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ハーディング現象とは?投資初心者がハマりやすい心理現象を回避しよう

ハーディング現象とは?投資初心者がハマりやすい心理現象を回避しよう

徳田陽太
徳田陽太
記事の難易度:★★☆☆☆

ビットコイン相場の上昇により大多数の人が仮想通貨に参入して、週刊誌や投資専門誌も買いあおりしています。これを見て、あなたにはどのような心理が働きましたか?まだ投資をしていない人なら、早く仮想通貨をはじめなければならない!という心理を抱くでしょう。

しかし、投資する根拠は何でしょう?みんなが投資しているから?今回は、投資家心理をもとにした行動経済学の考え方の一つである、「ハーディング現象」について、詳しく見てみましょう。

ハーディング現象とは?

ビットコインのような仮想通貨、基準価額が上がっているファンドや、マーケットを席巻する話題のテーマ株など、景気の良い話を聞くと大多数の人と同じ銘柄に手を出したくなります。

これは、行動心理学でいう群衆と同じ動きをすることで安心感を得る「ハーディング現象」と呼ばれる現象です。用語だけ聞くと耳なじみが無く感じると思いますが、誰もが感じたことがある現象なのです。

根拠がない投資は急落の餌食

ある材料がポジティブに判断されれば、銘柄に買いが集まります。このときはポジティブな材料が株価が上昇した根拠になります。しかし、買いが一巡しても「上昇銘柄を買いたい」という心理により買われ続け、さらに上昇することも珍しくありません。

このような株価上昇には根拠がないため、急落リスクは小さくありません。このように、ハーディング現象により人気の集まった銘柄の買い付けは、思わぬ急落の餌食になることがあるのです。

バブル相場はハーディング現象の典型例

ハーディング現象の典型例は、バブル相場です。値上がりする明確な根拠がないにも関わらず「市場参加者が多い」と言う理由で新たな市場参加者が増えて買い付けることで、日経平均は史上最高値を記録したのち、一気に下落して低迷しました。このような状況は、株価指標や材料だけでは説明がつきません。市場の動向を客観視して、上昇局面こそ冷静な投資判断が必要になるのです。

騰落レシオ等の過熱感を表す指標を参考にするのも、急落リスクを回避するひとつの手段でしょう。行き過ぎた上昇相場には、急落のリスクが潜んでいるのです。

サブプライムローンもハーディング現象の一例

世界金融危機の原因となった2008年のリーマンショックを招いたサブプライムローンを取り巻く環境下でも、ハーディング現象が見られました。

2000年頃から住宅価格の上昇につれてローン利用者が増え、2007年頃には住宅市場全体の15%を占めるまで拡大していった住宅バブルは、まさにハーディング現象と言えます。サブプライム層に貸し付けた住宅ローンを証券化した不動産担保証券(MBS)をはじめとする金融派生商品(デリバティブ)も頻繁に売買され、このような証券を取り巻く環境もハーディング現象に近いものがありました。

市場の動きは必ずしも正しいとは言えません。自身の投資行動を第三者的な視点で見ることが重要です。

マーケットは投資家心理で動く?

マーケットの動きは投資家心理に大きく左右されます。行動経済学は株式投資でも非常に重要です。

マーケットはときとして相場の材料を度外視して、思いもよらぬ値動きを見せることがあります。その動きが非合理的であると判断しても、そのトレンドに同調することで短期的に利益を狙うことができます。株式投資で利益を上げるには、群集心理に基づく投資判断も求められるのです。

ハーディング現象の対策は?

投資家心理を分析することは簡単ではなく、流されやすい性格にはあまり向いていません。このような人には投資信託などを毎月一定額を買い付ける積立投資がおすすめです。

一定期間一定額を買い付けることで、意図しなくても必然的にハーディング現象の対策になっているのです。また、投資初心者にとっても比較的リスクの少ない投資手法で、損失リスクも軽減することが出来ます。

自分でハーディング現象を避ける手法をシステム化することも、下値不安を軽減する有効手段です。

まとめ

投資に関する知識の多さは、少なからず投資の成果に関わります。事象や用語の意味を知っているほど、しかるべきときに対策をとりやすくなります。ハーディング現象もその一つです。

この用語を知っているか否かではマーケットとの向き合い方も変わってきます。新たな知識として押さえておきましょう。

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