぼす機関投資家の動き

機関投資家のように多額の資金を動かす存在が投資をすると市場はどうなるでしょう?機関投資家が投資を行うと、ある数値に機関投資家が株式の売買を行ったことがはっきり現れます。その数値とは「出来高」です。

機関投資家が動くと一気に出来高が増えます。出来高が増えたら機関投資家が動いている可能性も考えておきましょう。

また、機関投資家の運用には「細かく売買を繰り返さない」という特徴があることを覚えておいてください。(※ヘッジファンド等、一部例外もあります。)

絶対に損を出してはいけない資産ですので、十分に調査を重ねた上で売買をします。個人のデイトレーダーのように毎日売買を繰り返すことはほとんどありません。

機関投資家の投資方法を観察しよう

機関投資家が投資する銘柄にはパターンがあります。発行株数が大きい「大型株」だということです。

なぜ株数が多い銘柄に投資するのでしょうか。それは売買が成立しやすいためです。もし発行株数が比較的少ない「中型株」「小型株」に投資すると、売買したい時に取引が成立しない可能性もあります。

機関投資家にとって売買が成立するかどうかは死活問題です。タイミングを逃して大損することは許されず、資金が足りない状況を作ってもいけません。そのため、取引が成立しやすい銘柄を売買するのです。

機関投資家の売買を自分の投資にも生かそう!

機関投資家の売買を個人投資家にも生かす方法ですが、経済ニュースで機関投資家がどの銘柄を買っているかをチェックしてみてください。

投資の専門家である機関投資家が厳選して売買している銘柄は、株価が上昇する可能性が高い銘柄とも言えるでしょう。株式投資の初心者は機関投資家が売買する大型株から投資を始めてみるのもいいかもしれません。

経済ニュースはあまりチェックしないけど機関投資家の動きを知りたいという人は、投資信託を見てみるのもいいでしょう。ただし、機関投資家の動きという視点では株価指数に連動した「インデックスファンド」はあまり参考になりません。

「成長株ファンド」などテーマ性がある投資信託に入っている銘柄は今後上昇すると専門家が考えているものです。値動きなどを見て投資を検討してみましょう。

反対に機関投資家が手放す銘柄にも注意してください。悪い材料が出ている場合がありますので、業績・ニュースを確認しましょう。

まとめ

機関投資家の動きで株価が大きく動くこともあります。毎日株価チェックをする中で「どうして株価が上がった(下がった)のか分からない時は機関投資家の売買状況も確認してみてください。

また、何に投資していいのか分からないという場合も機関投資家の動きを追ってみることをおすすめします。

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